【トピックス】大谷翔平熱望のMLBワールドシリーズへ! 今季注目を集めた試合とは?2024/10/18
今回のトピックス
大谷フィーバーの軌跡── MLB2024・リアルタイム視聴ベスト20
2024年、テレビで最も安定した人気を得たコンテンツは何だったかと問われれば、答えは「MLB中継=大谷翔平」ということになるだろう。野球好き、スポーツ好きの枠をはるかに超え、老若男女あらゆる層を巻き込んだ大ブームである。
ここまで大きな人気になったのは、やはりドジャースに移籍したのが大きいようだ。今シーズンは開幕前から結婚報道や通訳問題などプレー以外でも話題が多かったが、なんといっても残した結果がすさまじい。今年は二刀流ではなく打者に専念し、打者部門のMLB日本人記録を次々に更新。メジャー新となる54本塁打&59盗塁も記録。本塁打と打点の2冠も獲得し、さらに自身初の地区優勝も達成した。移籍1年目でこれだけの結果を残すとは、誰も予想できなかったろう。
ということで、ここでは10月12日「ナ・リーグ地区シリーズ第5戦」までの今年放送されたMLB中継全試合から、リアルタイム視聴のベスト20を見ていこう。
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■MLB放送 リアルタイム視聴ランキング ベスト20
順位 | 番組タイトル | 放送局 | ポイント (%) |
---|---|---|---|
1 | MLBソウルシリーズ2024 開幕戦「ドジャース×パドレス」(3/20 19:41~) | NHK総合 | 100.0 |
2 | MLB2024 ナ・リーグ地区シリーズ第5戦「パドレス×ドジャース」ダル・山本先発(10/12 9:00~) | NHK総合 | 68.5 |
3 | MLBソウルシリーズ2024 第2戦「ドジャース×パドレス」(3/21) | テレビ朝日 | 68.3 |
4 | MLBソウルシリーズ2024 開幕戦「ドジャース×パドレス」(3/20 18:44~) | NHK総合(サブ) | 48.4 |
5 | MLBソウルシリーズ2024 エキシビションゲーム「ドジャース×韓国代表」(3/18) | テレビ朝日 | 46.7 |
6 | MLB2024 ナ・リーグ地区シリーズ 第1戦「パドレス×ドジャース」(10/6 10:05~) | NHK総合 | 44.6 |
7 | MLBソウルシリーズ2024 開幕戦「ドジャース×パドレス」(3/20 18:05~) | NHK総合 | 42.2 |
8 | MLB2024 ナ・リーグ地区シリーズ第1戦「パドレス×ドジャース」(10/6 13:05~) | NHK総合 | 41.9 |
9 | MLB2024 ナ・リーグ地区シリーズ第1戦「パドレス×ドジャース」(10/6 11:53~) | NHK総合(サブ) | 40.7 |
10 | MLBオールスターゲーム2024(7/17 9:00~) | NHK総合 | 28.5 |
11 | MLBソウルシリーズ2024 エキシビションゲーム「ドジャース×韓国キウム・ヒーローズ」(3/17) | テレビ朝日 | 27.7 |
12 | MLB2024 ナ・リーグ地区シリーズ第5戦「パドレス×ドジャース」ダル・山本先発(10/12 11:53~) | NHK総合(サブ) | 23.4 |
13 | MLB2024「ブレーブス×ドジャース」第1戦(5/4 12:15~) | NHK総合 | 21.8 |
14 | MLB2024「ドジャース×ロッキーズ」第2戦・山本由伸先発(9/29 9:30~) | NHK BS | 19.8 |
15 | MLB2024「ドジャース×ロッキーズ」第1戦(9/28 9:30~) | NHK BS | 19.8 |
16 | MLB2024 ナ・リーグ地区シリーズ第4戦「ドジャース×パドレス」(10/10 9:55~) | NHK BS | 19.6 |
17 | MLB2024「ドジャース×マーリンズ」第3戦(9/20 7:14~) | NHK BS(サブ) | 18.4 |
18 | MLB2024 ナ・リーグ地区シリーズ第2戦「パドレス×ドジャース」ダル・山本先発(10/7 9:00~) | NHK BS | 18.4 |
19 | MLB2024 ナ・リーグ地区シリーズ第3戦「ドジャース×パドレス」(10/9) | NHK BS | 18.3 |
20 | MLB2024「ドジャース×ダイヤモンドバックス」第2戦(9/1 9:30~) | NHK BS | 18.2 |
年間通して(ドジャース戦を中心とした)MLB中継は基本NHK BSで行われていて、地上波で放送される機会は限られているのだが、地上波放送の注目度はやはり高く、上位には地上波での中継が並んでいる。
2位に大差をつけた第1位は韓国で行われ、日本でもゴールデンタイムの放送となった3月20日の開幕戦「ドジャース×パドレス」(4位と7位も同じ試合である)。2位が10月12日の地区シリーズ第5戦「パドレス×ドジャース」(12位も同試合)。奇しくも同じカードであり、両試合ともパドレスの先発はダルビッシュ有投手で、大谷選手との対決があり、両試合とも勝ったのはドジャースだった。
3位は山本由伸投手が先発した「ドジャース×パドレス」の開幕第2戦。5位は、開幕前のエキシビジョン「ドジャース×韓国代表」。6、8、9位は、10月6日の「ドジャース×パドレス」地区シリーズ第1戦。10位が、大谷選手が球宴で初HRを放ったオールスターゲームである。
こうしてみると上位は、なにより試合自体が注目される試合だったし、同時に大谷選手だけでなくダルビッシュ投手や山本投手など多くの日本人選手の活躍が人気を支えていたことが分かる。とはいえ、その中心にいるのが“大谷翔平”であったことは言うまでもない。シーズン終盤「50-50」への期待の重圧をものともせず、連日記録を更新していくさまは、まさにアニメのヒーローのようだった。試合中継だけでなく、報道情報番組などでもどれだけ大谷選手の活躍が放送されたろうか。ただでさえ暗いニュースが多い中、まさに唯一無二の明るさで日本を照らしてくれていた。
ドジャースは、10月18日現在もナショナルリーグのチャンピオンシップシリーズを戦っている。このまま勝ち進んでいけば、さらに大きな夢が見えてくる。そんなに何もかもが今年1年で成就してしまうのももったいないような気がするけれど…。
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文/武内朗(たけうちあきら)
TVアナリスト。東京ニュース通信社にて「TVガイド」「TV Bros.」編集長ほかを歴任。TVガイドアーカイブチーム代表。好きな言葉は博覧強記。3大フェイバリットコンテンツは、ビートルズ・ナイアガラ・魔法少女まどか☆マギカ。
【ランキングデータについて】
ランキングデータは、関東138万台を超えるREGZAの視聴データを基に、テレビの利用状況(家族での視聴や個人で視聴しているかなど)やユーザーの性別・年齢などの属性に、政府統計による世代別人口やテレビ保有率を加味した番組ごとの「推計視聴人数」を算出し、TVガイドWebが独自にランキング化したものです。
※各ランキングデータは、地上波放送とBS放送を合わせて集計したものです。
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出典元:TVS REGZA株式会社 テレビ視聴データ“TimeOn Analytics”
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