東京オリンピックの競技を解説【3×3 バスケットボール】スピーディーな展開を制し、初代金メダルに輝くのは?2021/07/13
今大会から正式採用された新種目で、スリー・エックス・スリーと読む、3×3 バスケットボール。3人(交代要員を含め4人)でチームを組み、縦11m、横15mと、通常の5人制バスケットボールの約半分の広さのコートで対戦し、勝敗を争う。ストリートバスケの3対3形式を、2007年にFIBA(国際バスケットボール連盟)が世界統一ルールを制定して競技化したものであり、当時はスリー・バイ・スリーと呼ばれていた。
その後、2012年から国別世界選手権(現在のFIBA 3×3ワールドカップ)、各国を転戦しながらクラブチーム世界一を争うFIBA 3×3ワールドツアーなどが始まり、2014年に世界規模のプロリーグも設立。現在では世界大会に182の国と地域が出場し、競技人口は43万人を超える人気スポーツに成長した。
選手と観客の距離が近く迫力あるプレーを間近で見られるうえ、MCや音楽で試合を盛り上げる演出も人気を後押ししている。東京オリンピックで正式種目として実施されることが決まったのが2017年。それを機に、日本バスケットボール協会(JBA)が国内での呼称を現在のものに決めた。
コイントスで最初の攻撃と守備を決めて試合開始。5人制の3ポイントラインである「アーク」の内側からのショットとフリースローはともに1点で、外側からのショットは2点。試合時間は10分間・1ピリオドが原則だが、どちらかのチームが21点を挙げた時点で終了する。10分が終了して同点の場合はオーバータイムを行い、先に2点取ったチームが勝利する。
両チームが同一のゴールにシュートするため、2ポイントラインの内側でボールを取ったチームは、一旦2ポイントラインの外側にボールを出してから攻撃をしなければならない。また、攻撃側はボールを保持してから12秒以内にシュートを打たなければならない。5人制が24秒だから、ちょうど半分だ。必然的に、5人制以上にスピーディーに試合が展開される。監督やコーチがコートサイドにいないのも特徴で、選手には状況を正確に分析する能力、作戦を考えて実行する能力が求められる。
男女とも8チームが出場。まず総当たり当たりの予選リーグを行い、1、2位が直接準決勝に進み、3~6位が準々決勝を争う。男子の金メダル候補に挙げられているのはセルビア。これまでのワールドカップ6大会で優勝4回、準優勝1回と圧倒的な戦績を誇っている。早くから強化に取り組んできた成果だが、東京オリンピックはその集大成になりそう。一方の女子は、混戦模様。世界ランク上位のROC(ロシアオリンピック委員会)、中国などが抜け出すか。日本は男子が開催国枠で、女子がオリンピック予選を突破して出場権を獲得。厳しい戦いになりそうだが、まずはトーナメント進出に全力を注ぐ。
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