清原果耶が2021年春の朝ドラヒロインに!「おかえりモネ」で気象予報士として故郷の復興を目指す2020/05/28
18歳の女優・清原果耶が、2021年春にスタートするNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8:00)でヒロインを演じることが決定した。
本作は、宮城県気仙沼市で生まれ育ち、登米で青春を送ったヒロインの永浦百音(清原)が、東日本大震災で被災し、生き方を模索する中で天気予報の可能性に着目。気象予報士の資格を取って上京し、故郷にかつての活気を取り戻そうと“気象予報”という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、故郷に貢献する道を探る姿を描く希望の物語。
「透明なゆりかご」(NHK)、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-3rd season」(フジテレビ)、「きのう何食べた?」(テレビ東京ほか)などを手掛けてきた安達奈緒子氏脚本によるオリジナル作品で、タイトルにある「モネ」は、百音(ももね)の愛称からつけられた。
ヒロイン・百音を演じる清原は、15年の連続テレビ小説「あさが来た」のふゆ役で女優デビュー。18年の「透明なゆりかご」でドラマ初主演を果たし、同作は平成 30 年度文化庁芸術祭大賞をはじめ、数々の賞を受賞。真っすぐな存在感と演技力で今、注目の若手女優だ。
清原は「『私、10 分先の未来を予測したいです!』百音ちゃんのその言葉に、私は励まされました。あの時、ああすれば良かった?なんて考えてしまうことも少なくないような世の中で、力強く生きる彼女だからこそひらける空があるのではないかと思っています。気象予報士のお仕事を通して助けられる誰かを、大切な人を笑顔にしたい。そしてドラマを見てくださる皆さまそれぞれに芽生える朝が来ますよう今一度、作品作りの尊さとしっかり向き合いながらスタッフ、キャストの皆々さまと誠心誠意お届けしてまいります。『おかえりモネ』よろしくお願いいたします」と決意を述べる。
脚本の安達氏は「朝ですし、優しくて温かい物語を作りたいと思っています。けれど舞台となる土地は、優しさだけではどうすることもできない痛みを抱えていて、訪問者である私がそれを真に理解することはできません。他者の痛みは肉親でも友人でも恋人同士でも共有することはできない。そんな現実をつきつけられた時、『分からないから怖い』という言葉を聞きました。自分の理解を超える現象、数秒後に変わってしまう未来、怖いです。ですが人間は不器用ながら“分からないもの”とずっと向き合ってきて、その最たるものが“自然”だろうと考えた時、描くべき物語が見えたように思いました」と作品づくりのきっかけを明かす。
そして「気象予報はこの“自然”という完全掌握が不可能なものと向き合う仕事です。コツコツと観測を続けデータを蓄積し、考え、最後は自分の身体でも感じることで、不確実な自然との共存の道を探ります。誰かの痛みもそういうものではないかと考えました。分からないことは怖い、けれど『あなたを分かりたい』と思い、努力し続けてさえいれば、わたしたちは笑顔を交わし共に生きていけるのではないか…。若い主人公と、その存在に心(しん)の強さとしなやかさを感じる清原果耶さんに、願いを託します」とメッセージを寄せている。
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