舘ひろし、独立後初の連ドラ主演。石原裕次郎と名作を多数残した浅丘ルリ子との初共演に「大変光栄で楽しみ」2021/05/15
舘ひろしが、NHK BSプレミアム・BS4Kで今秋放送のプレミアムドラマ「生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔」(日時未定)に主演する。罪を償い、社会に復帰しようとする人の「生き直し」を助ける日本独自の制度“保護司”を描き、舘にとって独立後初となる主演作となる同ドラマで、誠実に人に接する保護司・深谷善輔を演じる。
長年、教師一筋に生きた善輔は、第二の人生に保護司の道を選ぶ。保護司になって8カ月、高校の国語教師からの転身に、善輔はかつての同級生から「お前が保護司とは」と驚きと親しみ混じりに声を掛けられる日々。実は、仮出所中の人々と接し保護司を勤めることで、「教師時代にやり残したこと」をやる機会をうかがっていたのだった。そんな善輔の前に、今まで出会ったこともない、刑期を終えようとする仮出所中の人々=「対象者」が現れる。小山結子(浅丘ルリ子)は、自分の子どもを殺害した罪で服役していた。結子の保護司に善輔が任じられ、出所するその日、彼女を迎えることに。しかし、結子は想像もしない行動に出て、善輔を驚かせる。果たして彼女の真意は? そして、善輔は保護司としてどのように導いていくのか。それまでの人生、全人格を懸けて“闘い”に挑むことになる。
意外にも初共演となる舘と浅丘の関係は「新米保護司」対「重い罪を負いながらも奔放に生きる女性」。70代にして新境地となる、戸惑い振り回される舘の姿が見どころの一つだ。また、父・善輔にひそかな葛藤を抱える娘・美晴を蓮佛美沙子、母・結子との確執に苦しむ娘・香苗を真矢ミキが演じる。
舘は「罪を背負った人々を通じ、保護司という立場で、世の矛盾や、心の傷や痛みに寄り添うような役柄を演じることができればと思っております」と語り、浅丘との初共演には「石原裕次郎さんと数々の名作で共演してこられた、浅丘ルリ子さんと初共演させていただけることが、大変光栄で楽しみにしております」と、日本映画界の大スターとして銀幕を彩り続ける偉大な先輩との演技合戦に期待。加えて「NHKドラマ『クロスロード』でご一緒した、藤井(裕也)監督をはじめとする素晴らしいチームと新たな作品に挑戦したいと思っています」と意欲を燃やす。
その浅丘は「石原裕次郎さんとのご縁で、今回、初めて舘ひろしさんと共演することになりました。8本あるお話の中で、どう展開していくのか楽しみにご覧いただきたいと思います」とアピール。
蓮佛は「一度罪を犯した人間に、未来はないのか。再犯率が約4割というこの国で、私はまだこの問いに相応しい答えを見つけ出せていません。善悪の概念を超えた場所で起こる悲劇に、私たちはどう向き合えばいいのだろう」と思いをめぐらせつつ、「さまざまな人々の“生き直し”を描いた今作で、私が演じる美晴はきっと、視聴者の方と一番近いところにいる存在だと思います。私自身も彼女と一緒に戸惑い、悩み、考えていきたいです。そして、奇麗事ではない希望を見つけられたらと思います」とコメント。
真矢は「同じ晴天の空の下であったとしても、人の数だけさまざまな空の色が広がり、その中には二度と陽は昇らない景色もあるのかと台本を読んで胸が熱くなりました。身の引き締まる思いです。複雑な人生を背負った香苗という女性の人生を、私もこの作品の空の下、思い切りもがいてみたいと思います」と意気込みを明かしている。
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