【どげん?なヒーローファイル ・番外編】KBC「ドゲンジャーズ」放送企画 出演・脚本のシャベリーマンにインタビュー!2021/04/10
――では、シーズン2「ドゲンジャーズ~ナイスバディ~」について伺います。ヒロインがヤバイ仮面と聞いて、正直戸惑いました(笑)。
「どういうことなんでしょうね(笑)。結局シーズン1は、正義の味方と悪者が戦って悪者が負けて。でも、固定概念で負けたら違う悪者が出てくるか、そいつらが強力になって出てくるかだと思うんです。でも『実在するヒーロー』は、“負けても実在”している。だけど、急に強くはなれないしパワーバランスは変わらない。そして今作は新たな第3勢力・グレイトZというキャラが出てきますけど、そこに悪者が引き抜かれたら“(マリオシリーズでいう)ピーチ姫”になれるんじゃないか? それは新しいなと思いましたね」
――撮影・制作の現場について教えてください。
「芝居の仕方とか、ショーとは全然違います。シュールなセリフに対する動きなど基本は監督が現場で指示を出しますが、僕も気になる時は言います。一般的な特撮にある『変身!』のようなカットって、とても気を使うんです。決めゼリフやポーズ、それはスポンサーさんの意向とかもあるんで仕方ないことなんですけどね。…でも、僕らは『面白いかどうかで決める』ということをルールにしています。例えば、シーズン1って大賀薬局さんがほとんど出資してくださっているのに、オーガマン(同社のヒーローキャラクター)の出演は(12話中)4話…。実は台本が書き上がった後に大賀社長に『すみません! 出番は少ないですが、僕はこれが面白いと思って書きました! 信じてください!』と半泣きで報告したんです。そこで『笹井が面白いと思うならいいよ!』と快諾いただけたことが、今の『ドゲンジャーズ』の基礎になっていますし、ものすごく感謝しています」
――シャベリーマンさんは、KBC「Touch」(月~金曜午後1:45)でメインMCを務める“お昼の顔”という一面もあります。お話を聞いた時、どういう気持ちでしたか。
「『ドゲンジャーズ』の放送があってお話をいただいたので、ありがたかったですね。先日、番組のプロデューサーと話をしました。今もコロナの影響は続いているので、僕ら(ドゲンジャーズ)が皆さんに会える機会というのは少ない。でもやるからには今できることを全部やりたい。今後は収録とかも積極的にやっていきましょう、と話しました。僕、しゃべりはそこそこうまいと思いますよ?(笑)。でも、大雅さん(「Touch」で共演するKBCの長岡大雅アナ)は本当に(しゃべりが)うまいですね。大雅氏は天才です」
――KBCのYouTubeチャンネルでは、シャベリーマンさんと長岡アナの初対面時の動画が上がっていましたね。
「あの動画は“ガチ”初対面でしたね(笑)。今では、ばり(とても)仲良しで2人で買い物とかよく行きますよ。こっちは素顔なのに『ねぇー、シャベリーさぁ』ってめちゃくちゃ大きい声で呼ばれて、『シャベリーって言わんで』みたいなやり取りをしています(笑)。今後は、一応“子ども向け”の形で『ドゲンジャーズ』というコンテンツがあって、もう一つ“実在するキャラクター”としての可能性、選択肢として僕自身が『Touch』をやらせてもらう。そういう感じで、広めていけるように頑張りたいです」
――ズバリ、これから目指すところは?
「一部上場です!…(笑)。そのためにも規模を日本、世界にしたいですね。あっ…そういえば『ドゲンジャーズ』が海外でも放送されるんでした!(記者もそこで初めて知る)。マレーシア、ブルネイ、シンガポール。全部吹き替えられていました。しかもこれ“全国放送”なんです、日本では全国で見れないのに(笑)。ただ、宗教的なこともあってオーガマンの顔の十字架を少し変える必要があったり、新たな学びもたくさんありました。スケールの大きいことを言っていますが何よりも、『ドゲンジャーズ』を継続できる形にしていきたいなと思っています」
――あらためてシーズン2の見どころを教えてください。
「今作は、一つの核心に12話を通して迫っていきます。ファーストシーズンはそれぞれのヒーローたちのお披露目要素が大きかったので、普通といえば普通のことですよね。そして今作は僕ら“実在するヒーロー”が避けられない問題にも少し踏み込んでいます。予告ムービーのスキャンダルもそうですよね(笑)。でも正直、炎上したらどうしようって不安もあります…。ただ、日本一有名なスーツアクターの高岩成二さんにもご出演いただてますし、制作スタッフは全員本気です。なので僕も絶対に生半可なものにはしたくないという気持ちで必死に書きました。…あ、でもそれは僕の意気込みなだけなのでご安心ください! めっちゃ“ばか番組”です! 明るく楽しく今作もドゲンジャーズはアホ丸出しです! マジでアホです!」
――ありがとうございました。
「でももしマジで炎上したら僕、福岡から追い出されるので言い訳を聞きにきてくださいね…(涙)」
【番組情報】
「DOGENDERS~NICE BUDDY~(ドゲンジャーズ~ナイスバディ~)」
KBC 九州朝日放送・KKB 鹿児島放送
4月11日スタート 日曜午前10:00~10:30
TOKYO MX
4月11日スタート 日曜午前10:30~11:00
KAB 熊本朝日放送
4月17日スタート 午前10:20~10:50
出演/正木郁、鈴木勝大、高岩成二、横山一敏、伊藤慎、押川善文、藤家剛、齋藤慧典
菊地貴裕、TAKAHARU、藤原圭一郎、手嶋佳宣 、大塚剛輝、中村裕
声の出演/岸祐二、関智一、橘龍丸
脚本/シャベリーマン
アクション監督/おぐらとしひろ
監督/荒川史絵、鈴村展弘
関連リンク
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2025年冬】TVドラマガイド
2025年の冬(1月・2月・3月)にスタートする連続ドラマを曜日別で特集!
大河ドラマ「べらぼう」、奈緒×松田龍平W主演「東京サラダボウル」、黒木華や佐藤大樹らが出演する「風のふく島」、山田杏奈主演「リラの花咲くけものみち」のほか、深夜ドラマやBS放送の新着ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポート情報などを順次公開!
【2024年秋】TVドラマガイド
2024年の秋(10月・11月・12月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で大特集!
朝ドラ「おむすび」、月9「嘘解きレトリック」、柳楽優弥×坂東龍汰「ライオンの隠れ家」、松本若菜×田中圭×深澤辰哉「わたしの宝物」、菊池風磨主演「私たちが恋する理由」、現代版「若草物語」や「ザ・トラベルナース」など注目作のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時更新☆