少年忍者主演「文豪少年!」クランクアップ報告会が開催。ヴァサイェガ渉、SMAP楽曲への愛着を告白2021/03/15
3月21日からWOWOWプライムでスタートする「WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」(日曜午後11:00)のクランクアップ報告会見に、ジャニーズJr.・少年忍者のヴァサイェガ渉、川﨑皇輝、北川拓実、織山尚大、黒田光輝、元木湧、安嶋秀生、内村颯太、深田竜生、檜山光成、小田将聖、田村海琉、豊田陸人、平塚翔馬、青木滉平が出席した。
同ドラマは、夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、江戸川乱歩、小泉八雲といった日本が誇る文豪たちの傑作小説群を新規に解釈した1話完結のオムニバスドラマ。過去の名作をただそのまま映像化するのではなく、現代的な視点で描いたり、異色の角度から捉えたりすることで、日本文学の持つ面白さを若者を中心に幅広い世代に伝え、日本のエンターテインメント界の発展・継承に寄与し、未来のクリエーターの誕生のきっかけにしようという野心的な試みがなされる。また、物語の拠点となるブックカフェのマスター役には、イッセー尾形が決定。少年たちを物語の世界へと誘う案内人役を務め、シリーズ全体を引き締める。
第1話「クモの糸」主演・神田役の黒田は「自分が主演をやらせていただけるとは思っておらず、うれしかったし、やっとチャンスが巡ってきたと思いました。自分の人生、そしてジャニーズとしての人生の中でも大きな経験。80年経っても忘れられないはず」ととてもうれしそうで、同じく第1話で犬山役を務める豊田も、黒田との共演に「黒ちゃんを後ろから支える立場になれてうれしかったです」と喜びを口にした。
第2話「メロスを待つ男」主演・セリヌンティウス役のヴァサイェガは「セリヌンティウスはメロスとは違って評価されないキャラクターです。でも実生活の中で評価されないことって自分にもある」と共感を寄せ、「そんな時に、僕はSMAPさんの『世界に一つだけの花』の歌詞を思い出して、一生懸命やればどこかで必ず誰かが見ていてくれると、腐らずに頑張り続けることができました。今回のセリヌンティウスにも、そんな“報われる”という思いを込めて頑張りました」と告白。
第3話「注文が多い店には気をつけろ」主演・カフス役の小田は「授業でも習ったことのある印象的な作品への主演ということで、うれしくて夜も眠れなかったです」と今回の抜てきに感激し、同じく第3話の主演・ネクタイ役の田村も「1人だと緊張したと思うけれど、(小田と)2人だと心強く、お芝居についても相談できたのでやりやすかったです」と信頼関係を明かした。
第4話「罪と罰の散歩者」主演・郷田役の川﨑は、グループのリーダーとして「僕ら少年忍者という大人数のグループの個性が存分に生かせる作品でうれしかったです。全員の個性が輝ける作品」と本作への出演に喜色満面。しかし、演じた役に『罪と罰』の殺人者としての設定も与えられていることから「かつて殺人者の少年時代役を演じたことがあるので、僕に対するそういう印象があるのは困る」と複雑な心境を吐露しつつ、元木や内村から「やりかねない!」「役そのまま!」といじられ、「関係者の皆さんにそのイメージがあるとするならば、払拭したい!(笑)」と訴えていた。
第5話「二百十日の二百十段」主演・陸役の安嶋は、ワンシーンワンカットでの撮影スタイルに「不安も多かったけれど、学校を舞台にしてるので、学校の生活をそのまま撮っているような感じでした」と回想。同じく第5話の主演・圭役の檜山は「すべてが新鮮で、(安嶋とは)8年くらい一緒にいるので関係性は築かれていたので楽しく撮影できました。リアルな感じの“ザ・高校生”ができました」と手応え十分だった。
第6話「稲荷坂の秘密」主演・信一役の深田は、劇中で女装姿を披露するが「かつて織山くんの女装姿を見たことがあるので『俺もああなれたら…』と思ったら、なんか…みんなに笑われて。もともと背が高いのにヒールを履くから180cmくらいの背丈になって。もっと小柄になりたかった」と理想と現実のギャップに少々落ち込み気味。
第7話「外科室のある洋館」主演・高峰役の織山は「実は僕がこのドラマで最初にクランクインしました。それなりに緊張をしていたけれど、プロデューサーの井上衛さんがやたらとプレッシャーをかけてきたのでヤバいな…と思いました」とエピソードを明かしつつ、思わず苦笑い。第8話「少年と舟」主演・真鍋役の北川は「役柄が僕の雰囲気に似ていたので、役を作りすぎずに自分自身でいる感じでした」と言うと、すべての脚本に目を通したという川﨑は「確かにニコニコと座っている印象はピッタリ」と太鼓判。佐藤アツヒロとの共演シーンもあるが、北川は「大先輩過ぎて、オーラがすごかったです」とベテランとのやりとりに恐縮していた。
第9話「雪おんなの風」主演・茂之役の元木は、共演の長谷川純の印象について「撮影中の夕食後に呼ばれたので行ってみたら、自動販売機でアイスを買ってくれました。でも、森での撮影で寒い時期だったので、うれしい半分寒い半分…」と先輩の気遣いに感謝しつつ、周囲を笑わせた。第9話でクニオ役を演じる平塚は「仲のいい3人での共演だったので楽しかったし、ドラマ出演がうれしくて赤飯をたこうかと思いました」と古風な一面をのぞかせ、遅れて撮影に合流したというヒロシ役の青木は「みんなに久々に会えてダブルでうれしかったです」とにこやかにコメントした。
第10話「冬の青い日傘」主演・真木役の内村は「起伏が激しい役柄で、僕の性格にも似ているので共感しました。僕自身、テンションバリバリジェットコースター! うれしいとバーン!となります」とうれしさから高揚している表情を見せた。
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