黒島結菜、故郷・沖縄を舞台にした2022年度前期連続テレビ小説「ちむどんどん」のヒロインに!2021/03/03
NHK総合ほかで来春放送される、2022年度前期連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8:00ほか)で、黒島結菜がヒロインを演じることが、本日3月3日放送の「あさイチ」(月~金曜午前8:15)内で発表された。
沖縄本土復帰50年となる来年。“朝ドラ”第106作となる本作は、ふるさと沖縄の料理に夢を懸けたヒロイン・比嘉暢子と支え合う兄妹たちの、本土復帰からの歩みを描く、笑って泣ける朗らかな50年にわたる家族の物語。映画「フラガール」(07年)や、「マッサン」「こもりびと」(ともにNHK)などを手掛けた羽原大介氏が脚本を務めるオリジナルストーリーだ。
タイトルの「ちむどんどん」とは、沖縄の言葉でチム(肝=心胸・心)が高鳴る様子を表現した、沖縄では若者たちまで知っている有名なことば。前向きで肯定感に満ちた、わくわく感という意味合いとして「ちむどんどんする!」などと使用され、ヒロインがさまざまな「ちむどんどん」を経て成長していくイメージが託されている。
ヒロインと同じく沖縄出身の黒島は、13年に「ひまわり~沖縄は忘れないあの日の空を~」で映画初出演。19年にヒロインを演じた映画「カツベン!」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ドラマ、映画、CM、舞台など多方面にわたり活躍。同局では、14年の連続テレビ小説「マッサン」、17年の「アシガール」、20年の連続テレビ小説「スカーレット」ほかに出演。存在感と際立った演技力で、今最も注目される俳優の1人だ。
黒島演じる暢子は、沖縄本島北部・やんばる地方のひなびた村の農家に生まれ、成長。兄妹の次女で、兄、姉、妹がおり、幼い頃からのんきでマイペースだが、潔く真っすぐで喜怒哀楽のはっきりした性格だ。運動が大の得意で、食べること、おいしいものをこよなく愛している。小学生の頃に父を亡くし、働く母を支えるために一家の料理担当に。一度だけ食べた西洋料理のきらびやかな魅力に取りつかれ、料理人を目指して東京へと旅立ち、やがて沖縄料理の店を開くことになる。
黒島は「朝ドラは3本目となりますが、まさか自分がヒロインを演じるとは思っていなかったので、信じられない気持ちです。でもいつか自分もっていう気持ちも心のどこかにあったのが事実です。心を込めて務めさせていただきたいと思っています。おいしいものを大好きな人と食べると、誰でも笑顔になるという思いで、沖縄料理に夢を懸けたヒロインということで、私自身おいしいもの食べるのも大好きですし、地元の沖縄料理も大好きなので、料理を通して、ヒロインの暢子がどう成長していくのか楽しみです。今から『ちむどんどん』しています!」などと動画でコメントを発表した(https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/preview.html?i=28120)。
番組を手掛ける制作統括の小林大児氏は、黒島のヒロイン起用について「透明感に、凛々しさ、たくましさを併せ持ち、シリアスもコミカルも表現できる素晴らしい俳優さんです。沖縄出身でもある黒島さんのほかにヒロインは考えられませんでした」とコメントしている。
脚本の羽原氏は、「前回(「マッサン」)が北海道、今回が沖縄、日本最北端と最南端の朝ドラを担当させていただくことになりました。前回はウイスキー、今回は沖縄料理です。沖縄の『復帰50年』と言われた時は身構えたけど、1972年前後の沖縄をあらためて学び、取材を重ねるうちに、プレッシャーはモチベーションへと変わりました。いつの時代、どこにいても、人々がその環境で精いっぱい生きる姿は同じと思えたからです」と執筆を前に感じた思いを伝える。
そして「このドラマが放送される頃、世の中がどうなっているか全く予想できません。けれどたとえどんな激動の時代でも、人は食べ、学び、働き、遊び、恋をして、夢を見て、挫折して、じたばたもがき、明るい明日を信じて眠ります。毎朝ドラマを見てくださる皆さんが、『今はちょっとしんどくても、コツコツやってれば明日はきっといい日になる』、そう思ってもらえる物語を、信頼するスタッフや出演者の皆さんと共に、じたばたと紡いでいければと思っています」とメッセージを寄せている。
また、番組の語りは、ジョン・カビラが担当。カビラは「『でーじ、やっさぁ!』(WOW!)。『ちむどんどん』の『語り』をとのお申し出をいただいた瞬間の、心の声です。来年2022年は沖縄返還50周年。その特別な年に激動の1960年代の沖縄本島北部・やんばるから始まる夢追い物語に声で寄り添えるのは大変光栄です。心からうれしく、感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びを伝え、「1972年復帰の年に東京に移住したウチナーンチュ(沖縄人)の私、実は自分の歴史とも『奇跡のシンクロ』なんです。当時は声の仕事に就くなんて想像もしておりませんでしたが、東京への夢と不安は大きなものでした。『ちむどんどん』では脚本、演出、そして演じる皆さんをアシストできるような語りをお届けすべく、精いっぱい努めさせていただきます!」と意気込んでいる。
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