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東日本大震災から10年…サンド、生駒里奈、あばれる君が福島・宮城の現在の姿を伝える2021/01/19

東日本大震災から10年…サンド、生駒里奈、あばれる君が福島・宮城の現在の姿を伝える

 TBSほかでは1月24日に、お笑いコンビ・サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)が東日本大震災の被災地を応援する「サンドのこれが東北魂だ 6号線を北上せよ! 福島・宮城 10年目のみちしるべ」(午後4:00=tbc東北放送制作)を放送する。

 2012年の放送スタートから、今回で第10弾となる「サンドのこれが東北魂だ」シリーズ。今回は、国道6号線を舞台に福島から宮城の沿岸部を北上する旅に出る。国道6号線は、東京・日本橋から千葉・茨城・福島を経由して仙台へ至る約410kmの道のり。地域の暮らしを支える大動脈は、東日本大震災からの復興の道である一方、6号線のそばには今も立ち入りが制限されている帰還困難区域があり、福島の厳しい現実が横たわっている。

東日本大震災から10年…サンド、生駒里奈、あばれる君が福島・宮城の現在の姿を伝える

 これまで幾度となく被災地を訪ねてきたサンドの2人だが、震災からまもなく10年を迎える東北への思いは特別だ。今回、宮城県出身のサンドと旅を共にするのは、秋田県出身の生駒里奈に、福島県出身のあばれる君とオール東北のメンバー。さらに、特別ゲストとして、丸山桂里奈も参戦し、旅を盛り上げる。「伊達ちゃん号」で北上する1泊2日の弾丸ツアー。そこには、すてきな出会いと笑顔、そして最後には感動のサプライズが待っていた。

東日本大震災から10年…サンド、生駒里奈、あばれる君が福島・宮城の現在の姿を伝える
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 一行は、フラダンスのショーで知られる福島の人気観光スポット「スパリゾートハワイアンズ」へ。震災発生当時は大型屋内プールなどの主要施設が破損し、長期間の休業を余儀なくされた。フラガールたちは、復興に向けて立ち上がり、全国をキャラバンで駆けめぐった。フラガールになって3年目になる宮城県亘理町出身の髙倉ななさんは、小学6年生の時に、このキャラバンの活動を見て感動してフラガールになろうと決めたという。「コロナ禍で踊れることに今まで以上に幸せを感じている」というフラガールの復興への熱い思いと、感動のステージを伝える。さらに、あばれる君がファイヤーダンスに参戦すると、まさかの事態が発生する。

東日本大震災から10年…サンド、生駒里奈、あばれる君が福島・宮城の現在の姿を伝える

 続いて、震災発生から全面閉鎖されていたが、1年に再始動した、日本サッカー界初のナショナルトレーニングセンター・Jヴィレッジを訪問。現在はアスリートの育成施設とともに復興のシンボルとしても注目されている。元なでしこジャパンのメンバーで現在はタレントとして活動する丸山は、かつてJヴィレッジをホームにしていた東京電力のチームでプレーしていた。青春時代を過ごし「第二の故郷」と話す丸山の福島への思いとは? そして、現在の超天然キャラはガチだったことが分かる、サンドの2人も驚くエピソードが飛び出す。

東日本大震災から10年…サンド、生駒里奈、あばれる君が福島・宮城の現在の姿を伝える

 また、原発に一番近い漁港であり、震災による津波で甚大な被害を受けた浪江町の請戸漁港(福島県浪江町)では、昨年4月ようやく市場が再開。現在でも風評被害など困難も多く残されているが、漁師たちは請戸ブランドの復活に向けて、日々奮闘。そこには、未来に向かって歩みを進める19歳の若き漁師の姿があった。さらに、昨年10月にオープンした「浜の駅 松川浦」(福島県・相馬市)に併設された食堂「浜の台所 くぁせっと」では、すぐ近くの松川浦漁港から水揚げされたばかりのカレイやヒラメなどを漁師が自らさばいて提供。この松川浦でサンドはある人物と約8年ぶりの再会を果たす。

東日本大震災から10年…サンド、生駒里奈、あばれる君が福島・宮城の現在の姿を伝える
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 震災の伝承施設「震災遺構」として、昨年9月に一般公開が始まった宮城県山元町の旧中浜小学校では、当時校長だった井上剛さんに話をうかがう。校舎にいた児童や教師など90人が屋上に避難し、全員が無事救助。井上さんは避難指定場所への移動は不可能と判断し、校舎屋上への避難を決断。90人もの命を守った校舎は、地域の人たちの心の拠り所となっている。震災発生から10年、井上さんが今伝えたいこととは? 当時の児童たちが身を寄せ合って一夜を明かした、あの日の記憶を振り返る。

東日本大震災から10年…サンド、生駒里奈、あばれる君が福島・宮城の現在の姿を伝える

 続いて、明治29年創業、福島県浪江町でちりめん加工の「鈴栄」を営む鈴木健一さんのもとへ。鈴木さんは、震災から5日後、夫人と共に親戚の住む神戸へ避難。神戸では魚の加工とは別の仕事をしていたが「このままでは魚屋ではなくなってしまう」と、福島県相馬市ののり店で働いた後、16年、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)に移り水産加工場を再建した。19年に海が見える絶好のロケーションに建てられた商業施設「かわまちてらす閖上」に新店舗をオープン。閖上では17年から日本最北とされるシラス漁の本格操業がスタートし、名取市の特産品に「北限のしらす」が新しく加わった。閖上漁港近くに漁場や加工工場があるため、鮮度が保たれるのが特徴という。二人三脚でシラスにかける夫婦の思いに触れる。

 伊達は「福島県相馬市の松川浦は昔よく釣りにも行っていたところですが、『浜の駅』など新たなスポットもできていました。東日本大震災から10年が経ちますが、これからは『観光1年目』として続いていくと言っていたことが印象的でした。山元町の中浜小学校は震災遺構として残っていますが、これから学校の先生になる人などが訪れるといろいろなことを考えるきっかけになるのではないかと思います」と今回の東北旅を総括。

 富澤は「『ハワイアンズ』でのあばれる君の活躍が印象に残っています。果たしてオンエアされるのか?」と語り、生駒も「あばれる君の活躍が一番に印象に残っている」と、あばれる君の奮闘ぶりへ期待を抱かせる。生駒はさらに「昨年に続き2回目の出演でしたが、この1年でどれだけいろいろなことが起きたのか、また10年という節目の年でこれからの未来がどうなっていくのか、皆さんの気持ちや目標を聞くことができて、私も頑張らなければと思いました」と、1年ぶりのロケを通じて、自身の活力を得た様子。

 あばれる君は「福島県いわき市の『チーナン食堂』が印象的。小名浜の胃袋を支えている2人のお母さんのしゃべりの上手さに圧倒されました! おいしいものでこの街を支えていくという気持ちが料理に表れていました」と話している。

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