上白石萌音、岸谷五朗、要潤らが「青天を衝け」に出演。主演・吉沢亮「一緒に作品を作っていけることが楽しみ」2020/11/28
吉沢亮が主演を務める、NHKで2021年2月14日スタート予定の大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8:00ほか)の第2弾キャストが発表され、上白石萌音、岸谷五朗、要潤らが出演することが発表された。
同作は、約500の企業を育て、約600の社会公共事業に関わった「日本資本主義の父」として知られ、新しい一万円札の顔としても注目が集まる渋沢栄一が主人公。幕末に農民の子として生まれた栄一が、倒幕の志士を目指しながら幕臣となり、維新後は新政府に仕官。後に下野し、実業家として銀行などさまざまな産業を興し、近代日本の礎を築く姿が描かれる。脚本は、同局連続テレビ小説「あさが来た」などで知られる大森美香氏が手掛ける。
江戸幕府第12代将軍の徳川家慶を吉幾三、その息子となる第13代将軍の徳川家定役を渡辺大知、家定の正室・篤君(天璋院)を上白石、家定の乳母・歌橋を峯村リエが演じる。また、徳川慶喜(草彅剛)の養祖母となる徳信院役に美村里江、慶喜の正室・美賀君役で川栄李奈が出演。江戸幕府の大老で慶喜らに非常な制裁を下す井伊直弼役を岸谷、25歳で老中となる阿部正弘役を大谷亮平、同じく老中の堀田正睦に佐戸井けん太、慶喜を補佐する海防掛の永井尚志役を中村靖日が務める。
そして、慶喜の英邁さを見抜き、次期将軍に押し上げるべく奔走する福井藩主・松平慶永(春嶽)役を要潤、慶永に才能を見いだされる橋本左内役を小池徹平が担うほか、栄一の故郷の人々として、栄一の従兄・尾高惇忠(田辺誠一)らを育て上げた母・尾高やへ役を手塚理美、惇忠の妻・尾高きせを手塚真生が演じる。
さらに、栄一に影響を与える人物として、栄一と対峙(たいじ)する岡部藩代官・利根吉春に酒向芳、剣術家・真田範之助に板橋駿谷、儒学者・大橋訥庵に山崎銀之丞、「天狗党」を結成し争乱を起こす水戸藩士・藤田小四郎に藤原季節がキャスティング。慶喜の母・吉子(登美宮)役には原日出子、日本を開港させる使命を背負い、黒船を率いてやって来る米国海軍軍人のマシュー・ペリー役にモーリー・ロバートソンが起用された。
新キャストの発表を受け、主演の吉沢は「大先輩から同年代の方まで、世代を代表する素晴らしい役者さんたち。江戸の皆さんとはなかなか会えないかもしれませんが、江戸で生まれる風を受けて、僕たち血洗島の若者たちも新たな風を生み出していきます。一緒に『青天を衝け』を作っていけることが楽しみです」とメッセージを寄せる。
また、現代美術作家・杉本博司氏が手掛けた本作の題字も披露され、杉本氏は「私は現代美術の畑を耕してきましたが、最近では舞台に軸足を移しています。近年、杉本文楽と呼ばれるようになった『曾根崎心中』の近松門左衛門初版本に基づく復曲もその一つです。そこで私は近松の時代、江戸時代の舞台を、電灯のなかった時代の光を演出しました。今回その江戸時代が開けて明治になる、その新しい時代へと向かう光を意識して題字に挑みました。渋沢栄一が見たヨーロッパ、そしていち早くその文化と経済の真髄を見抜いた慧眼(けいがん)。まさに近代日本という青天を開くために暗雲の江戸を衝つき、輝かしき万札の顔となる人物。その人にふさわしき題字を心に描き、運筆いたしました」と題字に込めた思いを語っている。
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