“使い勝手のよさ”は処世術ではない──ビジネスにも役立つ!ドラゴンズの黄金時代を支えた名選手・森野将彦による人生哲学2020/10/16

中日ドラゴンズの黄金時代を支えた名選手・森野将彦による新刊「使いこなされる力。 名将たちが頼りにした、“使い勝手”の真髄とは。」が10月30日に発売される。
元中日ドラゴンズ監督の落合博満は「オレと森野だけが知っている、黄金時代の秘密が書かれている。」と推薦文を寄せている。6代の監督を通じてレギュラーであり続けた、“使い勝手のよさ”は処世術ではない。能力に裏付けされた人間関係が築いた20年間のレギュラー人生の哲学には、ビジネスにおいても役立つ言葉が散りばめられている。
本書では、バッテリー以外の守備位置なら、どこでもこなすことができるユーティリティープレーヤーとして、さまざまな監督の下で使われてきた私の「使いこなされる力」の一端を現役時代のエピソードを交えながら紹介したいと考えている。
なぜ本書を書くに至ったのか。その理由はふたつある。
ひとつは私の経験を、多くの野球少年たちに伝えるため。後に詳しく触れるが、私は小学生時代からさまざまなポジションについてきた。ポジションが変われば、もちろん動き方や覚えることも変わってくる。その経験値は、将来さらに上のレベルで野球をする時に、必ず役に立つ場面が来るだろう。
もうひとつの理由は、私の経験は野球以外にも役立つ場面があると考えているからだ。これから仕事をしていくうえで、参考になる話ができると考えたからだ。希望とは違う部署に配属されてしまった人、上司との付き合い方に悩んでいる人、入社年数がまだ浅い人…。仕事で悩み事を抱える人にとって、私がいかにして「使いこなされる力」を身につけてきたかを知ることは、きっと仕事をするうえで何かしらのヒントになるのではないだろうか。もし役に立つようなことがあれば、これ以上に喜ばしいことはない。
(本書「はじめに」より一部抜粋)
【目次】(※一部抜粋)
第一章 私が使われた理由
第二章 野球人・森野将彦を形づくった少年時代
第三章 私を使いこなしてくれたプロ野球の恩師たち
(星野仙一監督時代/山田久志監督時代/落合博満監督時代/高木守道監督時代/谷繁元信監督時代/森繁和監督時代)
第四章 背番号物語
第五章 引退後も使われるために
【著者プロフィール】
森野将彦(もりの まさひこ)
1978年生まれ。神奈川県横浜市出身。東海大相模高から96年のドラフト2位で中日ドラゴンズに入団。勝負強い打撃と内外野どのポジションでもこなす高いユーティリティー性が認められ、プロ入り6年目の2002年シーズンから1軍に定着する。08年に日本代表として北京オリンピックに出場。09年からレギュラーの三塁手として活躍するなど、黄金期のドラゴンズを攻守両面で支えた。17年に現役引退。現在は野球解説者として活躍中。
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