公開当時12歳の浪川大輔による吹き替え版「E.T.」を放送!2020/10/01
10月2日に日本テレビ系で放送の「金曜ロードSHOW!」(金曜午後9:00)では、視聴者からのリクエストに応える「金曜リクエストロードSHOW!」の第3弾として、「E.T.」を放送する。
「E.T.」は、今から38年前の1982年に公開。世界中で爆発的に大ヒットし、公開当時は、史上最高の興行収入を記録した。第55回アカデミー賞では音響効果賞など4部門を受賞し、いつまでも心に残る名作だ。10歳の孤独な少年・エリオット(ヘンリー・トーマス)と300万光年の彼方からやって来た宇宙人の不思議な友情物語。有名な音楽と名シーンにあふれ、いつまでも色あせない感動作は日本でも公開と同時に歴史的大ヒットとなり、配給収入はそれまでの記録を大きく塗り替える96.2億円記録し、歴代1位を更新。97年に「もののけ姫」に抜かれるまで、その座を守り続けた。
エリオットの吹き替えは、過去の「金曜ロードSHOW!」放送時と同じく、浪川大輔が演じるバージョンで放送。放送当時12歳だった浪川。吹き替え版の制作に難色を示していたスティーヴン・スピルバーグ監督が、浪川ならと許可を出し制作されたそう。今も数多くの作品で活躍している人気声優の浪川の、子役時代の初々しい声や演技に注目だ。
収録は、30年以上も前のことなので、細かなことは覚えていないという浪川だが「ただただ、真っすぐ『E.T.』と向き合っていたと思います」と振り返る。当時は「体を動かすことやスポーツは好きでしたが、基本的には控えめな子どもだった」そうで、気になる声については「年齢のわりに高かったかと思います。少しばかりコンプレックスだったような。ちなみに、今の自分とは当たり前ですがもはや別人です」と語る。
また、劇中で好きなシーンは「『E.T.』のキービジュアルでもある月と自転車と少年。あのシーンにたどり着くまでどのようなことが起こっているのか、至るところに見どころがあります。どれだけの時が過ぎても変わらない感動が、そこにはあります」と語り、「今になっても放送されるということは、大切で心に残るメッセージがあるからだと思います。子どもと宇宙人が織り成すピュアで繊細な物語。これから先も心に残り続ける作品になりますように」とメッセージを寄せている。
そして、事前に視聴者から寄せられた「見たい映画リクエスト」へ届けられたコメントでは、本作を選んだ理由に「今、あらためて、子ども、家族と見たい」「知らない世代にも見てほしい」「有名だけど、見たことがないから」「自分が子どもの頃に感じた感動を、今の子どもたちにも見てほしい」などいう意見が多く、お気に入りのシーンには、「ラストシーン」「自転車で空を飛ぶシーン」「E.T.とエリオットが絆を深めていくやりとり」という声が。やはりラストシーンが印象的で、号泣という声が多く寄せられた。ちなみに、ポスターでおなじみの「指と指を合わせるシーン」は、実は本編では登場しない。秋の夜長に、感動必至の名作をじっくりと楽しみたい。
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