「24時間テレビ48」上田晋也、羽鳥慎一、水卜麻美が再集結！ 浜辺美波がチャリティーパートナーに2025/04/25 05:00
日本テレビ系では、8月30・31日に「24時間テレビ48-愛は地球を救う-」（時間未定）を放送。総合司会は昨年に続き、上田晋也、羽鳥慎一、水卜麻美の3人が務める。今年のテーマは「あなたのことを教えて」。チャリティーパートナーには石川県出身の俳優・浜辺美波が就任し、令和6年能登半島地震の復興支援に挑む。さらに、チャリTシャツのデザインは「名探偵コナン」の作者・青山剛昌氏が手がけることも分かった。
総合司会を務める上田、羽鳥、水卜アナウンサーの3人。昨年ぶりの再結成となるが、上田は「僕は去年と一緒でアイドル枠なんで！ 歌って踊って、僕ができる最大限で少しでも番組のお手伝いができればと思っています」と笑いを誘いつつ、「本当を言うと、この3人でというか、僕は水卜ちゃんと2人でやりたいんですよ」と本音。理由について「去年の24時間テレビが終わった次の日に、羽鳥さんが『上田さんの司会ぶり、よかったと思うんですけど、上田さんネットですごくたたかれています』ってわざわざ言ってきたんです。そんな人と一緒にやりたいと思います？ 報告しなくていいじゃないですか！」と訴えると、羽鳥は「すぐ言わなきゃ！ と思って。たたかれているけど気にしないでくださいね！って。今年も報告します！」と悪びれない様子。
これに上田が「いいよ、しなくて！」と返しつつ、「もう今からでも羽鳥さんを外していただけると…水卜ちゃんと2人でやりたいな」と冗談交じりに提案すると、水卜アナも「よかった、実は私もたたかれているのは知っていたので…あの時上田さんに言わなくてよかったです（笑）」とこぼし、3人の息の合ったやりとりで和ませた。
一方、羽鳥は「去年は、正直番組がどうなっていくのだろうと思っていた中で記者会見に臨んだんです。そこで上田さんが初の総合司会として『僕はアイドル枠です！』と第一声で盛り上げてくださって。本当にいいスタートを切っていただきました」と感謝を伝え、水卜アナも「私も同じで、ものすごく緊張して記者会見に立ったのを覚えているんですけど、上田さんの第一声でドカーン！ と盛り上がって。楽しく皆さんに見ていただきたいと思えて、本当に幸せな気持ちになりました」と振り返った。
今年の放送への思いについて、上田は「僕は去年も同じ思いだったんですが、僕がお手伝いできるのであれば、楽しいチャリティーを目指したい。ちゃんと皆さんに寄り添うことはもちろん大切ですが、楽しみながらチャリティーができる、という番組を目標にしています」と語り、水卜も「今年は『チャリティーパートナー』として、たくさんの方にご一緒いただく予定です。そのお一人として本日、発表しますのが浜辺美波さんです」と紹介。浜辺の地元・石川県が今年1月の地震で大きな被害を受けたことにふれながら、「浜辺さんは能登に強い思いを持って、今回この24時間テレビに参加されます。もうすでに現地にお話も聞きに行かれているそうで、今からVTRを拝見するのが楽しみです」と期待を寄せた。
羽鳥は、昨年チャリティーマラソンに挑戦したやす子について触れ、「去年やす子さんは、ご自身の経験から児童養護施設への思いを胸に走られましたが、今年はその後どうなったんだろう？ と、引き続き児童養護施設の『今』に取り組むということです。1年だけじゃなく、その後にも気持ちを向けていくことはとても大事だと思うし、視聴者の皆さまにもぜひご覧いただきたいです」と継続する支援の意義を語った。
また、今年のチャリTシャツのデザインを「名探偵コナン」の青山剛昌氏が担当したことにも話題が及び、上田は「コナン君といえば『真実はいつもひとつ！』、24時間テレビは『愛は地球を救う』、なんだか、つながるものがあるなと個人的には思いました」とコメント。羽鳥も「みんなで前を向いて進んでいこう！ っていうイメージが伝わってきますね」とうなずく。
水卜は「探偵団のみんなが本当にかわいいですよね」とほほ笑みつつ、「先日、青山先生のところへ今回のデザインについてのお話を聞きに行きましたが、『あなたのことを教えて』という今年の番組テーマを踏まえつつ、こうやってみんなで仲良く話し合っていけば、いろいろ困難なことがある道もみんなで渡っていける、前に進んでいける、というメッセージも込めたと教えていただきました」と、Tシャツに込められた思いを伝えた。さらに、青山先生が番組第1回放送の思い出にふれたことを紹介し、「いつかの年には手塚治虫さんのアニメが放送されていたよね、なんてお話もしてくださって、うれしくなりました」と振り返った。
最後に、視聴者へのメッセージを聞かれると、上田は「僕は視聴者の皆さんも、全員出演者だなという気持ちなんです。視聴者の皆さんと僕たちと一緒にみんなで作り上げたい、一体になれればいいなと思っております」と語り、羽鳥も「上田さんがおっしゃるように、そしてこのTシャツのように、みんなで同じ方向を向いて、とにかく楽しくチャリティーができればいいですね」と続ける。水卜も「今年のテーマが『あなたのことを教えて』なので、番組中もその前も、皆さんのこともたくさん聞かせていただけたらと思います。よろしくお願いします」と呼びかけた。
今年から新たに設置された「チャリティーパートナー」の役割には、浜辺美波が就任。石川県出身の浜辺は、令和6年に発生した能登半島地震の復興支援に強い思いを持ち、現地に足を運んで取材や交流を行ってきた。
24時間テレビには、2021年のスペシャルドラマ「生徒が人生をやり直せる学校」以来、4年ぶりの参加となる浜辺。今回の就任にあたり、「能登半島地震が発生してからの1年半の間、自分にできることは何かないのかと自分なりに考え、細々とですが行動してまいりました。しかし、私個人でできることには限界があり、直接どなたかを励ますことも出来ず、歯がゆい思いを抱えてきました」と語っている。
そんな中、番組からチャリティーパートナーとしてのオファーを受け、「この機会に番組のお力をお借りし、もし私にできることがあるのならば精いっぱい協力させていただきたいと思い、お受けすることにいたしました」と決意を固め、「賛否両論、いろいろなご意見もあるかと思いますが、それ相応の覚悟をもって、企画にそして能登に向き合う所存です」と覚悟の強さをにじませた。
既に珠洲市など被災地の取材を行っており、「能登の皆さまの温かさ、優しさに救われ、改めて能登、そして故郷について勉強をさせていただいております」と現地での出会いに感謝を述べ、「今後もロケに伺うこともあるかと思いますが、どうぞ皆さまお気軽にお声がけください。頑張ります！ 何卒よろしくお願いいたします！」と前向きな気持ちを伝えた。番組では、浜辺が見て・聞いて・感じた“いまの能登”を、そのまま届けていく企画を予定している。
そして、今年のチャリTシャツを手がけたのは、「名探偵コナン」で知られる漫画家・青山剛昌氏。長年にわたり“少年探偵団”を描いてきた青山氏が、今年のテーマ「あなたのことを教えて」に寄せて特別なデザインを描き下ろした。
デザインに込めた思いを聞かれた青山氏は、「24時間テレビは、子どもの頃から見ていた番組。手塚治虫先生のキャラクターが登場するオリジナルアニメを放送していたことが記憶に残っています」と番組との縁を振り返る。
今回のイラストには、コナンをはじめとする少年探偵団5人が仲良く歩きながら「おばけ屋敷のうわさ聞いたよ！」「行ってみましょう！」と話している様子が描かれており、その会話の中にメッセージが込められている。「子どもたちはもちろんですが、大人たちへも含めて伝えたかったのは、みんなで話すことで、楽しく世の中を歩んで行けるということです。自分だけで閉じこもっちゃうより、友達と話しながら歩んで行った方が人生楽しい」とし、少年探偵団の中で、あえてコナンだけがセリフを発していない理由についても、「『名探偵コナン』を描く上で、“子ども向け”にしようという意識はない。子どもって、子どもダマしなことをやってもすぐに気付いてしまう。だからあえてコナンにセリフを与えずに、その先のストーリーを想像してほしいと思った」と、漫画家としての哲学をにじませた。
水卜アナウンサーが仕事場を訪ねて直接話を聞いた今回のインタビュー企画は、本日・4月25日放送の「DayDay.」（月～木曜1部/午前9：00、2部/午前10：25。金曜午前9：00）でも特集予定。チャリTシャツに込められた“心の物語”を、番組を通じてさらに多くの人に届けていく。
また、昨年、児童養護施設への支援を目的にチャリティーマラソンに挑戦したやす子。自身が高校時代、児童養護施設で暮らした経験から、「子どもたちの存在をもっと多くの人に知ってほしい」という思いを胸に走り抜けた。その活動は多くの共感を呼び、寄せられた募金総額は5億493万6310円にのぼった。
集まった募金のうち、約4億円は全国606か所の児童養護施設へ、図書カードやグルメカード、スポーツ用品、自転車、ノートパソコンなど、子どもたちや施設の希望に応じた品々として届けられた。また、残り約1億円についても、施設を巣立つ子どもたちへの複数年にわたる支援計画が進行中だ。
その後もやす子は支援の現場に足を運び、先日訪れた都内の施設では希望のあった新品の自転車を直接届けた。試乗してはしゃぐ子どもたちの姿に触れたやす子さんは、「みんなが喜んでいるのを見て、走ってよかったなと思います。24時間テレビで走らせていただいたあの日から1年。あの瞬間だけで終わらせたくないという思いが、今も私の中にあります」としみじみと話している。活動は一度きりのものではなく、その後も続いていく。24時間テレビでは今後も、寄せられた募金の使い道を通年で紹介し、視聴者とともに歩み続けるチャリティーの形を伝えていく。
今年で放送48回目を迎える24時間テレビ。チャリティーの在り方を見つめ直しながら、一歩ずつ進化を続けてきたこの番組を、今年はどのように届けていくのか。その思いを、総合プロデューサーの宮崎慶洋氏は、「昨年は、児童養護施設を対象とした“目的別募金”を新設し、皆さまからの寄付金が何に使われたのかを1円単位までお伝えしながら、“募金の透明化”に積極的に取り組んで来ました」と振り返る。
その上で、「今年も、視聴者の皆さまと一緒になってチャリティーを考え、誰かが行動を起こす“キッカケ”や“気付き”になるような番組でありたいと思っています」と語り、今年のテーマ「あなたのことを教えて」に込めた願いについて、「家族や友人、恋人、すぐそばにいる誰かが抱える悩みや痛みに、まずは、耳を傾けてみる。声にならない声を受けとめて、興味を持って、相手のことを考えてみる。そんな小さな１歩から、社会は少しずつ優しくなっていくはず…」とその思いを説明。そして、番組を明るく束ねる総合司会の3人、そして“チャリティーパートナー”たちと共に、「今まで24時間テレビを見たことがない方々にも、これからの未来を担う子どもたちにも、明るく、楽しく、安心して見ていただけるチャリティー番組をお届けしたい」と締めくくった。
総合演出を務める前川瞳美氏は、「テレビ業界全体の存在意義や信頼性が強く問われている今、『24時間テレビという番組にできることとは何なのか？』『これからのテレビ制作者にできることとは何なのか？』ずっと考え続けています」と胸の内を明かす。「答えはまだ出ませんが、『誰もが当たり前に自分や他人の尊厳を大切にする社会を実現したい』、そんな願いを込めて今年のテーマを『あなたのことを教えて』に決めました。これから生まれてくる子どもたちが少しでも生きやすい社会になるように、いろいろな人の声に耳を澄ませ、伝えていくことがわれわれにできることだと信じています」と、未来を見据えた言葉で思いをつないだ。
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