キュンと笑いとプチBL? 森香澄×柏木悠×鈴木康介「年下童貞くん」イベントであざとセリフ対決!2025/04/22 10:00

4月24日よりMBSドラマイズム枠で放送スタートする「年下童貞(チェリーボーイ)くんに翻弄されてます」(木曜深夜0:59)の第1話先行上映&トークイベントが行われ、ダブル主演の森香澄と柏木悠(超特急)、共演の鈴木康介が登壇。まさにドラマタイトル通り“翻弄(ほんろう)”されっぱなしのトークと、“あざとテク全開”のセリフ対決で、終始笑いと胸キュンに包まれる会見となった。
脚本・セイナ氏、作画・りお@氏が描く人気WEBTOONを原作にした本作は、あざと系年上女子・今井花恋(森)と、恋愛経験ゼロの年下チェリーボーイ・堂前帝都(柏木)が織り成す、ちょっぴり過激でピュアなハートフル・ラブコメディー。翻弄しようとしたはずが、逆に心をかき乱されていく。そんな“恋の主導権”を巡る攻防戦がコミカルに描かれる。

出演のオファーを受けた当時の感想を聞かれると、森は「タイトルを聞いた時は正直ちょっと驚きました。でも原作を読んだら、すごくピュアでハートフルなラブコメディー。花恋は魅力的なキャラで、演じるのが楽しみでした」と笑顔でコメント。
柏木も「僕もやっぱりびっくりはしましたけど、内容がすごく優しくて共感できるものばかり。いろいろな人に当てはまりそうな気がして、原作を読んでいて、めちゃくちゃ面白いなって思ってましたし、帝都を演じられるのがすごくうれしかったです」と心境を明かす。
花恋と体だけの関係を続ける白幡優斗役を演じる鈴木は、「最初は優斗の視点で台本を読んでいたんですけど、気付いたら帝都と花恋の2人を応援していて。『優斗じゃまするなよ!』と思ったぐらい。“この作品に絶対出たい!”って即答しました」と、作品への熱意をのぞかせた。
それぞれのキャラクターについて尋ねると、森は「花恋って奔放に見えるけど、それは過去のトラウマを隠すための“鎧(よろい)”。そういう部分が自分にも重なる気がして。バラエティーのキャラクターで、やいやい言われることもあるので(笑)」と分析。
柏木は「第一印象は冷たくて寡黙な人なんだなって思ってたんですけど、読んでいると、優しさが故に出てしまう行動だと感じて。根は優しいんだなって。自分も優しいですし(笑)。僕も理系なところだけは重なりました」と、役との共通点を挙げる。

鈴木は「優斗は“ハイスペックチャラ男”。でも、ただのチャラ男にはしたくなかった。どこか危うくて、沼にハマるような、ちょっと危険な魅力を持った人物として描けたらいいなと。最初はまったく共感できなかったけど、演じていくうちにかわいらしい部分や嫉妬深さやプライドの高さが見えてきて、かめばかむほど面白い役でした」と、役作りの面白さを感じていた様子だった。
演じるうえで「これは大変だった!」というポイントについて問われると、森は「花恋はいろんな表情を持っているキャラクターなんです。あざとい表情、ピュアな表情、ちょっと大人っぽい表情…それぞれ相手によって使い分けるので、目線も感情も切り替えがすごく大変でした」と振り返った。
特に、視聴者に語りかける“解説”シーンの撮影については「デートのシーンを撮って、そのままカメラに向かってしゃべって、またデートの演技に戻って…っていう一連の流れを続けて撮るんです。妄想シーンも混ざるので、スイッチの切り替えがかなり難しかったですね」と、多層的な演技に苦戦したことを明かした。「あざとテク」について尋ねられると、「顔の前に手があるといいかもしれません(笑)」と実践。すかさず柏木が「いやいや、めっちゃかわいいですね~」と反応し、会場には和やかな笑いが広がった。
翻弄される側を演じた柏木は、「本当にそのシーンは難しくて、僕も回想の帝都とリアルな帝都をワンテークで撮影していたので、“花恋さんかわいいですね〜”って言ったあと、すぐ冷たくするみたいに真顔になったり。正直、緊張しました」と本音をこぼした。
また「翻弄される演技」と「されていない演技」の違いについては、「僕は逆に、翻弄されてない状態を演じる方が楽でした。あえて何も反応しないだけなので。すみません、役なんで(笑)」と苦笑しつつ、「いやでも、切り替えの速さには本当に感心しました。すごいなって」と森の演技力に敬意を表した。

一方、鈴木は「第1話の登場シーンがクランクインだったんです」と明かし、「実はキャストとも“初めまして鈴木康介です。失礼します”みたいな状態。めちゃくちゃ緊張していました」と当時の胸中を回顧。続けて、「インティマシーコーディネーターさんと3人でしっかり話し合いながら、どう見せたらきれいに映るかを考えました。緊張してたけど、いい雰囲気になったかなと思います」と撮影の裏側を打ち明けた。
特に難しかったのはハグのシーン。「あれ変でしたよね」と不安げな鈴木だが、森と柏木はすぐに「そんなことないよ」とフォロー。鈴木は「高橋(名月)監督に“子犬ちゃんみたいになっている。もっと狼っぽく!”って言われて…子犬から狼になるの、難しいです(笑)」と振り返った。
続いて「お互いの第一印象」を尋ねられると、森は「柏木さんの第一印象は“静かな子だな”と思ってました。居酒屋のシーンの時、端の席で黙々とセリフ確認しているようで、“集中するタイプなのかな?”って。私もあまり話しかけないようにしていたんですけど…まさかの“カレーこぼし事件”があって(笑)。急に焦り始めて、そこから着ていたパーカー脱いで肌着姿で…」と思い出し笑い。
柏木は「白いパーカーでカレー食べていて、ヒモがビヨーンって伸びて…ぺちゃって胸元にカレーがディップしちゃって(苦笑)。しかも、その日は“寡黙キャラ”で行こうとしていたのに、カレーのせいで一気に素がバレちゃって(笑)。恥ずかしいノースリーブ姿になって、それ以来、“まあいいか”って思って開き直っています」と“事故”の真相を語った。

鈴木の第一印象について、森は「クランクインの時から“大人っぽい人だな”って印象でした。お酒を飲むようなシーンでも手慣れた感じだなと思っていたんです。でも、小さい声で『めっちゃ緊張しています。大丈夫ですかね? うまくできていますかね?』って小声で聞いてきたり(笑)。かわいらしかったです」と明かし、鈴木は「もうずっと緊張していました(笑)」と照れ笑いを浮かべた。
柏木は森について「最初は“すごく優しい方だな”っていう印象でした。しっかりあいさつしてくれて、話す時もちゃんと向き合ってくださって。緊張してたんですけど、自然とほぐれるような、安心感のある人だなって思ってました。でも…だんだんちょっと抜けているというか、いじれるなって(笑)」と打ち明けると、森は「10歳も年齢が違うのに!」と笑いながら反応。柏木は「それが逆に面白くて。すごく助けられてます」と信頼をのぞかせた。
鈴木については「“なんだこの高身長イケメンは!?”って。ドギマギしちゃいました(笑)。話すとすごくおっとりしてて、雰囲気がまろやかなんですよ。なんかこう、吸い込まれるというか。マジでかっこいいです」とべた褒め。
これに対して鈴木は、「森さんは緊張している時に“大丈夫だよ”って必ず声かけてくれるんですよ。救われるので録音しておきたいくらい(笑)。落ち込んだ時に聞いたら元気出そうだなって思うくらい。ほんとに先生みたいな存在ですね」と話した。
そして柏木について、鈴木は「事務所の先輩なんですけど(笑)、もう“かわいくて食べちゃいたい”くらい(笑)」とデレ気味にコメント。すると森がすかさず「ちょっと待って、これBL!?(笑)」と鋭くツッコミ。鈴木はさらに「毎日服もおしゃれで、今日も“いい靴履いてんな〜”ってチェックしちゃうくらい」と絶賛。これに柏木は「えぐいな(笑)。僕、おしゃれに疎いんですよ。ほんと全部もらい物なんです。メンバーとか友達とか…だから、ちょっと恥ずいですね」とはにかんだ。
続いて、ドラマのタイトルにちなんで、「共演者に翻弄されたエピソード」をそれぞれフリップに書いて披露。

森が掲げたフリップは「変顔に翻弄されてます」。「帝都(柏木)なんですが(笑)。最初は静かで、お芝居に集中される方だと思っていたので、私に耐性がなくて。いざ本番が始まると…めっちゃ変顔してくるんです! しかもカメラが自分に向いている時に限って、“映ってないですよね?”って確認してからフル変顔(笑)。私は笑わずに芝居しなきゃいけなくて、ほんと大変でした」と苦笑。

これに柏木は「スタッフさんに同じ熊本出身の方がいて、その方と一緒にいるとふざけちゃうんです。素の自分が出ちゃって、そのままのノリで“カメラ向いていないし、まぁいいか”って思って、たまにやっちゃう時がありました」と弁明。それでも森は笑わなかったそうで、柏木は「プロだなって思いました」と感心。森も「笑ったら負けだと思って」と、集中力の高さを感じさせた。

柏木が挙げたのは「高身長イケメンに翻弄されてます」。「これは完全に鈴木さん(笑)。目が合うたびに吸い込まれる感じで。今日でお会いするの3回目ですが、翻弄されていますね。昨日、パーカーのフードをかぶっている姿がまたかっこよすぎて。面と向かって言うのは恥ずかしいのでこういう場所で解放しようかなって」と語ると、相思相愛の2人の様子に、森は「私はちょっと後ろに行こうかな」とややジェラシー気味に振る舞って見せた。
鈴木は「楽しそうな姿に翻弄されてます」とフリップを掲げ、「僕は森さんとのシーンが多いんですけど、最初はクールな印象だったんです。でも、他の撮影現場がすごく楽しそうで。笑い声が聞こえてくると、“えっ、こんなに笑う人だったの!?”って思って…」と少しさみしそうに明かす。

すると柏木が「2人でいる時に森さんの話になって、僕が“森さんって話しやすいですよね”って言ったら、鈴木さんが“えっ……?”ってなって」と明かすと、鈴木は「“えっ、そうなの。結構話すの!?”って、うろたえちゃって。僕、嫌われているのかな…って本気で考えちゃいました」と苦笑。そんな2人のやりとりに、森は「優斗とのシーンは怒りや悲しみが多くて、ぴょんぴょん跳ねている場合じゃなかったので(笑)」とフォローを入れた。
さらに、劇中の“あざとテク”にちなみ、3人による「必殺あざとゼリフ対決」が開催されることに。くじで引いたシチュエーションに応じて、即興で“あざとセリフ”を披露するという本気バトルが展開された。
くじ引きの結果、鈴木がトップバッターとして登場。緊張しつつも、「仕事で落ち込んでいる気になる人」に向けて、「できないことはできないでいいじゃん。仕事辞めて、俺んとこ来れば」と包容力全開のセリフを披露し、会場からは拍手喝采。森も、柏木も「すごい! めっちゃキュン♡」と大絶賛。

続く柏木の番では、森から「ふざけないでね!」とクギを刺され、「(携帯電話を)ふるふるしてごまかそうとしていた〜」と狼狽(ろうばい)気味にスタンバイ。「偶然再会した初恋の相手にもう一度会いたい時のあざとセリフ」という設定のもと、柏木は「俺よりかっこよかったら譲るけど、そうじゃなかったら俺んとこ来いよ…、あっ、彼氏の方がカッコいいんだ…でも、熊本で待っているね」と熱演。自分が終わると「あざと女王くるぞ~」と森に関心を向け、恥ずかしさをごまかしていた。
ラストは、森が「好きな人とライバルが一緒に帰ろうとするのを引き止める」場面で、「私、傘忘れちゃって…もしよかったら入れてくれないかな。一緒に帰りたくて。好きだから」と王道の“あざとテク”でキュンを振りまいた。そんな森のセリフに柏木は「天才です!」と舌を巻いた。

観客の拍手投票の結果、1位は鈴木。最下位に決まったのは、まさかの柏木。自身の番になった途端、客席からまさかの無反応で場内が静まり返ると、柏木は「ちょっと待って、ファンクラブの人いますよね!? 君らはスタンディングオベーションでしょ!」と必死のアピール。さらに「空気は読めている。俺のファンですね」と強がってみせた。罰ゲームが決まると、森から「自分で“罰ゲームはマジえぐい方がいいっすよ”って言っていたんですよ」と暴露され、柏木は「やばすぎ…」と自らの発言を反省する形に。なお、罰ゲームの詳細は後日公式SNSで発表される予定だ。
イベントの最後には視聴者へのメッセージを寄せた3人。鈴木は「本当に面白いドラマです。2話、3話とジェットコースターのように感情が揺れ動いていく作品なので、ぜひそのうねりを一緒に楽しんでいただけたら」と作品の見どころを伝え、柏木は「毎週一緒にキュンとしたり笑ったりして、8話までみんなで一緒に楽しめたらうれしいです」と視聴者との時間を共有したいという思いを示した。
森は「現場はスタッフを含めて本当に和気あいあいとした雰囲気の中、皆さんをキュンキュンさせたいという思いで、シーンをつなげております。4〜5月は皆さんお疲れがたまる時期だと思うので、このドラマが少しでも癒やしになれたらうれしいです。ぜひご覧ください」と願いを込めて、会見を締めくくった。

なお、「年下童貞くんに翻弄されてます」は、tvk(4月24日スタート・木曜午後11:30)、チバテレビ(4月25日スタート・金曜午後11:00)、テレビ埼玉(4月30日スタート・水曜深夜0:00)、とちぎテレビ(5月2日スタート・木曜午後11:30)、群馬テレビ(5月1日スタート・木曜深夜0:00)でも順次放送。TVer、MBS動画イズムで1週間の見逃し配信のほか、FODでの独占見逃し配信も決定している。
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