「ばけばけ」ヒロイン・髙石あかりがクランクイン! 幼少期を演じる子役も決定2025/04/11

NHK総合ほかで、2025年度後期に放送される連続テレビ小説「ばけばけ」(日時未定)から、新たなニュースが届いた。
まず、ヒロイン・松野トキを演じる髙石あかりが4月2日に京都市内でクランクイン。現在は、トキの父・司之介を演じる岡部たかし、母・フミ役の池脇千鶴、祖父・勘右衛門役の小日向文世らと順調に撮影に臨んでいるという。
髙石からは「クランクインいたしました!」と元気な第一声とともに「本読みの段階からすでに『ばけばけ』のおかしな世界観ができあがっていて、撮影を本当に楽しみにしていました。“こんな朝ドラ見たことない”と思わず笑ってしまうシーンも多く、和やかな空気感の中、撮影しています。愛と笑いにあふれる現場作りをしてくださった『ばけばけ』チームの皆さんには感謝しかありません」と『ばけばけ』の世界観に魅せられていると語る。そして「これから1年間、いろいろなハプニングの連続だと思いますが、そんな日々さえも楽しみながら頑張ります!」と気合を入れた。
「緊張と緩和が行ったり来たりのクランクイン! おかしみが生まれる瞬間です。実際おもろい」と言うのは岡部。「撮影現場は関西弁が飛び交い、それもまたおもろく、スタッフの皆さんと共に美晴おトキ、あかりおトキの成長を見守っていくど! って気持ちが高まりました。ふじき氏(脚本家・ふじきみつ彦)が書いたセリフの妙を大事に大胆に伝え、演じていきたいです」と、抱負を言葉に込める。
池脇は「無事クランクインして、緊張しながらフミを生きています」と現在の心境を語り、「夫役の岡部さん、お義父さま役の小日向さん、トキの子ども時代を演じる美晴ちゃん。松野家のみんなに支えられながら、笑って楽しく撮影しております。ここから先はヒロインの髙石あかりちゃんに頼りながら、精いっぱい笑って生きていきます。どうでしょう。今のところクスクスできる場面なので、このままあまり深刻にならずに優しい物語であると良いのですが…。わたしもたいして先も知らずワクワクしております。皆さん、温かい目でついてきて応援してくさだい!」と松野家の行方に思いをはせる。
「クランクインの日に初回の家族のシーンを撮影しまして、これからこの家族とトキを中心に仲良く過ごしていくんだなと、撮影がとても楽しみになりました。食卓のシーンでは、家族が集まってしじみ汁を飲んでほっとする姿がほほ笑ましくて、貧しいながらもほんわかした、家族の絆を感じるシーンになっていると思います」とほのぼのした撮影に笑顔を見せるのは小日向。息子役の岡部とともにちょんまげ姿を披露した小日向は「撮影ではちょんまげをつけているので、朝ドラを撮影しているとは思えません。“ラストサムライ”として武士の精神を守りつつ、おトキをかわいがる勘右衛門を楽しく演じていきたいと思います」とユーモアを交えて撮影への意気込みを語った。
今後は、スタジオでの撮影に加えて、物語の舞台となる松江などでもロケを行う予定だという。続報を楽しみに待ちたい。
そして、もう一つの新情報は、幼少期のトキ役に福地美晴が起用されたというニュース。かわいらしい着物姿で、髙石とのツーショットを披露した福地は、「オーディションに受かったと聞いた時はとてもびっくりして、『本当に!?』と何度も聞いちゃいました」と喜びのコメントを発表。「私が演じるおトキちゃんは父上、母上、おじじ様からたくさんの大好きをもらって毎日をすごしています。皆さまと一緒にお芝居ができると思うと、ワクワクです! 毎朝、『ばけばけ』が楽しみで、ついお布団から出ちゃうようなドラマになったらうれしいです。一生懸命頑張ります!」と、本作の世界を楽しんでいることを教えてくれた。

二つのお知らせに際し、制作統括の橋爪國臣氏もコメントを寄せた。「クランクインしました! 髙石あかりさんが松野トキそのもので、たたずまいや一瞬一瞬の表現が本当に魅力的で心を奪われています。一緒にスタジオにいて過ごす時間はぜいたくそのものです。岡部たかしさん、池脇千鶴さん、小日向文世さんとは本当の家族のようですし、円井わん(トキの幼なじみ/野津サワ役)さんとはずっと前からの親友だったに違いない深い絆を感じ、物語の世界がとてもリアルに立ち上がっています」と、キャスト陣の劇中の姿に期待以上の手応えを感じていることを明かす。子役の福地についても「674人の応募者の中からオーディションで選ばれました。ピュアで、自然体で、髙石さんの小さい頃はこうだったかもしれないと思うほどのお芝居です」と絶賛。
さらに、トキの伴侶となるヘブン(小泉八雲がモデル)を演じるトミー・バストウを始め、先日発表されたキャスト陣の近況にも言及。「トミー・バストウさんは私たちも驚かされるほどの徹底的な役作りを積み重ねてくれており、ヘブンさんがとても魅力的なキャラクターとして存在感を放っています。寛一郎さん、さとうほなみさん、佐野史郎さんをはじめ、ほかの出演者の方々も素晴らしいお芝居を見てくれています。エキストラの方々も、スタッフも全員が『ばけばけ』の世界観を作り上げようと一丸となって取り組み、情熱あふれるチームで制作できていると思います。皆さまの期待に応えられるよう、この先およそ1年間、制作にまい進してまいります」と、魅力的な役者陣、信頼できる制作陣とともに『ばけばけ』を盛り上げていくことを誓った。

舞台は明治時代の松江、主人公の松野トキは怪談話が好きなちょっと変わった女の子。松野家は上級士族の家系だったが、武士の時代が終わり、父が事業に乗り出すものの失敗。とても貧しい暮らしをすることになってしまう。世の中が目まぐるしく変わっていく中で、トキは時代に取り残されてしまった人々に囲まれて育ち、この生きにくい世の中をうらめしく思って過ごしている。極貧の生活が続き、どうしようもなくなったトキのもとに、ある仕事の話が舞い込んでくる。それは、松江に新しくやって来た外国人英語教師の家の住み込み女中の仕事。外国人が珍しい時代、世間からの偏見を受けることも覚悟の上で、トキは女中になることを決意。
その外国人教師はギリシャ出身のアイルランド人。小さい頃に両親から見放されて育ち、親戚をたらい回しにされたあげく、アメリカに追いやられ、居場所を探し続けて日本に流れ着いていた人物だ。初めは言葉が通じない苦労や文化の違いにも悩まされるトキだったが、お互いの境遇が似ていることに気が付き、だんだんと心が通じるように。しかも、二人には怪談話が好きという共通点が──。へんてこな人々に囲まれ、へんてこな二人が夜な夜な怪談話を語り合う、へんてこな暮らしが始まる。
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