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「キャスター」阿部寛との対峙で道枝駿佑が「震えて泣きそうになった」と告白2025/04/09

「キャスター」阿部寛との対峙で道枝駿佑が「震えて泣きそうになった」と告白

 TBS系で4月13日スタートする日曜劇場「キャスター」(日曜午後9:00、初回は25分拡大)の完成披露試写会が開催され、主演の阿部寛、共演の永野芽郁道枝駿佑なにわ男子)、宮澤エマ岡部たかし音尾琢真高橋英樹が役衣装をまとってトークイベントに出席した。

 「キャスター」は、テレビ局の報道番組を舞台に、闇に葬られた真実を追求し悪を裁いていく完全オリジナルストーリーの社会派エンターテインメント。社会部記者として15年間のキャリアを積んだ後、報道番組のキャスターを務めていた進藤壮一(阿部)が、視聴率低迷にあえぐ民放テレビ局JBNの「ニュースゲート」のメインキャスターに就任し、型破りな手法で番組を変えていく姿を描く。

 実は、会場に集まったファンと一緒に一番後ろの席で第1話を見ていたというキャスト陣。MCを務めた日比麻音子アナウンサーから役柄を紹介されると、順番にあいさつしていく。

「キャスター」阿部寛との対峙で道枝駿佑が「震えて泣きそうになった」と告白

 型破りなニュースキャスター・進藤役を担う阿部は「花粉の舞う中、ようこそ。今日はお越しくださりありがとうございました。ようやく僕たちも今日初めて、実は皆さんの後ろで見ていたのですが、ハラハラドキドキしながら『大丈夫かな?』と思いながらスタートしましたが、今日見ることができてすごく幸せです」とコメント。

 続いて、「ニュースゲート」の総合演出・崎久保華役で出演する永野が、「第1話いかがでしたか?」と問いかけると、大きな拍手が送られ「わーい」と喜び、「私自身、撮影している時も思っていたんですけど、出来上がったものを見るとすごくハラハラドキドキ疾走感があって面白いなと、自分が出ているのに改めて思いながら見ていました。本日こうやって皆さんと一緒に見ることができて、とてもうれしいです」と感謝した。

「キャスター」阿部寛との対峙で道枝駿佑が「震えて泣きそうになった」と告白

 そして、進藤に憧れる新米ADの本橋悠介役に抜てきされた道枝がマイクを握り、「初めて見まして、すごくハラハラドキドキしましたし、あっという間の時間で放送が楽しみになりました」と感想を述べた。

 さらに、「ニュースゲート」編集長・市之瀬咲子役を務める宮澤が「今日後ろで見ていて、台本を読んでいたのにもかかわらず、ものすごい情報量に一瞬頭がパンクしそうになりました。皆さん大丈夫ですか? 最後までついてきていただけましたでしょうか。私も最後の最後まで見入ってしまいました。第2話、第3話と次々と展開が訪れていくので、楽しみにしてくださればと思っています」と興奮気味に語った。

「キャスター」阿部寛との対峙で道枝駿佑が「震えて泣きそうになった」と告白

 次いで、JBNの報道局長、海馬浩司役に扮(ふん)する岡部が「はじめに進藤さんが、羽生官房長官(北大路欣也)に『あなた人を殺しましたね』と迫っていくところとか、台本も読んでいたのに、結構いろいろなことを忘れていて、第2話も第3話も楽しめるなと思って、いい感じに物忘れが激しいのでよかったなと思っております。皆さん、第1話をもう一度家のテレビでも見ていただけたらうれしいです」と改めての視聴を促した。

 そして、ニュースゲートのプロデューサー、山井和之役に決定した音尾が「山井プロデューサー、山井Pということで、今日は皆さんに“山P”と呼んでいただければ私は幸せな気持ちになります。私、山Pはですね、初めて皆さんと一緒に第1話を見たのですが、自分の出ていないシーンをたくさん見ることができて、こんなに大迫力に仕上がったんだと思って、山Pがうれしいです」と話し、笑いを誘った。

「キャスター」阿部寛との対峙で道枝駿佑が「震えて泣きそうになった」と告白

 冒頭のあいさつの最後には、JBNの会長・国定義雄役で登場する高橋が「会長という大役を仰せつかりまして、実は今日も一番後ろで拝見していたんですけれども、席を探しているうちに私の出番が終わってしまいまして、その後じっくりと楽しく作品を見させていただきました。これから先がもっともっと楽しみでございます。今日ご覧いただいて楽しかったなと思われた方は、ぜひ大勢の方に宣伝をしていただいて、『キャスター』という番組を大勢の方に見ていただきたいなと思います」とアピールした。

 続けて第1話を見た感想を質問された阿部は、「冒頭のシーンは結構前に撮ったのですが、すごく思い入れがありました。メインキャスターの役は結構重責で、自分でどうやって演じようかなと…。ちゃんと抜てきされたキャスターになっているかなと心配でした。キャスターとしてあの場に立つというのは、役ではあるのですが人に伝えなきゃいけないという使命をすごく感じて、スタジオに立っているシーンは新鮮な気持ちでやらせていただきました。伝える難しさを感じながらやっていたので、実は緊張しながらもすごく楽しかったです。そういうものが報われた感じが今日しました」と答えた。

 一方、第1話から走っているところが印象的だった永野は、「毎日筋肉痛になりながら走ってよかったなと思うぐらい、いい感じに走っていたので、ちょっと安心しました。撮影現場でも感じる緊迫感とか、この先どうなっていくんだろうという展開の読めない感じは、こうしてつながったものを見ても感じることができて、一緒に作っているスタッフの皆さんの気持ちを会場の皆さんと共有できたんじゃないかなと思って、すごくいい時間になりました。面白かったです」と語り、手応えを感じている様子。

「キャスター」阿部寛との対峙で道枝駿佑が「震えて泣きそうになった」と告白

 そして、道枝は「本橋は結構ちゃっかりしている部分があるので、そこが出てたらいいなと思いながら見ていたのですが、自由な感じでルールに縛られずにやっているなというのは少しでも伝わればいいなと思いますし、皆さんからどういった反応が来るのかすごく楽しみですね」と期待を込めた。

 さらに、宮澤にマイクが渡り「私と岡部さんと山Pは、3人で一緒にいることが多いのですが、フロアで展開するお芝居と、サブと呼ばれる編集をしている部屋でのお芝居は、完全に別々にやっていたので、想像で『こんなふうに進藤アナウンサーは言ったのかな』とか、(見えていなかったところが)やっとつながって向こう側が見られて、こうなっていたんだと思いました」と告白。

「キャスター」阿部寛との対峙で道枝駿佑が「震えて泣きそうになった」と告白

 そして日比アナから「山Pを中心にすでにニュースゲートのチームワークが光っていましたね」と言われた音尾は「やはり、プロデューサー・山Pの手腕のおかげかなと」とドヤ顔。続けて「プロデューサーという立場で番組に関わったことがないので、実際やってみると一喜一憂するものですね。出演者のいろいろな暴走ですとか、まとまりですとか、そういうものもしっかりできていたのかなと心配ですけれども、僕が想像していたよりもニュースはより激しかったです。すごい展開だらけで、僕のリアクションは少なかったんじゃないだろうかと心配になるぐらいです」と答えた。

 現場では、会長として見守る立場だという高橋は「うちの社員はよく働いているなと思いましたね。しっかり頑張っているなと思います。いわゆるテレビの人間がテレビの場をドラマにするという、非常に画期的な作品を阿部さんを筆頭に制作し、テンポが良くて迫力があって、視聴者として見ていて楽しかったです」とお墨付きを与えた。

「キャスター」阿部寛との対峙で道枝駿佑が「震えて泣きそうになった」と告白

 クランクイン前に報道番組の現場を取材したという阿部。「みんなで『news23』(月~木曜午後11:00、TBS系)の裏側を見させてもらって、いろいろな人が動いていて、さまざまな部署があって、これだけ多くの人がそれぞれの仕事を持ってやっているんだなと。その時、何時間かご一緒させていただいただけですが、裏側の人間模様は実際にニュース番組で放送されないけど、そういう部分をちゃんと描かなきゃいけないなと学んだ瞬間でもあったんです」と勉強になった様子。「それプラス、進藤は破天荒なキャスターなので、いろいろな方の映像を見てどういうふうにものを伝えていくのか考え、キャスターは冷静じゃなければいけないけど、その中にちょっとした感情で伝えていくということもあるんだなと思いながら、表現の仕方を増やしていこうと思いました」と、役作りについて打ち明けた。

 さらに、今回の役を通してニュースや報道への見方の変化があったのかを問われた阿部は「ありましたね」と即答。加えて「情報を自分の中にどうやって取り入れていったらいいのか…。たくさんのニュースがある中で、どれを自分の心に留めていった方がいいのかを考えるようになりました」としみじみ語った。

 次に、ニュースゲートのセットに入った時の感想を聞かれた永野は「初めて入った時は、セットで2階建てを見たのが初めてだったので、『わー! こんな作りこまれたセットがあるんだ』というのに感動しましたし、ここからこのドラマが始まっていくんだなっていうワクワク感が湧いてきたのを覚えてますね」と回顧した。さらに、ロケ先でのエピソードについては、寒くて滑舌が怪しくなってきて苦労したと振り返った。

「キャスター」阿部寛との対峙で道枝駿佑が「震えて泣きそうになった」と告白

 その時のシーンについて阿部も「寒くてしょうがなくて、滑舌が悪くなって、『あぁ~、寒い』といいながらやっていました。芽郁ちゃんが僕を追いかけてしゃべりまくるシーンで、きっと芽郁ちゃん失敗するだろうなと思って楽しみにしていたのに、一発で成功したのでやばいなと思いました」と告白すると、「失敗するのを楽しみにしないでくださいよ」と永野からクレームが入った。

 次に、ADとして駆け巡っていた道枝が、ここまでの撮影を振り返った感想を問われ「毎日こんなにすてきな皆さんとご一緒させていただけるのはすごくありがたいですし、羽生官房長官の代役をするシーンで、阿部さんのお芝居を真っ正面から受けるというシーンがあったんですけど、その時に阿部さんのパワーがすごすぎて泣きそうになったのを覚えています」と、演技でもありリアルな表情だったことを明かした。「『逃げ切れると思うなよ』という、すごく迫力のあるセリフが終わった後、阿部さんが僕に『お疲れさま。官房長官!』といったのですが、その切り替えの早さが怖すぎて、すごく震えました」と本音を漏らした。

 それに対し阿部は、「あれはある種のフェイクでもあって、だからこそ思い切りやろうと思ったし、あれって結構報道のところで大事なんですよ。後でそういうことが分かってくると思うんですけど、その感情も含めて思いを道枝くんにぶつけました」とその時の思いを明かした。

「キャスター」阿部寛との対峙で道枝駿佑が「震えて泣きそうになった」と告白

 また、「日曜劇場」という重みのあるドラマ枠で豪華キャスト陣に囲まれて出演することに関して道枝は「こんなに豪華な方々と一緒にお芝居をさせていただける機会をいただけて、すごくうれしいですし、現場で和気あいあいと楽しく撮影できているので、撮影は後半に入ってきていますけど、終わってほしくないなと思いながらも毎日行くのが楽しみで頑張っています」と少し寂しそう。

 そんな、AD・道枝について阿部は「すごく使えるんですよ。忍者みたいで、動きの速さとか神出鬼没だったりするけど、道枝くんがすごくチャーミングに演じてくれているので、まだまだそういうのがたくさん出てくるから、楽しみにしてほしいと思います!」と褒め、道枝もうれしそうにほほ笑む。

 局長役を担うことに関して岡部は、「“局長”に対するイメージは、威厳みたいな感じかなと思っていますが、僕には威厳が全くないなと、第1話を見ていて自分で感じました。立ち方とかしゃべり方とか…」と打ち明けると、宮澤は「でも、第2話以降でそんなヘラヘラしていた人にびしっと怒られるとめちゃくちゃ怖かったりして…。本人は自覚がないみたいですけど」と告白。

 そんな宮澤も編集長役を担うことについて「実際にニュースの現場を取材させていただいて、いろいろなお話を伺いました。実は、市之瀬は初めて編集長を務めるという設定。男性が多い職場の中で一生懸命自分の役割を全うしようとするのですが、厳しい口調になったり、空回りしたりするんですけれど、基本的に自分の行動に対しては信念を持っているキャラクターではあるので、若手で頑張っている女性に対して応援したい気持ちと、編集長としてビシッとするところは決めなきゃいけないと思っていて、進藤さんが皆さんを翻弄(ほんろう)していく姿に振り回されつつ一生懸命自分の役割を全うしようとしている。その葛藤みたいなのが難しくもチャレンジングで面白いです」と役柄を分析。

 そして、撮影現場の雰囲気を聞かれた岡部は、「みんな明るくて、普通にいつもいるみたいな感じでいい雰囲気と話し、音尾も「いい雰囲気ですよ」と同調した。加えて、あることを伝えかったようで「どうでもいいのですが、第1話の中で気になったことがあって…。進藤さんに崎久保さんから電話が来た時、着信画面が久保崎だったんです。あれ、台本には書いていない、ちっちゃな楽しいポイントだなと思って。あれって、この後、崎久保に書き換えられたりするんですかね」と阿部の方を向く。

「キャスター」阿部寛との対峙で道枝駿佑が「震えて泣きそうになった」と告白

 すると阿部は「俺は気付かなかったですけど、久保崎ってなっていました?」と、初耳っぽい様子で、最初は久保崎と間違えて言っていたことも発覚した。

 続けて、高橋が会長の役作りについて「どういう会長にしたらいいのかと悩みました。というのは、私も芸能生活を64年やっていますので、たくさんの社長・会長さんとお目にかかっていますし、いろいろな企業の社長・会長さんもよく存じ上げているので、どの人をモデルにしたらいいのかと一生懸命考えました。毎日がエイプリルフールみたいな感じの社長・会長が多くて、今回はプーチンみたいにしようか、それともトランプにしようかと、さまざまなことを考えながら楽しんでやらせていただいております」と意欲的。

 そんな会長と対峙(たいじ)する阿部は「ストーリーが進んでいくと、会長の黒い部分が見え隠れするんですけど、そこを英樹さんが絶妙に演じていらっしゃる。僕も最後どうなっていくか分からないですけど、ぜひ、会長に注目して見てほしいなと思います」とアピールした。

 イベントでは、いろいろなスクープにまつわるセリフもたくさんる本作にちなんで、これまでつかんだ共演者のスクープを発表していくコーナーへ。

 まず最初に手を挙げたのは“山P”こと音尾。「大スクープです! 永野芽郁さんが2日前、6時間寝たんですって!?」と大げさに発表するが、実は毎日忙しい永野をねぎらうための発言で、永野も「6時間寝られてうれしかった」と笑顔。

 一方の阿部は、3月29日に同局で放送された「オールスター感謝祭’25春」で永野が足が速いことを自負しているのを感じたと暴露。永野本人も足の速さには自信があるようで、阿部が言っていることはうそではないと発覚。続いて、音尾の子どもがダンスの発表会で早く帰りたいということがスクープされたのを最後にトークタイムは終了。

「キャスター」阿部寛との対峙で道枝駿佑が「震えて泣きそうになった」と告白

 その後、会場に集まったファンと一緒にフォトセッションを終えた阿部が「報道の裏側や、ジャーナリストの裏側を描く作品です。今、いろいろな情報が錯綜する中、自分元の情報を正しく受け取ったらいいかなと考える時代になってきました。皆さんもこの作品を見て、ここで働く人たちの生き方を見て、いろいろと考えていただきたいと思いますし、これからの時代に生きていくように、こういう作品を見て自分がしっかりと考えていただく瞬間はともいいなと思います。ハラハラドキドキの作品ですので、ぜひこの報道のエンターテイメントを楽しんでいただきたいと思います、よろしくお願いします」と締めくくった。


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