「いつか、ヒーロー」会見で主演・桐谷健太が宮世琉弥の「猫になりたいニャン」に爆笑！2025/04/04 05:00
テレビ朝日系で4月6日からスタートする「いつか、ヒーロー」（日曜午後10：15＝ABCテレビ制作）の記者会見が4月3日に都内で開催され、主演の桐谷健太、宮世琉弥、長濱ねる、でんでん、板谷由夏、北村有起哉の6人が登壇した。
本作は、人間ドラマと手に汗握る復讐（ふくしゅう）劇が複雑に交差するオリジナルドラマ。
児童養護施設「希望の道」に入所し、一度は笑顔を失っていた5人の子どもたちは、施設で出会った情熱あふれる職員・赤山誠司（桐谷）と5年間寝食を共にし、本物の親子以上の深い絆で結ばれる関係になっていた。そんな中、赤山はカンボジアでの学校建設を理由に施設を離れることに。見送った子どもたちだったが、赤山は直後消息を絶つ。20年後、全てを失った赤山は再び現れるが、教え子たちは生きづらい世の中にあきらめを感じ、夢や希望を失い絶望の淵に立っていた。20年ぶりに再会した赤山と生徒たちはぶつかりながらも絆を深めていく。
本作の冒頭10分の映像が紹介がされた後、登場した6人。桐谷の「スタッフキャスト全員が一つになって全力でぶつかってやっています。唯一無二の作品が出来上がっているんじゃないかと思います」という最初のメッセージから始まった。
司会から脚本の感想と赤山の印象を聞かれた桐谷は「脚本を初めて読ませていただいた時に強烈すぎてどうやって撮っていくんだろうと思いました。でも、自分にとって節目になる作品だと感じて全力でぶつかっていかないと太刀打ちできない役だと感じました。子どもたちといる赤山は本当にうそのない真っすぐな男で、やがて過去に何があって児童養護施設に来ることになったのかが明かされます。自分の中で出せるものは全て出したいと思える役です」と熱意があふれる紹介をした。
今回、冷徹な男を演じるのは初挑戦だという氷室海斗役の宮世は「日々刺激的で、今まで自分が考えた事も味わったことのない感情や動機があって、言葉巧みに相手を操って自殺させる。それを喜ばなきゃいけないというのは初めての感覚で、メンタルがきつくなる部分もあるんですけど、作品が出来上がった時、どう描かれているんだろう、氷室に向き合った時はしょうがないよなと共感しちゃうとても面白いキャラクターになっていると思います」と正体不明の氷室海斗を紹介した。
桐谷と1年ぶりの共演となる長濱は、真面目で成績優秀、面倒見が良く子どもの頃から皆の世話役的存在の樋口ゆかり役を演じる。「1年前もドラマもバディのような役でしたがその時とは関係性も変わっていて。初めて赤山と対峙（たいじ）するシーンから撮影から始まったんですけど、私自身も久しぶりのお芝居で不思議な気分になりました。ゆかりとして赤山と会った時の久しぶりでうれしいんだけどどうしていいか分からない。お互いに別々の時間を過ごしたことが分かるリアリティーのあるシーンになったかなと思っています」とクランクインした時を振り返る。
大原要蔵役のでんでんは約20年前に桐谷と同じ作品に出演していたと語り「当時からエネルギッシュで気になる役者さんだったね。1年半前に絡んだ際は思っていた通りの役者さんでホッとした感じでした。僕の方がはるかに年上なんだけど、桐谷君の方が大人なんだよ。俺がむちゃくちゃな芝居をしている時も黙ってにこにこ見てくれててとても芝居がやりやすい。これからも共演するのが楽しみになって来て、芝居をするのが楽しみなドラマ」と桐谷を絶賛。
同じシーンでの撮影が多かったと紹介されたのは、テレビ局の政治部エース記者・西郡十和子役を務める板谷とIT、金融、教育、メディアの各分野を束ねる一大コングロマリット「ドリームグループ」の会長・若王子公威を担う北村。初日は野球場での撮影だったといい、「人生で初の野球場でのクランクインでした」と板谷は話し、北村は「少年に交じって野球を楽しむシーンで果敢に盗塁をして子どもに挟まれる。案の定、2日後に筋肉痛になりました」と苦笑していた。
続けて作中の赤山が教え子たちが将来の夢を書いたタイムカプセルを埋めるシーンが登場することにちなみ、「夢」についてのトークが開始。小さい頃の夢は、宮世は「プロ野球選手」、長濱は「空港のグランドスタッフ」、板谷は「動物のお医者さん」という回答が飛び出す中、桐谷の「今（5歳の時から、この世界に入りたいと思っていました）」とでんでんの「俳優」、そして北村の「時代劇の主人公」と同じような答えで桐谷とでんでんに至っては夢がかなったことが明らかになった。
一方で、タイトルの「いつか、ヒーロー」にちなんで今かなえたい夢を聞かれると、桐谷は「いつか、も、今」、でんでんは「世界のどこかをゆっくり旅したい」、北村からは「いつの日か、わが子が結婚することを想定してビデオレターを事前につくっておく」とそれぞれの回答が続いた。その後、宮世が「猫」と答えた後、桐谷に向かって「猫になりたいニャン」と言い、会場を沸かせるひとコマも。キャスト陣の意外な一面も垣間見えるコーナーとなった。
最後に見どころを語った桐谷は、「本当に強烈で刺激的で、いまの時代に訴えかけるものもありますし、グッとくるものもあります。唯一無二の作品が出来上がっています。何か届けばという強い思いで、いま撮影しております。日曜を熱くさせますので、ぜひ『いつか、ヒーロー』みてください！」と力強くアピールし、締めくくった。終始和気あいあいとした雰囲気の中、会見は終了した。
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