山口智子も入学して学びたい！ 開校記念会見で“未来の表現者”にエール2025/03/28
舞台「東京リベンジャーズ」や舞台「ブルーロック」シリーズなど、数多くの人気2.5次元舞台を制作・プロデュースする「Office ENDLESS」が、「次世代のエンタメを担う人材」を育成する総合芸術学校「エンドレス・アカデミー」を2025年4月に開校。開校記念の記者発表が行われ、スペシャルゲストとして山口智子が登壇した。
「エンドレス・アカデミー」は、「Office ENDLESS」の長年にわたる経験をもとに、「何歳からでも、何度でも夢は目指せる」という理念を掲げ、「職業：表現者」を育成するため、実際の現場を通して環境や体制作りを実現。現役の2.5次元舞台俳優による、抱負な出演経験を生かした演技の講義や、在学中から舞台のオーディションに参加できるフォローアップ、さらには高校卒業資格や大学卒業資格の取得が可能など、数々の強みが兼ね備えられている。
「Office ENDLESS」代表でもある下浦貴敬学院長は、自身も25年エンターテインメント業界に携わってきた経験から、「天才でなくても、思いが強ければ切り開ける道はあると思っています」と力説。「その思いを正しく強くしていく、それが当校の目指す“職業：表現者”の育成につながっていくと考えています」と、学校設立への熱い志を語った。
スペシャルトークでは、学校の理念に共感したという山口が、「開校おめでとうございます」と大きな花束を手に登場。「私もエンターテインメント界に属する者として、こういう学びの場を心から求めておりました。なんでもっと早く作ってくれなかったんですか？（笑）。駆け出しのころにほしかったです」と、ユーモアたっぷりに祝福。
「エンドレス・アカデミー」設立を知った時の感想について、山口は「テーマの「何歳からでも何度でも、夢は目指せる」というのが素晴らしくて。夢を描くというのは、エンタメの根源ですよね。人生はいつからでも学び始めることができるし、学び直すことができるし、学びによって夢はつかめるものだと信じています」と、強く感銘を受けたという。
自身も「還暦を迎え、原点回帰で学びへの意欲がフツフツと湧いて、大人になっての学びを楽しんでいる最中です。私ももしかしたら入学しているかもしれない（笑）」と目を輝かせていた山口。「学校は出会いの場」だと言い、「人と人が出会い、そこには感動、発見があり、実践で、世の中のあらゆるプロフェッショナルの方に学びながら、自分ならではの力で、世のハッピーにどう役立っていけるかを探っていく。それが学びであり、私が求める学校です」と理想を明かした。
エンターテインメントの第一線で活躍し続ける山口だが、若い頃を回想し「まず、夢を持つことが一番難しいと思います。私の場合は家業を継ぐよう言われて、自分の夢を殺しながら大きくなりました。大きくなった時、私は何をやりたいのか分からないまま、まさか自分が俳優の道を歩むとは思わなかったですが、幸運なことに周りの方に引っ張り上げていただきました」と、当時の状況を告白。
「この道に入ってから、全然学んでこなかった自分が“こんな仕事をしていいのだろうか”というジレンマがあって、どうやって勉強して向上していったらいいのか、もんもんとしていました。うちの夫（唐沢寿明）のように、昔から俳優になりたいと思って生きてきた人もいれば、私のように分からないまま俳優になったり、いろんな人がいて、いろんなやり方があっていいと思います。まずは夢が分からなくても、その時心が動くことに対して懸命に力を尽くすことが大事なんじゃないかな」と、自身のエピソードを交えて夢を持つことの難しさや大切さを語った。
さらに、これからエンタメ業界で夢を追う人々に向けて、「自分の心の声に耳を傾けて、自分で選択する限りは、絶対に後悔しないです。自分の心が動くなら一歩を踏み出して、現場に行ってほしい。私は最近“体感型人生“と言っていますが、体感することが、本質に近い答えが潜んでいる気がします。まず一歩を踏み出して選択して、『YES』と思って前に出てみることをしていただきたいと思います」とエールを送った。
そして、人生を航海に例えながら「ガチガチに決めるというより、波を感じながら流されながら身を委ねて、自分なりの航海術で方向修正しながら自分の進路を決めていく。変化に対してどう立ち向かっていくかも人生の大事なポイント」と、長年のキャリアだからこそ伝えられるアドバイスも。
最後に、「私たちにはエンターテインメントが絶対に必要なんです。水や空気、食べ物と同じくらい、もしかしたらそれ以上に必要かもしれません。夢を発動することができるエンタメが人生に必要。とにかく期待しています。日本で行い、世界へ発信し、地球規模で心の豊かさを育む人材を育てていってほしいです」と、エンターテインメントへの愛がこもった、力強い言葉で締めくくった。なお、エンドレスエンドレス・アカデミーは定期的にオープンキャンパスを開催しており、中途入学も募集しているとのこと。詳細は公式サイトやSNSで随時更新される。
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