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「池上彰のニュースそうだったのか!!」浮所飛貴&那須雄登が日本の100年の変化に驚き2025/03/27

「池上彰のニュースそうだったのか!!」浮所飛貴&那須雄登が日本の100年の変化に驚き

 テレビ朝日系では、3月27日に「池上彰のニュースそうだったのか!! 昭和100年SP」(午後7:00、一部地域を除く)を放送。池上彰が、100年間の日本の変化を徹底解説する。

 最近大きな話題となっているニュースから、今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースまで、池上が基礎から分かりやすく解説する同番組。今年は昭和が始まって100年に当たる年ということで、今回は100年間の日本の変化を振り返る「昭和100年SP」を送る。

 100年の間に日本は便利で快適な暮らしが当たり前になったが、どのようにして現在の日本になっていったのか。スタジオには昭和生まれの内藤剛志、三田寛子、遠藤章造、ビビる大木、平成生まれの浮所飛貴那須雄登ACEes)、本田望結を迎え、池上が解説。100年前の暮らし、学校、仕事や働き方、政治、外国との関係まで、100年前の驚きの事実が続々と明かされる。

「池上彰のニュースそうだったのか!!」浮所飛貴&那須雄登が日本の100年の変化に驚き

 この100年、日本人生活や衣食住が大きく変わったが、中でも買い物の状況は劇的な変化を遂げている。100年前はスーパーやコンビニもない時代。地方には農家が多く、基本的な食材は自給自足し、月に数回開かれる青空市場を利用したり、商店がない地域では行商人が商品を持って村を回ったりしていた。一方、都市部の家庭の多くは、あるサービスを利用して買い物をしていたそうで、主婦が家事に追われて大変だったことが関係しているという。当時の主婦が時間をかけていた家事をランキングで振り返ると、意外な結果に…。

 そんな中、都市部では百貨店が関東大震災後に大衆化し、日用品も扱うようになり「10銭ストア」が流行。今でいう100円均一ショップで、駄菓子や食品が人気で大盛況に。また、均一料金といえば、昭和初期には「円本」という、1円均一で販売された文学や学術書の全集本が大流行。日本人の読書習慣が根付くきっかけになったそう。

 他にも、100年前の交通事情も紹介。実は、昭和初期にはすでに鉄道が移動手段として良く使用されており、全国をほぼ網羅していた。日本はなぜ早くから鉄道整備に力を入れていたのか。那須は「各地で物のやりとりなど、配送が盛んだったから?」と予想するが、理由は他にもあるそうで…。

 また、飛行機については、96年前に国内線の本格的な運航が始まったが、運賃はかなり高額で、主に富裕層や政治家が利用していたそう。一方、タクシーは大正元年からあり、昭和5年頃からは都市部で庶民が利用でき、大ブームに。その要因は「円タク」という、市内をどれだけ乗っても1円均一料金で利用できたタクシーの存在だ。浮所は「(1円均一料金でも)営業ができていたということは、この料金でもタクシー会社には利益があったということですか?」と疑問を投げかけ、「いいところに目を付けましたね!」と池上。実は、この浮所の疑問点が、円タクの行く末に関わっていたのだ。

「池上彰のニュースそうだったのか!!」浮所飛貴&那須雄登が日本の100年の変化に驚き

 そして、100年間で学校はどのように変わったのか。100年前の義務教育は、現在の小学校にあたる尋常小学校の6年間だけで、当時の大学進学率はわずか1.7%。そんな尋常小学校の授業で現在の小学校と大きく異なるのが時間割で、授業時間が最も多かった教科とは何なのか、という問いに那須は「戦争の時代なので、体を強くするために“体操”?」と予想する。

 戦後、アメリカの影響を受けて、現在と同じ小学校6年、中学校3年、高校3年の「6・3・3教育制度」が採用され、高度経済成長期以降、日本は「詰め込み教育」「ゆとり教育」「脱ゆとり教育」と時代に合わせて教育方針を変化させてきた。そんな現在の日本の教育は、「詰め込み」か「ゆとり」のどちらなのか。浮所は「詰め込みほどパンパンに教えられているイメージがあまりないので、どちらかと言うと“ゆとり”…?」と予想。しかし、その正解を聞いた浮所は困惑を隠せず…。

 さらに、仕事や働き方もこの100年で大きく変化。戦前、女性や子どもは労働力とみなされ、12歳で尋常小学校を卒業した後は働くのが当たり前の時代だったが、昭和4年には、12歳以上の子供の深夜労働が全面的に禁止に。そんな昭和初期の労働時間は今と比べて約1.5倍と過酷な状況だったようで、戦後、労働基準法が定められたことで労働環境が一気に改善した。昭和30~40年にかけて高度経済成長期を迎えた日本は人手不足に直面するが、企業が労働力を維持するために導入した制度や、この時代に行われていた「集団就職」についても紹介する。

 高度経済成長期では、会社員がどのような働き方をしていたのか。当時の過酷な労働環境が分かる映像と共に振り返る。那須が「相当きつかったんだろうなと思います」と衝撃を受ける一方、内藤は「父もほとんど家で姿を見たことがないくらい毎日働いていましたね。でも、きっと夢があって、明るい未来があると信じていた気がします」と語った。一方、当時の女性は、企業では雑用をさせられたり、待遇が悪かったりと差別が問題に。平成に入り、労働時間が改善されるきっかけとなった制度「完全週休2日制」についても解説する。

「池上彰のニュースそうだったのか!!」浮所飛貴&那須雄登が日本の100年の変化に驚き

 また、昭和初期の日本は農業や林業、漁業などの第一次産業に就く人が最も多かったが、高度成経済長期になると、建築や工業などの製造業である第二次産業、サービス業などの第三次産業が大幅に増加。そんな日本の産業は、戦前は生糸、戦後は綿製品、そして昭和後期の1980年代には家電やコンピューター、自動車などがメインになっていったが、なぜ日本の産業は移り変わってきたのか、時代背景と合わせて詳しく解説する。さらに、今でこそ日本製品は高品質と言われているが、実は高度経済成長期以前は、日本製品は質が悪いことで有名だったそう。その状況から日本はなぜ品質を上げることができたのかにも迫る。

 この100年、日本と世界との関係も大きく変化した。日本では今、当たり前に海外旅行に行くことができるが、昭和30年代までは政府が海外渡航の目的を審査し、許可されるのは政府や会社など仕事関係の人や留学などの場合に限られていた。一体なぜ政府は海外旅行を制限していたのか、遠藤は「他の国に行って日本に都合の悪いものなどを見られたくなかったのでは?」、那須は「日本円をドルなどの外貨に替えなくちゃいけないので、外貨が少ない日本で外に持っていかれるのを防ぎたかったのでは?」と予想し…。東京オリンピックが開催された昭和39年に海外旅行の自由化が進むが、海外旅行が解禁された当時の様子を映像で振り返る。

「池上彰のニュースそうだったのか!!」浮所飛貴&那須雄登が日本の100年の変化に驚き

 世界の中で日本の立ち位置は時代とともに変化しており、明治から大正にかけて日本はイギリスとの関係が深く、「日英同盟」という軍事同盟を組んでいた。明治・大正といえば、日本がさまざまな制度や仕組みを作っている頃で、政治の仕組み“議院内閣制”や、社会保障制度などはイギリスの影響を大きく受けている。ところが、昭和初期の頃になると世界の力関係が変わり、経済成長によって台頭するアメリカが親分的な立ち位置となり、日本との関係も密になっていった。

 その後、日本はアメリカなどと戦い敗戦国になったが、敗戦からたった20年という驚異のスピードで先進国の仲間入りを果たし、OECDへの加盟やG7への参加などで世界との関係を深めていった。そんなアメリカと日本の関係は100年間であまり変わっておらず、日本が先進国になった今もアメリカには強く言えないまま。一方で、アメリカの圧力で日本には変わったことがたくさんあるのだが、それは一体何なのか。実際に体験したという三田が当時のエピソードを披露する。

「池上彰のニュースそうだったのか!!」浮所飛貴&那須雄登が日本の100年の変化に驚き

 他にも、100年前の日本は韓国や北朝鮮とどのような付き合いをしていたのかも紹介するほか、日本と中国の関係にも迫っていく。中国との関係は、実はここ30年ほどで変化しており、もめごとが増えたそう。「中国が力を持ってきたから」と遠藤は考えるが、理由は他にもあるそうで…。もめごとの裏にある中国の狙いを池上が解説する。

 さらに、100年前の日本の政治に迫るほか、100年前はどのような時代だったのか、昭和の時代の移り変わりを見てきた世界最高齢の現役理容師(108歳)や今の日本経済の基礎を築いた渋沢栄一のひ孫(100歳)という大正生まれの人々のインタビューも紹介。当時の暮らしや大変だったことなど、リアルな当時の様子が明らかに。そのインタビュー映像を見た那須は、「お二人とも、パワフルでエネルギッシュだなと思いました!」と語り、遠藤も「大正から令和で生きてこられる中で、昭和が一番楽しかったとおっしゃっていたのはインパクトがありましたね」と感心していた。

「池上彰のニュースそうだったのか!!」浮所飛貴&那須雄登が日本の100年の変化に驚き

 「こうやって見ていくと、教訓とすること、反省すること、あるいはこれを受け継ぎたいなということがいろいろあるわけですね。このさまざまな教訓や経験を生かして、これから平成や令和の若者たちがこの国を作っていってほしいなと思いました」と、池上が思いを込める今夜放送のスペシャルに注目だ。


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