上川隆也主演「問題物件」がオールアップ!「この作品と出合えて幸運でした」2025/03/26

フジテレビ系では3月26日に、上川隆也が主演を務める水10ドラマ「問題物件」(水曜午後10:00)の最終回を放送。このたび、撮影が全て終了し、上川をはじめ、本ドラマを盛り上げた内田理央、宮世琉弥らキャスト陣が続々とクランクアップを迎えた。
本作は、映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」(2024年公開)の脚本を手がけた、作家・大倉崇裕氏による「問題物件」「天使の棲む部屋」(いずれも光文社)を原作とした不動産ミステリー。自殺やポルターガイスト、失踪、ゴミ屋敷など、物件にまつわる奇々怪々な事件の謎を、頭脳明晰(めいせき)で腕っ節も強い破天荒なヒーローと、心優しいヒロインが次々と解き明かしていく。“家”という誰にとっても身近なテーマを舞台に、主人公・犬頭光太郎(上川)が持つ人並み外れた記憶力と推理力で奇怪な事件の真相に迫るストーリー。
これまで、借りたら必ず死ぬ部屋、ポルターガイストが起こる部屋、ゴミ屋敷など、数々の事件を鋭い観察力と洞察力で解決に導いてきた犬頭と大島不動産販売の社員・若宮恵美子(内田)たち。犬頭が失踪してしまい、喪失感にかられる販売特別室が最終回で挑むのは、サービス付きの高齢者向け住宅・アストラにある“天女の呪いに侵食された終の部屋”と呼ばれる部屋の実態について。ラストを飾る難事件を無事に解決に導くことはできるのか? そして犬頭の行方は!? “ワン”チームで届けてきた「問題物件」の最終回に注目だ。

まず最初にクランクアップを迎えたのは、キャスト、スタッフだけでなく視聴者の心もわしづかみにした、愛されキャスト・犬太(いぬた)役のコラレ。若宮と販売特別室の室長・大島雅弘(宮世)と一緒に散歩をするシーンで撮了となったコラレは、スタッフから「このシーンをもちましてコラレさんオールアップです!」の声がかかると、犬太の相棒・雅弘からおやつとおもちゃのご褒美が贈られた。撮影の合間を縫って仲を深めてきた2人は、最後に息ぴったりの様子を見せた。

続いて、社長の大島高丸を怪演した船越英一郎がクランクアップ。2時間ドラマやサスペンスドラマには欠かせない存在で、“2時間ドラマの帝王”の異名を持つ船越は、帝王の名にふさわしいある場所でオールアップ。犬頭と対峙(たいじ)するシーンがラストカットとなった。クランクイン前には、上川と久しぶりに共演することに対し、「演じる高丸とどう絡んでいくのか楽しみ」だと語っていた船越。しかし、敵対する役柄だったこともあり、なかなか同じシーンはなく、「上川くんとご一緒できると思って楽しみにしていたら、最終回とその前にワンシーンずつしかないという…(笑)」とぼやき、残念そう。だが「大島高丸を楽しく演じさせていただきました! とても楽しい現場でございました。ありがとうございました」と感謝した。

次に撮了を迎えたのは、本作のムードメーカーで、犬頭や恵美子と“ワンチーム”で奮闘してきた探偵・有村次郎を演じた浜野謙太。おなじみの喫茶店シーンでクランクアップを迎え、上川から花束、内田からプレゼントを渡されると、「和気あいあいとしていて楽しくて。お芝居をしていて、とても面白い現場でした!」と振り返った。浜野が作り上げた有村というキャラクターが存分に発揮された、笑顔のクランクアップとなった。

さらに、販売特別室室長代理・片山芳光を好演した本多力も、犬頭が姿を消したおかげで問題調査に1か月も要するようになった若宮とのシーンでクランクアップ。撮影を振り返り、「朗らかで楽しい現場でした。もっと現場に来たかったです」と心境を吐露。さらに、片山最後のセリフについて「最後の最後に“ぐぬぬ”というすてきなセリフを言わせていただきました。ありがとうございました!」と、ユーモアを交えて締めくくった。
“ワン”チームメンバーのラストに撮了を迎えたのは、宮世、内田、そして本作の主演・上川。人見知りで心を開ける相手が犬太しかいなかったが、恵美子たちと出会い大きく成長する雅弘を丁寧に演じた宮世。最初は不安もあったようで、「こんなにコメディー色の強い作品は初めてだったので、最初はとまどっていた」と率直な思いを告白。続けて「でも、最後は有村さんの仲間に入れて、コメディーの一員になれたのでよかったです」と笑顔。
続いて、物件に対する愛情が人一倍強く、犬頭との凸凹コンビ感が印象的な若宮を演じた内田が笑顔でクランクアップ。どんな時も笑顔で、チームの癒やし的存在だった内田も最初は不安だったようだが、「初日に犬頭さんと会った時、何も考えず、ただひたすら現場にいること、役を生きることでいいんだと思ってから気が楽になりました。今後の人生で、これ以上楽しい現場あるかなと思うくらい毎日笑っていました」と、内田らしい満点の笑顔でコメントした。
そして、人並み外れた記憶力と天才的な推理力を持つ“謎の男”犬頭を、ユーモアたっぷりに熱演した上川が内田、宮世、そして全スタッフに見守られながら撮了となった。放送回数を重ねるごとにユーモア度を増し、ミステリーの中にもコメディー色を色濃く表現し続けた上川。撮影を振り返り、「この作品に出合えたこと、愛すべきキャラクター、共演者に出会えたこと、幸運という以外の何物でもないと思っています。短い間ではありましたが、本当にありがとうございました」と締めくくり、およそ4か月にわたる撮影の全行程を終えた。
最終話。犬頭が姿を消してから1か月がたった。それから若宮は、外出するようになった雅弘とともに調査依頼に取り組んでいたが、一件の解決に1か月もかかり、片山からはこのままじゃ販売特別室の存続も危ぶまれると嫌味を言われる始末。そして、有村もまた犬頭がいなくなったことに悲しみを募らせていた。
ある日、大島家の近くで年配の女性がバイクにひかれそうになるところを目撃した恵美子。すんでのところで助かったその女性を見て驚く雅弘。彼女は、3年ほど前まで雅弘のお世話をしてくれていた元家政婦の薦田恵美子・通称「えみちゃん」(浅野ゆう子)だったのだ。えみちゃんは自分の命がもうわずかだと考え、雅弘を一目見ようと大島家に訪れていた。
その理由は、えみちゃんの住んでいるサービス付き高齢者向け住宅“アストラ”の中にある「終の部屋」が原因だった。話を聞くと、203号室の住人が亡くなり、次に303号室、そして403号室と、次々に死者を出しているという。死因はすべて心不全。「天女の呪い」のせいで○○3号室の住人が亡くなっていると怖れるえみちゃんは、いよいよ次に、自分の住む503号室にお迎えが来るはずだとつぶやくのだった。
恵美子と雅弘は、えみちゃんを救うため、2人で協力して調査をすることに。アストラに訪れた恵美子と雅弘を迎えるえみちゃん。スタッフの津島誠(渋谷謙人)と西茉由香(星乃夢奈)の話を皆で聞いていると、奥からある人物が現れて…。
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