「波うららかに、めおと日和」をドラマ化。芳根京子がピュアな妻、本田響矢が硬派海軍夫に!2025/03/19 05:00

フジテレビ系では4月24日より、主演・芳根京子×共演・本田響矢の「波うららかに、めおと日和」(木曜午後10:00、初回15分拡大)を放送することが決定した。戦前の日本を舞台に、恋愛に不慣れな男女2人の結婚から始まる恋を描く。
本作は、昭和11年を舞台に交際ゼロ日婚からスタートする、歯がゆくも愛らしい“新婚夫婦の甘酸っぱい時間”を丁寧に描いたハートフル・昭和新婚ラブコメディー。主人公の江端なつ美(芳根)は、桜咲く春の季節、突然舞い込んだ縁談から、帝国海軍に勤める江端瀧昌(本田)と婚約することに。しかし結婚式当日、瀧昌が仕事のため来られなくなり、旦那不在という波乱の幕開けから結婚生活は始まる。初々しくもじれったい夫婦生活の中で何げない日常から幸せやいとおしさを感じながら、2人は少しずつ距離を縮めていく。
原作は、漫画アプリ「コミックDAYS」にて、2022年10月から現在も連載中の西香はち氏による同名コミック(講談社刊)。漫画・電子書籍ストアのレビューでは、「コミックシーモア」4.7点、「ブックライブ」4.5点、「めちゃコミック」4.2点(5点満点/25年3月時点)など、各ストアで高評価を誇り、特に30代~50代女性から圧倒的支持を集める。そんな人気作にドラマオリジナルストーリーを交えつつも、原作の世界観を最大限に生かし、なつ美と瀧昌の温かくも甘い空気を繊細に映し出す。
芳根が演じる主人公・なつ美は、関谷家の四姉妹の三女として育った。父親に突如「嫁ぎ先が決まった」と告げられ、帝国海軍に勤める瀧昌と結婚することになる。恋愛経験もなく、男性への免疫がないなつ美は、急に決まった縁談に驚く。さらに結婚式当日、瀧昌は海軍の訓練が入り、来られなくなってしまう。一度も本人に会えぬまま、「写真」の瀧昌と式を挙げ、旦那不在という波乱の幕開けから始まった夫婦生活に戸惑いを隠せない。
その後、海軍の演習を終えた瀧昌と初対面するなつ美だったが、無表情で無口の瀧昌は何を考えているのか分からず不安になる。それでもなつ美は、慣れない家事に懸命に取り組みながら、妻として瀧昌を支える。そして、変わりゆく日々の中で、なつ美は瀧昌の優しさに気付き、次第に心を開いていく…。

13年に同局の木曜劇場「ラスト♡シンデレラ」で女優デビューした芳根が、同枠の主演として帰ってきた。オファーを受けて「プレッシャーはもちろんありますが、とても光栄なことだなと思いました。全力で頑張りたいと思います」と意気込む芳根。自身の役については「皆さんに応援していただけるように、精いっぱいかわいらしく、そして力強く生きる女性を演じられたらと思います」と語る。
本田との初共演については、「ティザー撮影で少しだけご一緒させていただいて、少し天然そうな感じも拝見したので…(笑)。現場ではツッコみつつ、助け合いながら、一緒に頑張っていけたらいいなと思います」とコメントし、「私たちが演じるなつ美と瀧昌の2人の物語なので、皆さまに愛してもらえるような夫婦になれるように、しっかりコミュニケーションを取って、ステキな作品にしていきたいと思います」と言葉をつづった。
芳根の相手役に抜てきされた本田が演じるのは、帝国海軍の中尉・瀧昌。両親を幼い頃に亡くした瀧昌は、父と仲が良く世話になっていた上官から、縁談の話を持ちかけられ、なつ美と婚姻する。生真面目で無口かつ無愛想にも見える瀧昌は、実は女性への接し方が不慣れで、なつ美に対しても気持ちをうまく伝えられず、思わず「問題ありません」と口癖のような言葉を発してしまう…。しかし、不器用ながらも瀧昌なりの優しさで、少しずつなつ美と心を通わせていく。
本作で初めてプライムタイムの地上波連続ドラマにレギュラー出演する本田は、オファーを受けて「率直にすごくうれしかったです。このお仕事をさせていただく前から木曜劇場で放送されていた作品は拝見していて、好きな作品がたくさんありましたので、そんなステキな木曜劇場の枠に出演させていただけることが、心の底からとてもうれしく、改めて作品としっかり向き合っていきたいと思いました」と心境を明かす。
原作を読んだ際には「本当に初々しいと思いました」と感想を述べ、「なつ美と瀧昌の2人の思いが伝わったり、伝わらなかったり、そんな思いが交差しているのも含めて初々しくて…1人でドキドキしながら読んでいたので、恥ずかしくなっちゃいました(笑)」とはにかむ。
初共演となる芳根については「今回、ティザー撮影の時が芳根さんとは初めましてで、すごく緊張しました。不思議な感覚で撮影させていただきましたが、この物語も結婚式をしてから出会う2人ということで、“初めまして”の部分がリンクしている感じがして、少し瀧昌の気持ちも感じることができました」と役柄と同じ思いに触れたことを明かす。
そして、「この作品はきっと癒やしのドラマになると思いますし、第1話から見ていてドキドキも止まらないと思います。僕たちも楽しく撮影を行いながら、見てくださる皆さまにも楽しんでいただけるような作品を作っていきますので、ぜひご覧ください!」と視聴者にメッセージを寄せた。
このたび、ティザー映像とティザービジュアルも合わせて初公開。芳根の美しい黒引き振袖姿と本田のキリッとした軍服姿が捉えられていて、結婚式の衣装をイメージした特別なビジュアルに仕上がった。ティザー映像では、芳根演じるなつ美と本田演じる瀧昌が緊張した面持ちで横に並び、写真撮影をしている姿が映し出されている。少し照れながらも笑みを浮かべるなつ美と、強く拳を握りしめながらもりりしくカメラに視線を向ける瀧昌…。そして、2人の手と手が重なり合った時、初々しくも、それぞれの恋心が動き出す。

本作の演出は、同局の「PICU 小児集中治療室」(22年)や「監察医 朝顔」シリーズ(19年~)の平野眞氏が務める。芳根の女優デビュー作「ラスト♡シンデレラ」をはじめ、「やまとなでしこ」(00年)や「僕と彼女と彼女の生きる道」(04年)、「5→9~私に恋したお坊さん~」(15年)など、数々のヒット作を世に送り出してきた平野氏と12年ぶりに再タッグを組むことになった芳根は、「久しぶりに平野監督とお会いしましたが、『ラスト♡シンデレラ』の衣装合わせがちょうど12年前の明日(2月28日)だったことを覚えていて、とても感慨深かったです。2月28日が私の誕生日で、高校1年生だった当時、学校帰りに制服のままスタジオに行き、スタッフの皆さんにお祝いをして頂いたことがすごくうれしかったのを思い出しました。昨日もそのことを思い出して、1人で泣いてしまったほどです」と吐露し、「12年たち、デビューした木曜劇場の枠に主演として戻り、同じ監督と再びご一緒できることは、本当に幸せで、決して当たり前ではないと感じています」と喜びをあらわにした。
脚本は、24年の「あのクズを殴ってやりたいんだ」や21年の「リコカツ」(共にTBS系)などのヒット作を手がけた泉澤陽子氏。プロデュースは、同局の「やんごとなき一族」(22年)や「教場Ⅱ」(21年)をはじめ、「第58回ギャラクシー賞(テレビ部門大賞)」を受賞した「世界は3で出来ている」(20年)などを手がけた、宋ハナ氏が務める。
本作を担当する宋プロデューサーは「初めて原作を読ませていただいた時は、なつ美と瀧昌2人のやりとりに、思わずニヤニヤが止まりませんでした。2回目に読んだ時は、昭和11年の日常がとても新鮮に感じ、その日常の中に細かく心理が描かれており夢中になりました。見るたびにいろいろな感情を抱かせてくれる、きっと多くの方に楽しんでもらえるドラマになると思いました」と手応えを感じている様子。
さらに「昭和11年、このドラマの背景は誰もが知っているようで多くの方は経験していない時代です。そこに存在するなつ美と瀧昌は結婚から出会い、夫婦として生きることになります。今は当たり前の携帯もない時代、異性に慣れていないなつ美と口下手すぎる瀧昌の歯がゆく擦れ違う夫婦模様は初々しくじれったい、そしていとおしいです。ゆっくり、じんわり、愛情を深め夫婦になっていくさまをお楽しみください!」とアピールした。
そして、芳根の起用について「芳根さんの魅せる確かな演技力と透明感あふれる存在感は幾度の作品で拝見させていただき、いつかぜひご一緒したいと思っておりました! 今回、昭和11年を舞台にするにあたり、なつ美の瀧昌へのピュアな恋心が献身的ではかない女性というだけでなく、芳根さんの持つけなげな雰囲気を合わせることでその時代を丁寧に一生懸命、明るく生きる存在に映ってほしいという願いも込めオファーさせていただきました。実際お会いした時、芳根さんの笑顔で回りが一瞬でぱっと明るくなり、なつ美そのものだったのが印象深く残っております」と絶賛。
本田に関しては「クールに見えつつも純粋なところもあり、そのギャップが魅力的で注目しておりました。今回の企画において事前にお会いし、いろいろなお話をさせていただいた際、ひたむきな姿と謙虚さも瀧昌にピッタリだと思いました。もちろん海軍の制服もこれ以上なくお似合いだと確信しました。実際、ポスター撮影で芳根さん、本田さんお二人が並んだ時には美しさとともに、初めまして感も相まって、なつ美・瀧昌2人の絶妙な距離感が役同様に表れていてこれからの化学反応がとても楽しみです!」と期待を寄せている。
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