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WEST.が映画で全員主演! タイトルが「裏社員。-スパイやらせてもろてます-」に決定2025/03/11 07:00

WEST.が映画で全員主演! タイトルが「裏社員。-スパイやらせてもろてます-」に決定

 5月2日に全国公開される、WEST.全員主演の映画のタイトルが「裏社員。-スパイやらせてもろてます-」に決定。主題歌もWEST.が務め、トータス松本が作詞作曲を、ウルフルズがサウンドプロデュースを手がける。

 昨年、さまざまな周年記念イベントを開催したWEST.。イベントの掉尾を飾る大阪松竹座の舞台「WEST. 10th Anniversary 大阪松竹座公演」の千穐楽では、メンバー7人全員が主演する映画の製作が発表に。この様子は全国233館の映画館でライブビューイングされ、メンバー全員で映画主演を務めることが初ということも相まって、SNSは喜びの声にあふれ、大きな話題を呼んだ。

 そんな本作は今年に入ってすぐに撮影が開始され、東京都内をはじめ、神奈川、群馬、埼玉、茨城などの東京近郊、さらに大阪とロケを重ね、2月中旬ついにクランクアップ。完成は4月中旬を予定しており、5月2日に全国公開する。

 本作のメガホンを取ったのは、多くの話題作を世に送り出してきた瑠東東一郎監督。2009年、瑠東氏のドラマ初監督作品となる、DRAMADA-J「いつかの友情部、夏。」(関西テレビ)にはデビュー前の神山智洋小瀧望重岡大毅藤井流星が出演しており、WEST.とは浅からぬ縁が。ライブ、芝居とさまざまな経験を積み、人気も実力も付けてきたWEST.との15年ぶりの巡り会いで、今度は彼らと共にどんな物語を作り出していくのか。

 このたび、そんな本作のタイトルが「裏社員。-スパイやらせてもろてます-」に決定。通常の業務を超えて表では解決できない問題を秘密裏に処理をする会社員、通称「裏社員」が、複合商業施設建設のため、社長からシャッター商店街を取り壊すミッションを受けて潜入。しかし、すでにライバル社でも同じミッションを持つ裏社員らが商店街に潜入しており…。両社のターゲットは町の大地主。しかし、動けば動くほどなぜか商店街の住人たちに愛されてしまうことに。一方で、潰れかけの商店街を立て直そうとする熱血漢や、なにやら訳ありの男も現れ、事態は思わぬ方向に…という完全オリジナルストーリーが展開する。

 スパイらしい激しいアクションとドタバタ喜劇。そこにラブストーリーを加えつつ、笑いあり、アッと驚くだまし合いあり、ホロリとする人情ありの見た人を元気にする痛快アクション・コメディー映画が誕生する。

 主題歌として本作を彩るのは、WEST.の「ウェッサイソウル!」。トータス松本がこの映画のために作詞作曲、ウルフルズがサウンドプロデュースしたパワフルでファンキーなナンバーだ。映画本編はもちろん、音楽面でのトータス松本とWEST.との協働にも注目したい。

 発表にあたり、重岡は「僕が演じた陽一郎は、少年漫画の主人公みたいな男です。エネルギーがあって真っすぐで。WEST.の重岡をもっと誇張したような感じなのかな。今回はアクションにも挑戦しました。普段からトレーニングをしていて体を動かしていますが、これがすごく難しかったですね。組み合う相手やカメラマンさんとも息を合わせて緻密にスピーディーに入り乱れて…OKが出た瞬間『うおーっ』て叫びました(笑)。この映画の見どころの一つなのでぜひ注目してほしいです」と撮影時の裏話を披露。

 桐山照史は「周りに左右されずに自分をしっかり持っている、一見クールで一匹狼のような人物・宴を演じました。過去の出来事が原因で人を信じなくなった宴が、あるミッションでチームを組まされて、仲間がいるって楽しいことなんだっていうのを徐々に思い出していくんです。漫才っぽい掛け合いも多くコミカルでテンポもいい。どの役に感情移入してもいろんな見方ができる、角度がある映画だと思います。WEST.を知らない方も、クスッと笑って楽しんでいただけたらうれしいです」と本作に込めた思いを語る。

 中間淳太は「(僕が演じる)ジンは仁義に厚い真っすぐなヤツ。監督からも『冗談なのか本気なのか分からんくらいに常に真っすぐでいてほしい』と言われ、撮影に臨みました。ちょっと僕と似ているかも。ただ、ガラが悪い。そこは僕と違います(笑)。出演者の中で多分最弱の僕がめちゃくちゃけんかが強い役で。コメディーだし、ぶっ飛んだところもあるので、最初は『なんやこいつら』って思うかもしれませんが、みんなそれぞれ過去があり何かを抱えて生きている。グッとくるところもあって、見終わった後に大切な人に会いたくなるんじゃないかなと思います」と、本作をアピール。

 神山は「僕が演じたのは『自分にうそをつくのは自分がかわいそうだ』という考えを持つ宝田という男。思ったことは何でも言っちゃうので、僕とは結構真逆だと思います。最初から最後まで宝田だけ変化がなくて、逆に周りを変化させていく。相手をハッとさせるようなことを言うので、思ったことをポンポンと口に出すようなセリフの言い方を意識しました。WEST.全員が出演する映画は今回が初めて。7人が別の個性的なキャラクターになって作品の中で生きている様子をご覧になって、皆さんにも刺激を与えられたらなと思っています」と、宝田を演じる上で意識したことを明かす。

 藤井は「僕はジン(中間)といつも一緒にいるチャラを演じています。過去にジンから助けてもらって以来ずっとジンを崇拝していて、基本的にアホで明るい愛すべきキャラクター。映画ではアドリブもあるのですが、よく知ったWEST.のメンバーなので、ぶっちゃけどこがアドリブなのかよく分からないくらい自然に撮影ができました。一方で18年一緒にやってきたメンバーが、知らない別のキャラクターになって役柄を演じているのは不思議な感覚でしたね。WEST.だからこその物語ですし、肩肘張らずに気軽に楽しんで見ていただきたいです」と、メンバーとの撮影に新鮮さを感じたそう。

 濵田崇裕は「(僕が演じる)詳敷は、自分の話はしないし全ての物事を客観的に話す人で、シャイなんだけどちょっとクレイジーで謎が多い。監督が『濵ちゃんのクレイジーで面白いところをなんとか役に落とし込みたい』とおっしゃっていて、自分と役を混ぜていく作業が難しかったんですが、僕の演技を見て笑ってくださったので、それが自信になりましたね。今回の映画は笑いもあって、アクションもあって、ラブもあって…この映画を見たらみんなどんな気持ちになるのかな? 僕も早くこの映画を映画館で見たいです」と思いをはせる。

 最後に、小瀧は「僕の演じるマコトは陽一郎(重岡)と過去にいろいろあって、一見何を考えているのか分からないちょっと複雑な感じの人物なんです。ただきっと根はいいやつで楽しいことが好きなんじゃないかな、という一面が少し垣間見られるような役を演じさせていただきました。茫洋としたマコトが、みんなと関わりを持つことで次第に変わっていくさまを見ていただけたらと思います。今回、このような楽しそうな映画を多くの皆さまに映画館で見ていただけるのはうれしいですし、WEST.7人が大スクリーンの一つの画面にギュッとなっているのはなかなかないと思います。僕も完成が待ち遠しいです」と完成に期待を寄せた。


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