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「仮面ライダーガッチャード」本島純政、本作を通して伝えたい思いは「誰かを頼って」2025/03/10 12:45

「仮面ライダーガッチャード」本島純政、本作を通して伝えたい思いは「誰かを頼って」

 本島純政が主演を務める、Vシネクスト「仮面ライダーガッチャード GRADUATIONS/ホッパー1のはるやすみ」が現在上映中。3月9日に卒業スペシャル舞台あいさつが開催され、一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード役の本島、黒鋼スパナ/仮面ライダーヴァルバラド役の藤林泰也、ミナト役の熊木陸斗、山口恭平監督、MCとして湊陽祐プロデューサーが登壇した。

 2024年8月25日に最終話を迎えた「仮面ライダーガッチャード」(テレビ朝日系)。仮面ライダーガッチャード、仮面ライダーマジェード、仮面ライダーヴァルバラドらの活躍によって宿敵・グリオンを倒し、人間とケミーが共生する世界を目指して、また大きな一歩を踏み出す若き錬金術師たちの姿が描かれた。

 現在上映中の本作は、そのテレビシリーズのその後を描く最新作。卒業式の日、宝太郎たちは突然同じ時間を繰り返すループから抜け出せなくなってしまい、さらにはその状況を認識しているのは黒鋼スパナ(藤林)だけという事態が。一体何が起きているのか…。また同時上映の「ホッパー1のはるやすみ」は、一ノ瀬宝太郎(本島)が錬成して生んだ新しい地球を舞台に、幸せを手に入れたケミーたちの“ある1日”を捉えた短編作品だ。

「仮面ライダーガッチャード」本島純政、本作を通して伝えたい思いは「誰かを頼って」

 登壇後、それぞれがまずあいさつを行うと、「ガッチャー!」のコールアンドレスポンスで観客と共に大盛り上がり。長きにわたって演じた宝太郎について、本島は「元気が有り余っている高校生で、一貫して真っすぐなところが好きでした! 最初の頃は錬金術師としてもダメダメだったけれど、その中で自分が最善を尽くすんだって、彼なりに模索して頑張っていて…」と魅力を語る。

 また、本島はテレビシリーズ3話(「ブシドー、見つけたり。」)の剣道場のシーンに思い入れがあるそうで、「最終オーディションの時にやす(藤林)と一緒に芝居をやったのですが、当時僕はまだあまり芝居をやったことがなくて。どうしていいか分からなかったのと感情が入りすぎて、顔面がぶつかるくらいの距離で『仮面ライダーになる』ってセリフを言っちゃって…。あの時はごめん(笑)」と突然藤林に謝罪を。そんな最終オーディションを振り返り、本島と藤林が顔の近さを再現するワンシーンも! 藤林も「熱量をすごく感じました。当時は気持ちでお芝居していたのだなと思うと、今は成長したなって」と本島の成長を喜び、会場からも拍手が贈られた。

「仮面ライダーガッチャード」本島純政、本作を通して伝えたい思いは「誰かを頼って」

 続いて、スパナについては「僕自身と真逆の役だったので、最初はよく受かったなって思いました。オーディションの時はスパナ役に入っていて、椅子に座る時も態度悪く足を広げていたりして。でも、いざ受かってふたを開けたらこんなチャランポランだったという(笑)。ただ、撮影を通してどんどん役に近づいていって、寄り添って、正反対にいたスパナと藤林は同じ気持ちになれたと思っています。Vシネクストの最後も藤林だと思って見てほしいです」と藤林。

「仮面ライダーガッチャード」本島純政、本作を通して伝えたい思いは「誰かを頼って」

 ミナト役の熊木もオーディションを振り返り、「僕は、オーディションでそこまでお芝居していないんです。どういう人生を歩んできたのかを聞かれて、自分の話をした上で決まったので、自分に近いところで役を演じればいいのかなって思いました」と秘話を告白。それに対し、湊Pは「ミステリアスな中年教師を探していて、ビジュアルだけでもいろんな選択肢がある中で、20代後半から50代までオーディションに参加いただきました。いろんな方のお話を聞いて、熊木さんがミナト先生になっていきました。思いのほか『ゆるいな』って思ったのですが(笑)、ミナト先生を一緒に作っていきました」と補足した。

「仮面ライダーガッチャード」本島純政、本作を通して伝えたい思いは「誰かを頼って」

 山口監督にも当時の印象を聞くと「僕は3・4話からの監督だったのでオーディションには参加していないのですが、本島、松本(麗世)がほとんど未経験でフレッシュで、そのまま演じるのが役にピッタリ合う、キャスティングの妙でした」と。「藤林と熊木くんはもしかしたら過去にも仮面ライダーのオーディションを受けていたかもしれないし、いろんな思いを抱えて受けて1年間やり遂げてくれて、今この場に立っていて人生と役が重なってつながっていて…まさにガッチャンコだと思います」と一同に思いを伝えた。

「仮面ライダーガッチャード」本島純政、本作を通して伝えたい思いは「誰かを頼って」

 なお、本作ではテレビシリーズの回想シーンが数シーン登場するが、本島は「顔が変わったって言われるんですけど、うれしいです。それも含めて楽しいんでほしいです」とアピールした。

 そして、今回の舞台あいさつは「卒業スペシャル」ということで、「ガッチャード」卒業証書授与式も開催。本島には「これからも自分らしく未来に突き進んでください」、藤林には「これからも変化を恐れず、未来へ突き進んでください」、熊木には「これからも若者たちを見守り、導き、共に未来へ突き進んでください」と、それぞれにぴったりの思いが込められた卒業証書が山口監督から授与された。

「仮面ライダーガッチャード」本島純政、本作を通して伝えたい思いは「誰かを頼って」
「仮面ライダーガッチャード」本島純政、本作を通して伝えたい思いは「誰かを頼って」

 ここでなんと、九堂りんね/仮面ライダーマジェード役の松本から卒業証書を受け取った際のビデオメッセージが到着。「山口監督、ありがとうございます! 自分のルールを信じて突き進んでいきます。本作は『ガッチャード』の集大成になっています。皆さんぜひ楽しんでください。りんねが宝太郎に何を伝えるのか? ぜひ注目してください。またね!」と、元気なメッセージに会場が温かい拍手に包まれた。

「仮面ライダーガッチャード」本島純政、本作を通して伝えたい思いは「誰かを頼って」

 最後は、それぞれがあいさつを。熊木は「この作品は全てが詰まっているので、ただただ集中して浸ってしてほしいです。これが最後だと思うと感慨深くて寂しいです。何年か後にみんなで集まれるかもしれないし、集まれないかもしれないけど、そういうことも期待しながら楽しんでください」と再会に期待を寄せる。

 藤林は、「ここにいないキャストもみんな『ガッチャード』が大好きで、今でもたまに集まると『あの時のあれ楽しかったね』って、思い出話で一瞬で時間が過ぎていきます。『ガッチャード』が終わった後もキャラクターたちは生きています。僕の中でいろんなものをつないでくれたのが『ガッチャード』で、皆さんとこうやってつながれたのもそうです。ミナト先生が言ったように、5年後『ガッチャード』は数字取れるぞってなったら(続編を)作ってくれると思うので皆さん応援してください!」と会場の笑いを誘った。

「仮面ライダーガッチャード」本島純政、本作を通して伝えたい思いは「誰かを頼って」

 そして本島は、「このメンバーで1年間やれたこと、ファン方々と一緒に楽しめたこともすごくうれしいです。この作品を通して思うのは、人生つらい時もあるけれど、そういう時ほど一人で抱え込まず、誰かを頼ってほしいということ。スパナも、宝太郎とりんねたちがいたから壁を乗り越えられたと思います。だから、みんなも一人で抱え込まないで、絶対に誰かを頼って前に向かって人生を歩んでほしい。そんなメッセージが伝わればうれしいです。1年間応援してくださってありがとうございました!」と、真摯(しんし)に感謝を伝えた。

 さらにイベントの終了間際に、先に降壇した本島、藤林、熊木と山口監督が走って戻ってくるサプライズも。最後に登壇者一同と劇場に集まったファンで「ガッチャー!」と叫び、舞台あいさつは幕を下ろした。

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