岡山天音主演「どうせ死ぬなら、パリで死のう。」森優理斗、村川絵梨、ゆうちゃみら追加キャスト発表2025/02/27 11:00
岡山天音が主演を務めるNHK総合で3月16日放送の特集ドラマ「どうせ死ぬなら、パリで死のう。」（午後11:00）の追加キャストが発表。森優理斗、村川絵梨、中村織央、おいでやす小田、ゆうちゃみ、渡部潤一、片岡礼子といった個性豊かな俳優陣が出演する。
本作は、人生をこじらせた哲学者・昼間吉人（岡山）と、人生を諦めた少年・幸太（森）が織り成す奇妙な共同生活を描く“人間賛歌”ドラマ。新鋭脚本家・伊吹一氏による渾身（こんしん）のオリジナル作で、“悲観主義”という哲学的なテーマを軽やかに、ユーモア交えてハートフルに描き出す。
作品の重要なテーマの一つとなるエミール・シオランは、1911年生まれのルーマニア出身の哲学者・思想家であり、「人間なんてそもそも生まれないほうがよい」とする反出生主義を提唱したことで知られる。戦後フランスで活躍し、ペシミズム（悲観主義）の極致とも言える著作を多く残し、「ペシミストの王」と称された。代表作には「告白と呪詛」「悪しき造物主」「生誕の災厄」などがある。
経済的に困窮し、悲観主義（ペシミズム）の哲学者エミール・シオランの研究を専門とする吉人は、妊娠中の姉・明美（村川）から、10歳のおい・幸太を一時的に預かることになる。しかし、間もなく幸太は失踪し、ようやく見つけ出した彼は「ここじゃないどこかへ行きたい」とつぶやく。そんな幸太の言葉に共感した吉人は、彼と共に悲観主義を突き詰める奇妙な共同生活を始める。人生を悲観しながらも、どこかユーモラスな日々。しかし、やがて2人に最悪の悲劇が訪れる。
そのほか、明美の恋人で売れないバンドマンの大和田理玖役を中村、吉人の良き理解者である大学の准教授・三木ひかり役を片岡、吉人のバイト先の生真面目なコンビニ店長・和辻役をおいでやす小田、俳優を目指す吉人の教え子・萩原雪乃役をゆうちゃみ、フランスに強い思いを抱く謎の清掃員・春川昆役を渡部が演じる。
また、本作の音楽担当も発表された。手がけるのは、環境音やピアノ、シンセサイザーを駆使し、はかなくも美しいサウンドスケープを作り出すアーティスト・nih（ニフ）。アンビエントユニット・nu/nu/のコンポーザーとしても活動しており、映像音楽やボーカルトラックの制作でも高い評価を得ている注目のアーティストだ。
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