桐谷健太主演「いつかヒーロー」追加キャスト発表！ 宮世琉弥が正体不明の男役で新境地に2025/02/25 18:00
桐谷健太が主演を務めるテレビ朝日系では、4月期日曜夜連続ドラマ「いつか、ヒーロー」（日曜午後10：15＝ABCテレビ制作）の放送を4月6日に決定した。また、宮世琉弥、長濱ねる、でんでん、板谷由夏、北村有起哉らの共演者情報も解禁となった。
本作はオリジナルの社会派エンターテインメント。多くの社会派ドラマを生み出している林宏司氏が5年ぶりの連続ドラマ脚本執筆を手がけ、若手実力派のアベラヒデノブ氏が監督を務める。
桐谷が演じる主人公・赤山誠司は情熱あふれる児童養護施設の職員。恵まれない環境で育ちながらも将来の夢や希望を抱いている子どもたちの姿を見て、確かな未来を信じていた。しかしある日、とある事情をきっかけに赤山は突然、消息を絶つ。そして20年後…全てを失った情けないアラフィフ男の赤山と、生きづらい世の中に諦めを感じている元教え子のアラサー男女5人が再会。彼らはぶつかりながらも絆を深めていき、やがてが世代を超えて手を組み、腐った巨大権力を相手に立ち向かっていく。
宮世が演じるのは、人の心を操る天才で、相手の弱みにつけこみ赤山と教え子たちを世の中から執拗に排除しようとする正体不明の男・氷室海斗。その素性はベールに包まれていて、徹底的に追い込むサイコパスな一面も見え隠れする彼の目的は一体!?
持ち味の華やかなオーラを封印し、冷徹な悪役に初挑戦する宮世は、「心に深い闇を抱いてしまっている役なので、氷室の闇が生まれてしまった背景も大切にして、共感した上で大事に演じていきたいなと思います」と役作りへの思いを明かす。物語については「何が正義で何が悪か。悪と思える事柄も、そのバックボーンを知れば見方が変わるかもしれない。皆さまにとっての“正義と悪”は、何があっても変わらずにあり続けますか？ 僕も演じながらたくさん考えさせられる作品です」と自身の感触を明かす。まさに新境地に挑むといえる宮世が演じる氷室は、赤山の前に立ちはだかる最強の敵なのか──!?
赤山が20年前に職員として働いていた児童養護施設「希望の道」出身で、赤山の教え子の一人の樋口ゆかりを演じるのは長濱。真面目で成績優秀、面倒見がよく子どもの頃から皆の世話役的存在でもある。小さい頃の夢は「海外で活躍する通訳」になることだったが、現在は介護職に就いている。
そんなゆかりを演じる長濱は「この世に希望なんてないと絶望しながら、それでも人を、世界を信じようとする人柄にひかれました」と評し、「ひそかに諦めきれなこと、胸の奥にしまった怒り、その一つ一つに丁寧に向き合って演じられたらと思います」と役との向き合い方を胸に秘める。仕事に誇りは持っているものの、過酷な労働に見合わない低賃金に苦しみながら、今の生活から抜け出す術はないと人生に諦めを感じ始めていたゆかりは、20年ぶりに赤山と再会。赤山のバディとして、教え子探しや復讐計画に協力していくことに。「隣に誰が住んでいるかも分からない冷たい世の中になってしまったと時代を嘆く声も聞こえてきますが、私はそうは思いません。寂しさの中にもきっと希望はあると信じているし、世界を変えてくれる何かに私たちは期待している。そんな光を届けられたらいいなと思います」と、ゆかりを通して伝えたいことを教えてくれた。
20年間行方不明だった赤山の過去と秘密を握っている大家・大原要蔵に扮（ふん）するのはでんでん。金も仕事も身寄りもない赤山を自らの家に住まわせる大原は赤山最大の協力者だ。一見ただの世話好きな好々爺だが、時折見せる真剣な顔はただ者の空気でなさそうで…。
そんなのらりくらりとつかみどころのない大原を演じるにあたり、「いつもは役にふさわしいモデルを見つけて演じていました。ですが、今回は敢えてその作業をやめて、台本から漂ってくる匂いを嗅ぎとりながら、大原という得体の知れない男を魅力的に演じられたらうれしいです」と、いつもとは違う角度から役に入っていると打ち明ける。赤山が20年間消息不明だった理由や過去の姿も全て知っている様子の大原は物語のキーマンとして注目を集めそうだが、「パンチの効いたドラマですたい！ 皆さまも脚本家になったつもりで見られると何倍も楽しくなりますよ」と、興味深い見方を伝授した。
板谷が演じるのは、スクープ命の敏腕政治記者・西郡十和子。テレビ局の政治部エース記者の十和子は夜討ち朝駆けは当たり前、仕事の腕は超一流で政府与党の大物政治家に食い込む記者として業界で一目置かれている存在だ。
仕事に関わらず思い込んだら一筋ながらコミカルな一面も持ち合わせている十和子は板谷にとって、「今までにあまり演じたことのないタイプの女性になる予感がしています」とのこと。「トライを恐れず、楽しみたいです」と語る板谷がチャレンジする十和子のターゲットは、あらゆる権力を掌握し、日本社会を牽引（けんいん）する期待のリーダーと言われている大企業「ドリームグループ」の会長・若王子。独自の嗅覚で政財界の動きを見極め、彼の懐に必死に食い込もうとするが、そこには大きな理由があり…!? 「脚本を読み進めていますが、何が起きるのか分からない不気味さと先を知りたい気持ちがざわざわと生まれています。楽しみにしていてください」と、波乱を予感させるコメントを残した。
十和子がターゲットとして追う、若王子公威役は北村。IT、金融、教育、メディアの各分野を束ねる一大コングロマリット「ドリームグループ」会長の若王子は、「若者に夢を！」をスローガンに優秀な若手人材をどんどん登用する経営者。圧倒的な資金力と決して偉ぶらない愛着のあるキャラクターが若者からも熱烈な支持を集めるカリスマで、その独自の経営手腕は高く評価され、十和子も「いずれ日本のリーダーになる」と見込んでいる。しかし、手段を選ばぬ買収手法や経営手法が一部ジャーナリストに批判されていて、赤山とも過去にただならぬ因縁が。
誰にも明かしていない大きな野望を持つ若王子について「どうやら表の顔と裏の顔がありそうなので…、その矛盾した両面性をしっかりそしゃくして一本筋の入った人物をしっかり演じていきたいです。その人物が善でも悪でも」と分析する北村。また、本作の現場には期待しかないそうで、「はじめっからモチベーションが上がりまくりです」とテンション高め。その理由は「『また一緒にできる！』がたくさんあるからです」と断言。「ドラマ『ムショぼけ』（2021年＝ABCテレビ制作）のプロデューサーとディレクター、そして主役の桐谷健太くん。これだけでもワクワクしてますが、なんといってもあの林宏司さんが久しぶりに連ドラを書き下ろしてくれるのです。面白くならないわけがありません。浮き足だつ自分を抑えて、しっかりと演じさせてもらいます。どうぞお楽しみに」と期待にあふれたメッセージを寄せた。
関連リンク
この記事をシェアする
ドラマガイド（最新シーズン）Drama Guide Season
【2025年春】TVドラマガイド
2025年の春（4月・5月・6月）にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介！
今田美桜＆北村匠海共演の朝ドラ「あんぱん」、多部未華子主演の火10「対岸の家事～これが、私の生きる道！～」、Travis Japanの松田元太主演「人事の人見」、小芝風花主演の時代劇「あきない世傳 金と銀2」のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時更新☆
【2025年冬】TVドラマガイド
2025年の冬（1月・2月・3月）にスタートする連続ドラマを曜日別で大特集！
横浜流星の大河ドラマ「べらぼう」、松坂桃李主演「御上先生」、奈緒×松田龍平W主演「東京サラダボウル」、永瀬廉＆山下美月初共演「御曹司に恋はムズすぎる」、川口春奈＆松村北斗共演の「アンサンブル」、山田杏奈主演「リラの花咲くけものみち」など、深夜ドラマやBS放送の新着ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポート情報などを各ドラマページで随時更新☆
