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内野聖陽と鈴木京香が「おかえりモネ」で清原果耶の両親役に2020/09/14

内野聖陽と鈴木京香が「おかえりモネ」で清原果耶の両親役に

 内野聖陽と鈴木京香が、2021年春にスタートするNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8:00、開始日未定)で、清原果耶演じるヒロイン・永浦百音の両親を演じることが分かった。

 本作は、宮城県気仙沼市で生まれ育ち、登米で青春を送ったヒロインの永浦百音(清原)が、東日本大震災で被災し、生き方を模索する中で天気予報の可能性に着目。気象予報士の資格を取って上京し、故郷にかつての活気を取り戻そうと“気象予報”という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、故郷に貢献する道を探る姿を描く希望の物語。「きのう何食べた?」(テレビ東京ほか)などを手掛けてきた、安達奈緒子氏脚本によるオリジナル作品だ。

 内野が演じるのは、百音の父・永浦耕治。陽気で屈託ない性格で、実家の漁業を継がず、地元の銀行に勤める。若い頃はトランペット奏者としてならし、百音が音楽と出合うきっかけを作った。2人の娘のことが大好きで、故郷を離れて登米で暮らす百音が心配でしょうがない。また、妻の亜哉子に頭が上がらないというキャラクターだ。

 内野は「気仙沼の美しい海で育つ若者たちが悩み、苦しみながらそれぞれの人生を見つけていく。でも、その親たちもかつては人生の道のりでたくさん思い悩み、いや、親であるからこそ今も悩みながら人生を歩んでいるのでしょう。子どもの成長に戸惑いながらも若者たちへの温かい視線を失わない、ちょっと鈍感で不器用な愛すべき父親を、気仙沼という海の町のバイタリティーの中で、明るく前向きに生きられたらと思っています」と意気込みを伝え、「きっと、今の不安な時代に活力を与えてくれる作品になるに違いないと予感しています。ご期待ください」とコメント。

 また、鈴木演じる百音の母・永浦亜哉子は仙台出身の元小学校教師で、生真面目な性格。耕治と結婚後は、島の人々の明るさと温かさにほれ込み、移り住んだ。今は義父のカキ養殖業を手伝いながら、亡き義母が切り盛りしていた民宿を再開できないかと思っている。登米で自分の将来を模索する百音を信じ、応援するという役どころだ。

 鈴木は『(自身がヒロインを演じた)『君の名は』から何年になるのでしょうか。ヒロインの母親役として連続テレビ小説に出演させていただけるのは本当にうれしく、感謝の思いでいっぱいです。皆さんと一緒に強い絆の家族となれるよう、私も励みます」と気合を入れる。

 続けて「このドラマの舞台地が自分の故郷、宮城県であることも大変光栄に感じています。登米は子どもの頃に何度も訪れた場所です。どちらかというと宮城の山っ子の私。気仙沼の美しいけれど厳しい自然のなかでのロケと、地元の方々との交流を心から楽しみにしています」と撮影を心待ちにしている。

 さらに、両親以外の3人の家族も発表され、百音の2歳年下の妹・永浦未知を蒔田彩珠が演じる。未知は勉強が得意で、堅実に先を読んで行動するしっかり者。百音とは正反対の性格だが、昔から仲の良い姉妹だった。父と姉に代わり、自分が家業の養殖を担おうと、水産高校で勉強に打ち込んでいる。後に水産試験場に就職。不器用で、意地っ張りな一面もあるキャラクターだ。

 蒔田は「今回おかえりモネで、すてきな家族の一員になれることがとてもうれしいです。未知は、やりたいことに対して真っすぐに突き進む百音を、本当は誰よりも応援したいと思っている心優しい子です。気仙沼の海の光や、登米の山の木漏れ日のように、何げなく過ごしている日常が輝いて見えてくる、そんな物語を、朝からお届けできたらいいなと思います」役柄と意気込みを語る。

 そして百音の祖父・永浦龍己役を藤竜也、物語の語りと祖母・永浦雅代役を竹下景子が務める。

 龍己は、実直で海をこよなく愛する、カキ養殖の名人。若い頃は遠洋漁業のマグロ船に乗っていたが、やがて養殖業に転向。その手間暇を惜しまないカキづくりで、遠方から注文するファンも多い。寡黙で頑固だが心優しく、幼い頃の百音や未知に、海や森の豊かさを伝えていた人物だ。

 「『朝ドラ』はたくさんの人が楽しみにしている番組なので、呼んでいただいて、とてもうれしいです。視聴者の皆さんと一緒に、モネの成長を見守り、応援したいです。ロケ地の宮城の皆さま、お世話になります。どうぞよろしくお願いいたします」とコメント。

 竹下演じる雅代は、龍己の妻で、故人。生前は龍己の漁業を支えながら、自宅で民宿も営んでいた。愛情深く包容力のある人で、百音の同級生たちは今でも雅代を慕っている。病気で他界し、今は百音たちを見守りつづけている。

 竹下は「気仙沼は大切な場所です。母のような人がいるところ。この役をいただいた時、運命を感じました。モネの清原果耶さんを真ん中にいとしい家族になれますように。陸奥の人の温かさと優しさと強さを、語りを通して伝えられればと思います。海の中から愛をこめて。応援よろしくお願いします」と思いを述べた。

 新たな出演者の決定に清原は「錚々(そうそう)たるキャストの皆さまとご一緒させていただけることを、とても光栄に思います。脚本を読むたびに、安達さんの愛の詰まった物語に心を弾ませていましたが、出演される皆さまのお名前を耳にし出してから、より『おかえりモネ』の世界が鮮やかに色づき始めました。百音としても、私自身としても感じ得るものがきっとある出会いと歩みになるのではないかと思っております」と気を引き締める。

 さらに「キャストの皆さまと『おかえりモネ』の時間を共に過ごすことができる日々が待ち遠しいです。撮影はまだ少し先ですが、現場に染み渡る空気感をドラマを見てくださる皆さまにお届けできますよう、楽しく、健やかに、誠心誠意努めてまいります」とメッセージを寄せている。

 また、制作統括の吉永証氏は「幸せなことに、脚本の安達さんが紡ぐ温かい台本・人物を、魅力的に豊かに演じてくださる方々に、出演していただけることになりました。両親役の内野聖陽さんと鈴木京香さん、祖父母役の藤竜也さんと竹下景子さん、百音の妹役の蒔田彩珠さん。どなたも演技力抜群、役のイメージに本当にピッタリです」と配役に自信をうかがわせ、「先日行ったヒロインの清原さんをはじめとした衣装合わせは、とても楽しくワクワク、私は気分が高揚して、体からアドレナリンが出っぱなしでした。出会った宮城の人たちに感じた“明るさとたくましさ”を、出演者の方々が、どんなふうに表現されるか非常に楽しみです。皆さま、ご期待ください!」とアピールしている。


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