桐谷健太主演「いつか、ヒーロー」！ 情けない中年男が立ち上がる社会派エンタメ2025/02/06
テレビ朝日系では、4月期の日曜夜連続ドラマ枠で、桐谷健太主演「いつか、ヒーロー」（日曜午後10：15＝ABCテレビ制作、開始日未定）の放送を決定した。
本作はオリジナルの社会派エンターテインメント。脚本を書き下ろすのは、「離婚弁護士」シリーズ（2004年・05年／フジテレビ系）、「ハゲタカ」（07年／NHK総合）、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ（2008〜10年／フジテレビ系）、「BOSS」シリーズ（2009年・11年／フジテレビ系）など、多くの社会派ドラマを生み出している林宏司氏。連続ドラマの執筆は「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」（20年／日本テレビ系）以来5年ぶりとなる。
監督を務めるのは、「ムショぼけ」（21年／ABCテレビ）、「あの子の子ども」（24年／フジテレビ系）などを担当した、若手実力派・アベラヒデノブ氏。
桐谷が演じる主人公・赤山誠司は情熱あふれる児童養護施設の職員。恵まれない環境で育ちながらも将来の夢や希望を抱いている子どもたちの姿を見て、彼は確かな未来を信じていた。しかしある日、とある事情をきっかけに赤山は突然、消息を絶つ。そして20年後…帰って来た赤山が目にしたのは、夢や希望を失い、絶望の淵に立つ、変わり果てた教え子たちの姿だった。空白の20年間、教え子たちと赤山に何があったのか…!?
金もなければ仕事もない。全てを失った情けないアラフィフ男の赤山と、生きづらい世の中に諦めを感じている5人のアラサー男女。20年ぶりに再会した恩師と教え子たちはぶつかりながらも絆を深めていき…。やがて、何者でもない彼らが世代を超えて手を組み、腐った巨大権力を相手に立ち向かっていく勇気と愛の物語が描かれる。
「まずはオファーをいただいたことに感謝します」と語りはじめた桐谷は、「今作で演じる赤山という人物は、太陽のような男で、情に厚く涙もろい面もありながら、実は真逆の側面を持ち合わせています。彼は決してヒーローなんかじゃない」と自身が演じる主人公の人柄を紹介。そんな主人公が躍動する本作を「この作品はとても強烈で、自分自身まるごとぶつかっていくことでしか太刀打ち出来ないなと感じています」と、俳優デビューから20年を超える桐谷を持ってして、全力でぶつからなければならない熱量があると評する。そして、「何より大切なのは『今』だけど、俺たちを奮い立たせる『いつか』を信じて」と決意で結んだ。
脚本を書き下ろす林氏は「『今だけ金だけ自分だけ』社会の底が抜けたような現代日本で、真のヒーローとは？ SNSでフォロワー数を稼いだ人間？ あざとく権力を握った政治家？ 良心を捨てて抜け目なく稼いだビジネスマン？ ……『違う、そうじゃない！』それがこのドラマのテーマです」と本作に込めた思いを明かす。「同時に、世代間の断絶が叫ばれる今、くたびれた中年男ともう若くはない若者との葛藤と友情の話でもあります。圧倒的なサスペンスとエンタメで『来週が待ち遠しい！』という少し昭和レトロな？ 連続ドラマならではの興奮を日曜日夜にお届けします」と、大人も心を震わせることができそうな作品を世の中に届けることを誓った。
一見、情けない中年男・赤山が持つ表の顔と裏の顔。さまざまな表情を見せるニューヒーローを桐谷健太はどう演じるのか!? 見れば必ず元気がみなぎる活力満載な作品に期待したい。
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