上川隆也主演「問題物件」第5話。下野紘、戸松遥らが問題物件に悩む人物役で出演2025/02/05 06:00
フジテレビ系では2月12日に放送する、上川隆也が主演を務める水10ドラマ「問題物件」（水曜午後10：00）の第5話に下野紘、戸松遥、石井（さや香）、春海四方がゲスト出演することが分かった。
本作は、映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」（2024年公開）の脚本を手がけた、作家・大倉崇裕氏による「問題物件」「天使の棲む部屋」（いずれも光文社）を原作とした不動産ミステリー。自殺やポルターガイスト、失踪、ゴミ屋敷など、物件にまつわる奇々怪々な事件の謎を、頭脳明晰（めいせき）で腕っ節も強い破天荒なヒーローと、心優しいヒロインが次々と解き明かしていく。“家”という誰にとっても身近なテーマを舞台に、主人公・犬頭光太郎（上川）が持つ人並み外れた記憶力と推理力で奇怪な事件の真相に迫るストーリーだ。
第5話で、大島不動産の販売特別室に寄せられた新たなクレームは「金縛りが起こる部屋」の実態調査について。夫婦と幼い子どもの3人で暮らすその家は、リビングが開放的な理想の一戸建て。早速、販売特別室の社員・若宮恵美子（内田理央）がその家を訪ね、事情を聞くことになるのだが、夫婦の話によると、依頼のおよそ1カ月前から、決まって朝方4時に金縛りに襲われるようになったという。恐怖を感じる夫婦は原因を探ってほしいと依頼してきたのだが――。
下野が演じるのは、“金縛りが起こる部屋”の住人・岡崎諒。金縛りに遭うようになったのは、およそ1カ月くらい前からで、それも決まって朝方4時ごろだという。寝室以外の部屋で就寝を試みたが、変わらず金縛りに遭うという。状況が変わらなければ、せっかくのマイホームを手放すことも考えているといい…。
フジテレビ系ドラマに初出演を果たす下野は、「僕が演じる諒は、金縛りに悩まされる杏子の夫で、少し大らかというか頼りないような一面もありますが、家族のことを考えて販売特別室に依頼したり、杏子や息子の航大を気遣ったりするなど、家族思いなんだと思います。演じる上では、不自然な感じにならないよう、アフレコの時よりも声を抑えて演じることを心がけていました」と説明した。
さらに「最初に台本を読んだ時は、そんなにセリフの量は多くないと思いましたが、他の話数を拝見して、カット割りやアドリブが多そうだと思ったので、その直前まで自分が何をやっていたかなど覚えておくのが大変だろうなと思いましたし、冒頭の寝ているシーンでは結構長い時間布団の中にいたので、撮影中なのに、（子役の）松井稜樹くんが演じる航大を寝かしつけていて、本当に寝てしまいました」と、現場でのエピソードを明かした。
加えて「今回、声優の僕が演じる岡崎諒の奥さん・杏子を声優の戸松遥ちゃんが演じるという、まさかの共演にビックリしました！ でも、とまっちゃん（戸松）とも長いつき合いだったおかげで緊張せずに済みましたし、何よりも上川さんや内田さんをはじめ、スタッフさんたちの温かい雰囲気のおかげで、ホントに楽しい撮影になりました。もちろんシリアスなシーンもありますが、そんな楽しい雰囲気があふれている『問題物件』第5話、ぜひともご覧ください！！」とアピールした。
戸松は、岡崎諒の妻・杏子役に抜てきされた。諒が金縛りに遭うようになった少し後から杏子も金縛りに遭うようになる。さらに、金縛りに遭うと必ず黒い影が見えるようになり、日々恐怖を感じている。諒は金縛りに遭っても黒い影を見たことがないため、「杏子の夢や幻想なのでは？」と言い聞き入れてもらえない。最近は、小さな物音にも過剰に反応し、おびえてしまうようになってしまった。
下野と夫婦役を演じる夫婦役を演じる戸松は、「演じる杏子は、『とても真面目で繊細な人なのかな？』という印象と、金縛りに遭っている事ですでに精神的に疲弊している印象を受けました。その上で寝不足だったり、家事育児もあったりする中で、本当にちょっとしたことが少しずつ、夫へのフラストレーションとしてたまっていく様子をイメージしながら演じました」と振り返った。
そして「実は、自分自身も疲れている時などに金縛りにあったことがあるので、その時の体が動かなくなる気持ちの悪さを思い出しながら演じました。また、妻であり母親の役でもあったので、気持ち的には共感できるところがたくさんあり、無理に役作りすることなく演じられたように思います」と語り、「声優である私がまさか今作に出演できるなんて…。うれしすぎて夢のような素晴らしい経験でした。実写でのお芝居はまだまだ不慣れではありますが、杏子の気持ちに寄り添いながら精いっぱい演じさせていただきました。金縛りの正体にドキドキしながらぜひご覧ください！」と笑顔を見せた。
お笑いコンビ・さや香のボケとして活動する石井は、岡崎夫婦が購入した家の不動産担当者・小山啓太役に起用された。岡崎家は、相場より安く販売した競売物件で、前の住人が経営する会社が業績不振になったため泣く泣く手放された家だという。突然やって来た犬頭らに困惑しつつも、その家と前の住人のことについて話し始める。
本作でドラマデビューを果たす石井は、「小山は不動産屋で、接していても直接的な害はないが、何か嫌。B面あるのが確定のバキバキの笑顔。皆さんもどこかで接したことがあると思います。自然とよい人間を誇張してしまっている不自然さのような部分が表現できたらいいなと。正直、僕の中にも少し小山がいるので、そんなに違和感なかったかもしれません…」と苦笑し、「最初、台本を見たら『標準語やん！ やばいなぁ…』と思い、ドラマの現場も初めてで緊張していましたが、上川さんも内田さんも、合間にずっとしゃべってくれる楽しい現場で、あっという間に終わって逆に寂しかったんで、またどこかで登場させて欲しいです（笑）。なんとか関西弁に変えれないかと最後まで企んでましたが言い出せるはずもなく、全力で標準語でやらせてもらっています。優しい目でどうぞご覧ください！」とコメントしている。
春海が扮（ふん）するのは、岡崎家が住む街の自治会長・三宅隆正役。岡崎家を訪ねてきた恵美子に「この家に関わると、ろくなことがないぞ」と忠告した三宅は、何度注意してもゴミの分別をきちんとしないと嘆く。その一方で、町内パトロールと称し夜明け前から街をうろついているようで…。
2020年の「遺留捜査 スペシャル10」（テレビ朝日系）に出演して以来、上川とはおよそ5年ぶりの共演となる春海は、「“問題物件”は身近にある話題だと思います。ただドラマ化は難しいと思っていましたが、コミカルでデコボココンビのお陰で毎回楽しく拝見しています。三宅は、決して悪い人ではないんです。ただ町内のため、住民のために正義を振りかざしてついつい行き過ぎてしまうんです。本当は愛すべき人だと思います。現場は和気あいあいとして笑いが絶えませんでした。上川さん、内田さんお二人のお人柄ですね。今回はどんなトラブルをお二人が解決してくれるのか。お楽しみくださいませ」とメッセージを寄せている。
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