松下洸平が徳川家康に! 大河ドラマ「豊臣兄弟!」に要潤、大東駿介、中島歩、山口馬木也も参戦2025/02/03 12:36
松下洸平、要潤、大東駿介、中島歩、山口馬木也が、2026年1月からNHK総合ほかで放送される大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日時未定)に出演することが分かった。
仲野太賀が主演を務める大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」で描かれるのは、戦国時代のど真ん中。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡、夢と希望の下剋上サクセスストーリーだ。天下人の弟・豊臣秀長(仲野)を主人公に、歴史に“もしも”はないものの「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた天下一の補佐役・秀長の目線で、戦国時代をダイナミックに描く波瀾(はらん)万丈のエンターテインメントを、連続テレビ小説「おちょやん」(NHK総合ほか)、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(ともにTBS系)、「家政夫のミタゾノ」シリーズ(テレビ朝日系)などを手がけた八津弘幸氏が紡ぎ出す。
松下が演じるのは、豊臣兄弟の最強のライバルとなる徳川家康。戦国乱世に終止符を打ち、江戸幕府初代将軍として泰平の世を築いた戦国三英傑の一人だ。「桶狭間の戦い」で主君の今川義元が信長に討たれたことで、その後の運命が大きく変わることに。信長亡きあと天下一統を狙う豊臣兄弟の眼前に最大最強のライバルとして立ちはだかる人物として描かれる。
家康という人物について松下は、「鳴かぬなら鳴くまで待とうほととぎす」という言葉に示される通り、「民衆の言葉を聞きながら和平に努め、時代や地位に翻弄(ほんろう)された数奇な印象」を持ちつつも、「日本史の中で最も有名な武将の一人。そこに登り詰めるまでの過程には冷酷さや、残忍な面も多くあったのではないか」と分析。「ただ待つだけではない、狂乱の時代を生き抜いた多面的で、ゴツゴツとした家康を演じることができれば」と、意気込みを語る。
オファーを受けた際は、「驚きとうれしさとプレッシャーで一瞬、頭が真っ白になりました」と振り返る松下。「これまで多くの方が演じられてきた役ですが、皆さんがきっと『まだ誰も見たことのない家康』を目指し役作りなさっていた」と考え、「もちろん僕もその気概で挑みます」と、決意を示す。
大河ドラマに対しては、「1人の人物を長く演じることができるのは俳優にとってとても豊かな経験になりますし、その機会をいただける現場は滅多にあることではない」と、その思いを語り、「1年半、ぜいたくな時間を過ごさせていただきます!」と、力を込める。
八津作品には「9年前、『家政婦のミタゾノ』シーズン1に少しだけ出させていただいた」という縁を明かし、「またこうして八津さんの世界にどっぷり浸かれることがとてもうれしいです。『豊臣兄弟!』の脚本を拝読し、とてもワクワクしました。これから起きる戦乱の時代をまだ知らない冒頭の兄弟の姿に胸が熱くなりましたし、自分もこの時代の中で芝居ができるのかと思うと、身震いしました」と、興奮を語った。
作品への意気込みとして、「数々の作品で描かれてきた戦国時代に新しい風が吹く瞬間を、楽しく! ご覧いただければうれしい」とし、「『家康、なるほど。その手があったか』と思っていただけるような表現を見つけられたら」と抱負を語りつつ、「その手とは? 無論、まだ何も考えておりません…クランクインの日まで、作品のために、そして自分のためになることを学び蓄えておきます」と、準備に余念がない様子。
共演者については特に仲野との再共演を楽しみにしており、「ご本人にも伝えたことがあるのですが、太賀くんの表情を見ていると時々泣きそうになります。なんでなのか分かりませんし、本人は泣かすつもりなど毛頭ないと知りながら、こっちが勝手に何かもらってしまう」と語り、「いつも一つの言葉に、何個も感情を乗せて渡してくれるすてきな俳優さん」と、仲野への敬意を示している。
続いて、日本史上最大のミステリーといわれる「本能寺の変」で主君・織田信長(小栗旬)を自害に追い込んだ明智光秀を務めるのは要。領民に慕われ名君と称された人格者であり、教養に長けた文化人であったともいわれているが、その素顔はいまだ謎のベールに包まれている人物だ。
光秀という人物について要は、「繊細で頭が切れる、奸臣の中でも武闘派というより頭脳派のような印象」と評価。オファーについては「とても光栄でした」と述べ、「大河ドラマでもしっかりと描かれて来た人物ですので、これまでに先人の皆さまが演じて来た役者魂をしっかりと受け継いで全力で演じていきたい」と、熱意を込める。
大河ドラマに関しては、「俳優人生において決して多くは訪れないチャンスであり、まさに俳優としてこれまで活動してきた集大成を発揮できる現場」と位置付ける要。「これまで江戸から明治をテーマとした作品に参加させていただきました。戦国大河は新しい挑戦となるので気を引き締めて頑張りたい」と、意欲を燃やす。
八津作品には、「2009年のドラマ『RESCUE〜特別高度救助隊』(TBS系)以来2回目の参加」と明かし、「人間の感情の機微を細かくセリフに表現されていて、今回の作品でもキャラクターの感情や群像劇の描き方がどのように表現されるのか、とても楽しみ」と、興味を示す。
そして、共演者の中では、「秀長役の仲野太賀くんとは何度か共演させていただきました。いつも座長として頼もしく現場を引っ張ってくれていた」と振り返り、今回の再共演にも喜びを見せ、「池松さんと小栗さんとは、しっかりお芝居するのは初めてで、お二人とも迫力ある芝居をするので、今からとても楽しみ」と、新たな出会いに期待している。
大東が任されたのは、秀吉の生涯の友であり出世争いのライバルとなる前田利家。血気盛んで派手好きな「かぶき者」だが、やりの名手として数々の武功をあげ、秀吉と同世代の良きライバルとして出世争いを繰り広げる。やがて柴田勝家の与力として北陸方面軍の一翼を担うが、信長亡きあと勝家と秀吉が対立することになる。のちに五大老の一人として豊臣政権を支え、加賀百万石と称される加賀藩の礎を築く人物だ。
大東は利家という人物について、「ヤンチャな傾奇者(かぶきもの)でやりの名手。勇猛果敢で腕っぷしでのし上がり、大きな挫折を経験しても闘志を燃やし続け、人望と知性を育み時代を支えた立役者。男が憧れる漢(おとこ)」と分析。「クラスのけんかの強いヤンキーだけど、実は勉強もできてすごく優しいみたいな」と現代に置き換えて表現する。
本作のオファーを受け、「歴史上の人物の中でも、個人的にゾクゾクするようなすごいエピソードがたくさんあり、こんな男になりたい…! と思う人物」と語り、「この身体を使って利家を体現できることに興奮しました」と、喜びを隠さない。
大河ドラマを語る中で、25歳の時に「平清盛」で初出演した際、中井貴一から「大河ドラマは自分が歩んだ役者人生の目標になる」と教わったことを振り返り、「40歳を迎える今の自分を、この作品にしっかりと刻むつもりで作品に臨みます」と、決意を伝えた。
八津作品には、「16年ほど前」の出演経験を持つ大東。「熱を帯びた力強い人間ドラマが魅力的。八津さんが戦国を描くというだけで楽しみですが、その中でも僕が演じさせていただく前田利家は、勇猛果敢に闘った史実が多いので八津脚本の中で躍動する利家にワクワクしています」と胸を弾ませる。作品への思いとしては、「タイトルに『!』があることから、きっと1年を通してたくさんの『!』のある作品になる」と分析し、「『!!!』な前田利家を演じたい」と、独特な表現で意気込みを示した。
共演陣の中では、小栗旬との再会に特別な思いを抱いている。「駆け出しの頃にその背中からたくさんのことを教えていただき、今回10年ぶりの共演が決まった時も、『犬千代(利家)くん楽しみにしてるよ』といち早く連絡してくださいました。信長に忠義を尽くした利家。信長と利家としてこの大河ドラマで再会できる日が、今から楽しみです」と、心待ちにしている様子を見せた。
義兄・信長に反旗を翻す浅井長政役には中島が抜てき。義に厚く知勇に優れた青年武将で、織田家と同盟を結び、その証しとして信長の妹・お市を妻に迎える。茶々・初・江の三姉妹をもうけ、幸せな結婚生活を送るが、やがて将軍・足利義昭を奉じて上洛を果たした信長が越前の朝倉義景と対立すると、朝倉方に味方して義兄の信長に反旗を翻す人物として描かれる。
「読み方をずっと『あさい』長政だと思っていたほど無知だった」と率直に認める中島は、調べてみると「想像を絶する境遇に直面した人物」だと気付いたという。そんな長政を演じるにあたり、「『歴史上の人物』としてではなく、血の通った一人の人間として表現すること」を目標に掲げ、「長政の境遇は自分にとってどんな状況なのかしっかり腑(ふ)に落としながら臨みたい」と役作りへの姿勢を語った。
大河ドラマへの思いとして、「僕にとって俳優のオールスターゲームのような番組で、特に俳優を目指していない時からの憧れ」と明かす中島。今回の共演者については「豊臣兄弟を演じるお二方は同世代で最も尊敬する俳優さん」と語り、「お二人の出演が発表された時、僕もこの作品に入りたいと感じました」と出演への思いを吐露。その上で、「オファーをいただいた時は本当に驚きました」と喜びを語るとともに、「大河ドラマという大舞台でお二人と共演できることがとても光栄ですし、同時に身の引き締まる思い」と、期待と緊張が入り混じった心境を明かした。
豊臣兄弟の前に立ちはだかる大きな壁となる柴田勝家に扮(ふん)するのは山口。織田信長の重臣の一人で、勇猛果敢な戦上手で「鬼柴田」の異名で恐れられた。足軽時代の小一郎(秀長)と藤吉郎(秀吉)にとっては怖くて苦手な存在。やがて2人が出世を果たすと、あからさまに毛嫌いするようになり、信長亡きあとの「清須会議」では後継者争いを繰り広げ、「賤ヶ岳の戦い」で兄弟と激突することになる人物だ。
勝家の人物像を山口は、「『鬼柴田』『かかれ柴田』など数々の異名を持つ勇猛果敢な武士、その一方で部下からは親父殿と慕われ忠義も果たす。本当に魅力的な人物」と評する。大河ドラマには5回目の出演となるが、「参加できること自体が大変名誉なこと。憧れの武将の1人柴田勝家を演じることができることに興奮してます」と、熱い思いを語った。
さらに、大河ドラマへの出演に関して、「母親が喜んでくれるんです。毎年本当に楽しみにしてます」と個人的なエピソードを披露しつつ、「もちろんそれだけではありません。脚本、演出、美術、そのどれをとっても素晴らしい。その中に役として存在してみたい」という思いを持つ俳優の1人だと語る。特に「賤ヶ岳の戦などのシーンが描かれることがあれば、その時は、勝家の全てを刀に宿すことができるようにしたいですし、その時、何を思うのかを楽しみにしてます」と、殺陣への意気込みも見せた。
八津作品に関しては、「数々の名作の産みの親」と敬意を示し、「ストーリーが素晴らしいのはもちろんですが、それを描いていくキャラクターが素晴らしい」と称賛。「八津先生が勝家をどう描いてくださるのか楽しみですし、それに真っすぐに向き合いたい」と、役作りへの姿勢を語る。
共演者については、「『鎌倉殿の13人』でご一緒した小栗さんとは、以前にも共演させていただいたことがありますし、名も実もある方なので忠義を果たすという心持ちにおいては何も心配はしていません」と信頼を寄せ、「信長を描くには勝家は絶対に必要な人物」と自負し、「心して演じたい」と固い意志を示した。
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