大河ドラマ「豊臣兄弟!」で小栗旬が織田信長、宮﨑あおいがお市役“織田兄妹”の宿命を描く!2025/02/03 12:06
小栗旬、宮﨑あおいが、2026年1月からNHK総合ほかで放送される大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日時未定)に出演することが分かった。
仲野太賀が主演を務める大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」で描かれるのは、戦国時代のど真ん中。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡、夢と希望の下剋上サクセスストーリーだ。天下人の弟・豊臣秀長(仲野)を主人公に、歴史に“もしも”はないものの「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた天下一の補佐役・秀長の目線で、戦国時代をダイナミックに描く波瀾(はらん)万丈のエンターテインメントを、連続テレビ小説「おちょやん」(NHK総合ほか)、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(ともにTBS系)、「家政夫のミタゾノ」シリーズ(テレビ朝日系)などを手がけた八津弘幸氏が紡ぎ出す。
小栗が担うのは、大胆で革新的な戦略と非凡なリーダーシップにより領土を拡大し、「天下布武」のスローガンのもと天下一統を目指したカリスマ的武将・織田信長役。立身出世を目指す小一郎(秀長)と藤吉郎(秀吉)兄弟にとって絶対的な主君であり、当主争いで対立した弟を自らの手で殺害したという苦い過去を持つ人物だ。
今回、信長役のオファーを受け、「(主演を務めた)『鎌倉殿の13人』を終えてからまだ3年くらいの月日なので、このペースで改めて大河ドラマに出演するということは一度悩んだ」という小栗だが、「仲野太賀くんと池松壮亮くんが演じる豊臣兄弟を1番最初にそばで見ることができるということは、そんな気持ちよりも勝るもの」だと出演を決めた理由を明かす。
信長という人物については、「近年もさまざまな解釈が出てきているので、実際にどんな人物だったのかは、いつになっても謎ですが、それでもやはり秀吉や家康に与えた影響というのは、ものすごく大きなものがきっとあったと思いますし、カリスマ性を持った方だったのだろうな」と分析し、序盤の台本を読んだ感想として、「信長の説明の文言にもあるように『孤高のカリスマ』というような描かれ方をしていて、かっこいい男に描かれている」と、印象を伝えた。
そして、今回で10作目となる大河ドラマへの出演に関しては、「歴史の話が好きですし、いろいろな方の解釈が反映されて、脚本というものがつくられ、その世界の中、長い時間をかけて48話という本数の作品をやる場所はなかなかほかに見当たらず、そこに参加するということは、いつも大きな期待と不安がひしめき合って刺激的な体験をくれる場」だと述べた。
八津脚本による作品への思いも語り、「豊臣兄弟に今後、織田信長がどういう影響を与え、どういう存在として描かれていくのか、非常に楽しみ」と期待を寄せ、共演者については、「豊臣兄弟を演じる仲野太賀くんと池松壮亮くんの2人が作り上げていく世界を間近で見ながらその人間と関われること、加えて、宮﨑あおいさんは、ものすごく久しぶりに共演させていただきますし、しかも兄妹という役をできるのは非常に楽しみ」と、撮影を心待ちにしている。
そして、宮﨑が演じる信長の妹・お市は、今作では信長・お市の兄妹(きょうだい)を、豊臣兄弟と対をなす「織田兄妹」として描かれる。乱世に翻弄(ほんろう)され、悲劇的な一生を送るが、兄・信長と織田家のため波乱万丈な生涯を毅然と生き抜いた戦国ヒロイン。信長と同盟を結ぶ近江の浅井長政に嫁ぎ、茶々、初、江の三姉妹を生み育てるが、のちに兄と夫が対立することになる人物だ。
「豊臣兄弟!」が仲野を中心として制作されると知った時から「とてもすてきな大河ドラマになるだろう」と期待を寄せていたという宮﨑。そんな気持ちで眺めていた作品への参加が決まり、しかもお市役という「とても光栄」な役をいただけたことに感謝し、「信頼するスタッフの方がたくさんいる現場で、良い作品をお届けできるよう全力で向き合いたい」と意欲を燃やす。
お市という人物については、「さまざまな作品で描かれてきましたが、この『豊臣兄弟!』の中でどのようなお市を演じられるか、私自身まだ想像が追いついていない」と率直な思いを明かし、「これから、衣装などが決まり脚本が出来上がってくる中で共演者の皆さんとセリフを交わしながら膨らませていく過程がとても楽しみ」と、キャラクター作りへの期待を語る。
3度目となる大河ドラマ出演を前に、「私にとって大河ドラマは間違いなく人生を変え、今もなお影響を受け続けているもの」と語り、特に「(主演を務めた)『篤姫』に出合わなかったら、作品への向き合い方、物事の考え方なども違っていた」と振り返る。「いつかまた大河ドラマに参加させていただける日が来たらいいな」という思いは常に持っていたといい、「それが『豊臣兄弟!』であるということはこの上なく幸せ」と、喜びを示した。
また、八津脚本の魅力にも触れ、「登場人物がイキイキと動き出す感覚があり、この感覚は回を重ねるごと、登場人物が増えるごとにより大きくなる気がしています。そして、八津さんの脚本の力でさまざまな世代の方に楽しんでいただける大河ドラマになると確信しています」と、手応えを語った。
また、仲野との再共演を楽しみにしているといい、「とても丁寧に作品に参加されている印象があり、またいつかご一緒させていただきたいと思っていた俳優さん」と評する。さらに、小栗との共演は「約24年ぶり」となり、「当時まだ10代だった私たちですが、大人になり兄妹役でご一緒できることがとてもうれしいですし、豊臣兄弟とはまた違う兄妹の姿が描かれると思うので、小栗さんとどのような関係性を築いていけるか楽しみにしています」と、新たな関係性構築への意欲を見せた。
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