中島健人が葛飾北斎と音楽でコラボレーション! “北斎先輩”に「シルクをお薦めしたい」2025/01/30 15:15
東京・東急プラザ渋谷にて、「HOKUSAI:ANOTHER STORY in TOKYO」が2月1日~6月1日まで開催。1月30日にメディア先行内覧会が行われ、同展示会とのスペシャルコラボレーション楽曲を歌唱する中島健人が登壇した。
「HOKUSAI:ANOTHER STORY in TOKYO」は、葛飾北斎が生きた江戸の浮世にタイムスリップしたような新感覚が味わえる「映像×サウンド×触覚」の次世代型イマーシブ体験。誰もが一度は見たことがある作品を、北斎が見たその時の景色や歩いた感覚を、圧倒的な没入感で体感できる新時代のアート・エンタテインメントだ。
北斎の印象について、中島は「日本が世界に誇れる、ジャパニーズアートアイコンだと思っています。北斎の作品は海外でも多くの方に知られていますし、僕自身も北斎のように芸術表現を多くの方々に届けたいという気持ちがあるので、“北斎先輩”としてリスペクトしています」と。「また、個人的なことなのですが、北斎は中島の姓を名乗っていた時期がありまして、今回このような機会をいただけたのは、そのご縁もあってのことなのかな」と語った。
今回、音楽で北斎とコラボレーションを行うにあたっては「いち表現者としてとても光栄なことで、このお話を聞いた瞬間、前のめりになった記憶があります」と振り返る。「北斎は90歳で亡くなったのですが、70年間作品を作り続けたというパワフルな側面をこの展覧会で知ることができて、僕もより力強く表現していきたいという気持ちが高まりました」と北斎への敬意も口にした。
北斎は江戸時代に活躍した浮世絵師だが、中島が江戸時代にタイムスリップするとしたら「“江戸アリーナ”があったら、そこでライブがしたいです」とのこと。「先日、ライブをやらせていただいたのですが、北斎も多くの表現をお客さんに届けることによって、自分の芸術性のレベルを上げていた気がするんです。なので、僕が江戸時代に行っても何かしらお客さんの前で表現をする、そんな人生を過ごしたいなって思っています。それでライブ帰りには江戸前ずしを食べるという。それがめちゃくちゃ楽しみです」と、中島らしい妄想を展開。
「もし生まれ変わったら光源氏になりたい」とも話し、「モテの極地を一度体験してみたいです」と願望を告白。司会から「もしかすると中島さんが光源氏の生まれ変わりなのでは?」と告げられると、「だとすると、江戸アリーナでライブがしたいという発言もつじつまが合いますね。もしここに北斎先輩がいたら『何言ってるんじゃ』と言われてしまいそうですが…」とニヤリと笑った。
自身がインスピレーションを受ける存在についても明かし、「僕は熱量を持ったステージに立った時にアイデアが浮かびます。なのでライブやフェスを体験した後は想像力が高まって、クリエーティブなものが生まれやすい。ほかには移動中だったり、いろんな音を感じている時に、この音を表現するんだったら楽器で言うと弦楽器だなとか、そういうことを細かく考えるようになって」と。「ただ、この前飛行機の中でメロディーが思い浮かんで、それをスマホに録音して家に帰って聞いてみたら、ほぼエンジン音で聞こえなくて(笑)。かすかな音を聞き取ってそれをたどっていたので、最近聴力が向上した気がします」と、ユニークなエピソードも披露した。
続けて、中島は同展覧会内の『北斎の部屋』で楽しめるイマーシブ技術を体験。高精細な映像と立体音響、風を全身で感じ満足げな表情を浮かべつつ、「僕のお気に入りは入ってすぐの『光の部屋』。北斎の知られていない歴史を、ディテールに忠実に知ることができます。入口から引き込まれる仕掛けがたくさんあるので、ぜひ皆さんにも見ていただきたい」と呼びかけた。
北斎の世界に没入できる同展覧会にちなみ、自身が没入していることに話題が及ぶと、「シルク」と回答した中島。「去年新しいスタートを切ってから、ステージや表現の密度みたいなものがさらに濃くなったので、きちんと睡眠を取らないといけないなと体を気遣うようになって。寝具を一式シルクに変えたんです。そしたら、寝る時の心地良さがもうたまらなくて! パジャマもシルクにして、シルクに挟まれながら寝ています。北斎先輩にもシルクをお薦めしたいです」と、シルクへの愛を語った。
また北斎は中島姓をはじめ改名を何度も繰り返したことから、「もし改名するなら?」という質問も。すると、中島は「僕、最近『N(エヌ)』と呼ばれていて。この前ライブをやっていた時に、演出と振り付けをしてくださったTAKAHIROさんがリハにいらして、その時に『N~!』と呼ばれて『はい!』と普通に反応してしまったので、きっと僕も『N』という自覚があるんだと思います。なので、改名するなら『N』ですね。あだ名は…『エヌティー』でも『エンティー』でも何でも。『ティー』が付いていたらもう僕なので大丈夫です」と、ケンティー節全開で笑いを誘った。
最後は、「日本が誇る希代のアーティストである北斎に、このタイミングでスペシャルコラボアーティストとして関わることができて、あらためてとてもうれしく思っています。僕ら世代もそうですし、幅広い世代の方に北斎の歴史や芸術を知っていただけたら。その入口として、この展覧会に来ていただくことで、日本のアートの奥深さを感じられると思います。北斎と共に、僕も多くの方にこの芸術を届けていけたら」とメッセージを寄せ、会見を締めくくった。
なお会見では、展覧会に訪れたファンにぜひ写真を撮ってほしいと、中島が即興で考えた「神奈川沖浪裏ポーズ」も披露。展覧会に足を運び、このポーズで写真を撮影するのもいいだろう。
撮影/東京ニュース通信社
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