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「晩餐ブルース」井之脇海&金子大地らが“本来の自分”に戻るためにしていること明かす2025/01/21 06:00

「晩餐ブルース」井之脇海&金子大地らが“本来の自分”に戻るためにしていること明かす

 テレ東系では、井之脇海金子大地がダブル主演を務めるドラマ「晩餐ブルース」(水曜深夜1:00)が1月22日にスタート。それに先駆け、記者会見が開催され、井之脇と金子、草川拓弥超特急)、穂志もえか、石田卓也が登壇した。

 本作は、ドラマディレクターとして日々忙殺されながらテレビ局で働く田窪優太(井之脇)と、料理人という夢をかなえたものの現在はニート生活を送る佐藤耕助(金子)、優太と耕助の共通の友人で離婚したての蒔田葵(草川)という、高校時代からの旧友である3人が再会。ただ一緒に晩ご飯を食べるだけの“晩餐(さん)活動(略して晩活)”を通してそれぞれが立ち止まり、回復していく、心温まるグルメドラマだ。

「晩餐ブルース」井之脇海&金子大地らが“本来の自分”に戻るためにしていること明かす

 まず出演決定時の心境について、井之脇は「久しぶりに連続ドラマで主演をやらせていただけることがうれしかったのと同時に、挑戦だなとも思いました。そして、食を通して登場人物たちが触れ合い、心を通わせ、自分の弱さに気付きそれとともに生きていくという、すごく大切なことが丁寧に脚本に描かれていて。そんな作品に主演として挑めるのは本当に光栄だな、というのが決まった時の心境でした」と。

 続けて、「演じる上で大切にしていたことはたくさんあるのですが、優太は仕事に忙殺されていて、家の片付けもできなくなって、でも会社では何となくそつなくやれている…というキャラクター。ドラマとして、そういう姿をデフォルメして演じることはいくらでもできると思うのですが、この作品はそうではなく、丁寧に一人の人間の心が変わっていくさまを演じられたらいいなと。デフォルメしない、ということを意識していました」と振り返った。

「晩餐ブルース」井之脇海&金子大地らが“本来の自分”に戻るためにしていること明かす

 一方、元料理人役を演じる金子は「こういうヒューマンドラマをずっとやりたいなと思っていたので、チャンスをいただけてすごくうれしかったです。僕が演じる耕助は一度挫折したことがあり、人の気持ちをすごく敏感にキャッチできる役なので、そこを意識しながら。あとは料理をするシーンが結構あって、元料理人なのに下手くそだなと思われないようにちょっと練習しました(笑)」と裏話も告白。

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 二人の旧友を演じる草川は、「僕はテレ東さんのドラマにたくさん関わらせていただいていて、またすてきな作品を作れることが純粋に楽しみだなと思ったのと同時に、こうして同世代の方々と一緒に作品を作れるというのがすごくうれしかったです。僕は海くんとも大地とも過去に共演しているのですが、それももう10年以上のこと。みんな大人になって再会して…っていうのが、なんとなくこのドラマに通じる部分でもあるのかなと思って、ワクワクしたのを覚えています」と共演への喜びを口に。

 役についても、「葵はお調子者とまではいかないのですが、この3人の中ではひまわりのような存在なのかなと思っていて。おちゃらけて見えますが、意外と気が使えたり、人に対して伝えにくいこともさらっとストレートに言えたり、そういうところを大切に演じさせていただきました」と振り返った。

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 なお、当会見の前日にクランクアップを迎えたという一同。撮影の日々を振り返り、井之脇は「ご飯が本当においしかったです。飯島奈美さんというフードスタイリストの方が全部作ってくださったのですが、どれも歴代最高を更新してくるご飯ばかり。見た目もそうですが、いつも朝現場に行くといい匂いがしていて、『おなか減ったな。今日これ食べられるんだ』と楽しみで。芝居中に食べて、カットかかった後も食べて…と、もうずっと食べていました(笑)」とにっこり。

「晩餐ブルース」井之脇海&金子大地らが“本来の自分”に戻るためにしていること明かす

 多くの料理シーンに挑んだ金子は、「難しかったですね。何回も撮り直ししましたし、どうやったら上手に見えるかなっていうのを考えながら、モニターを見ながらやったりもして。スタッフさん方が、どうしたらご飯がおいしく見えるのかをすごく意識しながら撮ってくださったので、そこも楽しみにしていただきたいです。だいぶ“飯テロ”ですね、これは(笑)」とのこと。「放送が深夜1時というのがもったいないくらい、すてきなドラマに仕上がったなと思います」と満足感を浮かべた。

「晩餐ブルース」井之脇海&金子大地らが“本来の自分”に戻るためにしていること明かす

 なお、“晩活”を通して本来の自分を取り戻していく本作にちなみ、一同にとって本来の自分に戻るために大切にしていることを問われると、「僕は山登りに行くのが趣味でして。山で自然と触れ合い、都会での日々の忙しさを全部忘れて、ただただ風の音や川の音、自分の歩く足音だけを聞いている時間は素に戻ることができます」と井之脇。

 金子は「僕は地元である北海道に帰ってリフレッシュすること」、草川は「シンプルにたくさん寝ることです。若い時は毎日のように夜ふかしをして、次の日の仕事が早くても2~3時まで起きていましたが、きちんと睡眠を取って次の日を元気に迎えないと頭が回らないし、体も動かないことに気付いて。悩みがあっても寝るとスッキリしますし、新しい考えが浮かんだりもするので」とそれぞれ回答。

「晩餐ブルース」井之脇海&金子大地らが“本来の自分”に戻るためにしていること明かす
「晩餐ブルース」井之脇海&金子大地らが“本来の自分”に戻るためにしていること明かす

 穂志は「心から信頼できる友人に会うことでしょうか。私は気が付くとつい武装してしまうので、本当に何も気にしなくていい友人にだらしない姿を見せて、ベラベラしゃべって…という時間が必要不可欠。友人には心から感謝しています」と。石田は「愛犬と遊んでいる時が一番自分に戻れますし、幸せだなと思える瞬間です。特に、愛犬と一緒にトレイルランニングしている時はすごくリフレッシュできますし、リラックスできますね」と笑みを浮かべた。

「晩餐ブルース」井之脇海&金子大地らが“本来の自分”に戻るためにしていること明かす

 さらに、会見中にはそれぞれが「最後の晩餐に食べたいもの」をほかのキャストが当てるゲームも。このテーマに対し、井之脇は「鍋焼きうどん」、金子は「梅干しご飯」、草川は「ラーメン」、穂志は「ハンバーグ」、石田は「ウナギ」とそれぞれ答えを発表。なお、井之脇はこれまでであれば「ポテトチップス」だったそうだが、本作の撮影で食べた鍋焼きうどんのおいしさに衝撃を受け、自身のランキングに変動が起こったそう。

「晩餐ブルース」井之脇海&金子大地らが“本来の自分”に戻るためにしていること明かす

 最後は、井之脇から「このドラマは遠い世界のお話ではなく、自分の近くにいるような人たちが自分の弱さや駄目なところに気付いたり認めたりして、前を向いていくお話です。大きな変化ではなく、心の動きを丁寧に描いていて、きっと応援したくなる人たちがたくさん登場します。なにより、食の素晴らしさであったり、食がつないでいく幸せや喜びの連鎖みたいなものが、画面越しに見てくださった方々にも届いたらいいなと心から思います。ぜひ楽しみに最終話まで見ていただけたらうれしいです」と、視聴者への思いを。

 金子も「僕自身、第1話を見させてもらって、本当に温かい作品だなと感じました。本当にいいチームだったなと思いますし、僕らキャストだけの力じゃ絶対にできなかった作品で、ぜひたくさんの方々に見ていただきたいです。そして、皆さんの周りに思い詰めていたり、ちょっと視野が狭くなっているんじゃないかなと思う方がいたらこのドラマを薦めていただけたらうれしいですし、そんな方に何かを感じてもらえる作品になっていると思います」とアピールし、会見を締めくくった。

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撮影/東京ニュース通信社


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