上川隆也、内田理央らが「問題物件」制作発表会に出席。宮世琉弥の相棒は、NGを出さない賢い“犬”2025/01/10
フジテレビ系で1月15日スタートの、連続ドラマ「問題物件」（水曜午後10：00。初回15分拡大）の制作発表会が行われ、主演の上川隆也と、共演の内田理央、浜野謙太、本多力、船越英一郎、さらに、犬のコラレが登壇した。なお、出席が予定されていた宮世琉弥は、体調不良のため欠席し、フォトセッション時にパネルで登場した。
本作は、映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」（2024年公開）の脚本を手がけた、作家・大倉崇裕氏による「問題物件」「天使の棲む部屋」（いずれも光文社）を原作とした不動産ミステリー。自殺やポルターガイスト、失踪、ゴミ屋敷など、物件にまつわる奇々怪々な事件の謎を、頭脳明晰で腕っ節も強い破天荒なヒーローと、心優しいヒロインが次々と解き明かしていく。“家”という誰にとっても身近なテーマを舞台に、主人公が持つ人並み外れた記憶力と推理力で奇怪な事件の真相に迫るストーリーだ。
フジテレビ系ドラマへの出演は、2017年「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」以来となる上川。同局の連続ドラマで初主演を務めるのは本作が初めてとなる。「『櫻子さん』から8年も経っていると気付いて驚きました。久しぶりのフジテレビで緊張感がないといえば、うそになりますが、現場は非常に楽しく、緊張感を持ちつつ円滑に朗らかに過ごさせていただいております」と、上川は感想を述べた。そして、演じる犬頭光太郎について、人並み外れた記憶力と天才的な推理力を持つ謎の男と紹介されると、「それ以上の説明する言葉がないんです。雲をつかむような男でして、その時々で何をするのか全く予測がつかない天衣無縫な男です」と説明した。
自ら提案したアイデアが採用されたエピソードについて聞かれた上川は「犬頭がジャーキーを好んで食べているという描写が原作にあり、それを登場カットから印象的にできたらなと思ってジャーキーをくわえさせてほしいと進言いたしました」と明かした。その時の写真が掲げられると、「これはささみのジャーキーです。『木枯らし紋次郎』のつまようじみたいに、印象的な何かになればいいなと思って細長いものを探したのですが、ビーフジャーキーだとなかなかないんですよ。平たくなってしまっているので、自分で作るしかないなと思っただけです」と話し、ネットで作り方を検索してささみジャーキーを自作したことを告白した。
続いて、内田にマイクが渡り、自身が演じる若宮恵美子について「恵美子も犬頭に負けないぐらい変わった部分があるので、変わり者同士、凸凹コンビのユーモアあふれる会話に注目していただけたらなと思っています」とコメント。そして、撮影現場の雰囲気について「上川さんは本当に穏やかで優しくて、犬頭さんとはちょっと違うんですけれども、めちゃくちゃ楽しくお話させていただいています」とにっこり。
ここで、「ワン、ワン！」と元気に吠える犬の声が！ その声の主は、恵美子が新しく配属された部署の上司・大島雅弘（宮世）の豪邸に住む愛犬・犬太（コラレ）。上川と同じ、オレンジ色の洋服を来て登場したコラレに、船越は「今まで、ワンちゃんとの共演も多い方ですが、コラレが一番賢いです！」とべた褒め。すると、上川も「その言葉、納得です。言うことを聞くと行ったら失礼ですが、NGを出さないんですよ」と同調していた。そして、宮世とコラレの共演シーンが紹介され、さらに、コラレが得意なポーズを披露して見せた。
次に、インパクトの強い衣装について問われた浜野は「決してキャラクターに迷っているわけではありません。衣装合わせのとき、まだ決まっていなかったので原作に寄せようかと思ったら、原作ではほとんど出て来ないと言われて…。それじゃ、探偵だから、ということで、こんな感じになりました」と答えた。
恵美子の上司だが、犬太から威嚇される片山を演じている本多は、実は会見中も、コラレにほえられていた。しかし、本多は秘策があるようで…。「よく、敵対する役の人とは普段あまりしゃべらないとか言うじゃないですか。だから、カットかかったらコラレとは一切しゃべらないです。トレーナーさんとあいさつしたので、次からトレーナーさんに対しても距離を取ろうと思います」と吐露すると、会場から笑いが起こった。
船越は、物語のキーマンとなる謎の男役として登場する。どんなキャラクターか聞かれても、「説明できません」と答える船越。だが、「私がどんなキャラクターを演じているのかということを、視聴者の皆さまに少しずつひもといていただく、今風に言えば考察していただくような人物でございます。とにかく、主人公が何だかよく分からない、人間なのかと思うぐらい謎の多いところがあるんですよね。そこから考察していかなきゃいけませんし、私が誰なのかも含めて、このドラマは一体どんなドラマでどこへ向かっているのかということも考察していただければと思います」と、ミステリードラマの帝王らしくアピールした。
会見の後半は、不動産にまつわるドラマにちなんで、住むところへのこだわりや、解禁になったばかりの主題歌、SPYAIR「Buddy」の感想などをトークしていった。最後に、主演の上川が「さまざまな不動産物件で起こる事件の謎を、正体の分からない犬頭という男と、物件マニアの恵美子がバディーを組みまして、悪戦苦闘しながら解決してまいります不動産ミステリーでございます。ぜひ、ご期待ください！」とメッセージを送った。
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