大地真央「最高のオバハン中島ハルコ」第3弾。アジアを舞台に国際ロマンス詐欺をぶった斬る！2025/01/04
フジテレビ系では本日1月4日に、大地真央主演の連続ドラマ「最高のオバハン中島ハルコ」シリーズ第3弾となる、「最高のオバハン中島ハルコ～マダム・イン・ちょこっとだけバンコク～」（土曜午後11：40＝東海テレビ制作）がスタート。
本作は、大地が演じる、名古屋育ちで人生の酸いも甘いもかみ締めた美と愛のスーパードクター・中島ハルコが、どえりゃ～毒舌で庶民の悩みをばっさばっさと斬り倒してく痛快エンターテインメントだ。第3弾となる今作は、地元・愛知県だけではなく今注目のアジア・タイやカンボジアも舞台にしたシリーズ史上空前のスケールでストーリーが展開し、アジアにハルコ旋風を巻き起こす。
愛知ロケ・クランクインは、記録的残暑が続いた2024年9月にさかのぼる。30度を超える夏日の中、愛知県蒲郡市にある華麗な城郭ふう建築の外観を持つ、蒲郡クラシックホテルを舞台に撮影された。蒲郡クラシックホテルは、国の天然記念物に指定されている「竹島」と風光明媚（めいび）な三河湾を望む明治45年創業の伝統あるホテルで、かつてはアメリカの偉大な野球選手、ベーブ・ルースも宿泊したことがあり、これまでも「最高のオバハン」のロケ地として活躍してきた。
そんな由緒あるホテルでの撮影は、シリーズ当初からのスタッフも多く、終始和やかな雰囲気で進行していく。おなじみのメンバーであるグルメ雑誌の編者・菊池いづみ（松本まりか）、ハルコクリニック事務長・大谷将（合田雅吏）、ハルコの秘書・若杉慎之介（蕨野友也）も、スタッフと談笑しながらリラックスしている様子。そこに、大地真央がまるでわが家に帰って来たかのような自然体で登場すると、さらに現場は温かな空気に包まれた。
撮影前に、第1話のゲストで登場するハルコの知人で歯科医・花守頼子役の熊谷真実と、タイレストランオーナー内藤智子役の久保田磨希が紹介される。これまで「最高のオバハン」シリーズをサポートしてきた地元蒲郡の方々からもあいさつもあり、和気あいあいとした中で撮影はスタートした。撮影する最初のシーンは第1話に登場するリモートでの会話シーン。
「国際ロマンス詐欺」でだまされた頼子と智子の件について詳しく調査するため、ハルコを中心に日本とタイでビデオ通話をする場面では、実際に対面しながらの掛け合いとは違い、リモートという設定のため演技の「間」について監督と確認をとりながら丁寧に撮影は進んでいった。真実を突きつけられ憔悴（しょうすい）する頼子と智子。2人に同情しながらも、スイッチが入り徐々にテンションが上がっていくハルコ。そしてついにテンションMAXの毒舌で2人をぶった斬る!!
そして、タイでの撮影初日に選ばれた場所はバンコク中心部から北に約80km、1991年にユネスコの世界遺産に登録されたアユタヤ遺跡のあるアユタヤ県。第1話の冒頭、ハルコといづみとイケメン財閥御曹司・ラン（ジー・スッティラック）がタイで（偶然!?）出会うシーンからスタートする。アユタヤ遺跡前でオシャレはしているものの、お疲れ気味のいづみ。スマホを何度も見ては待ち人から連絡が来ない様子。その後、豪華なタイの伝統衣装を身にまとったハルコが巨大な象に乗り神々しい姿で登場するという、シリーズ史上No.1のド派手な登場でいづみの度肝を抜くのだった。
タイ警察が全面協力のもと、世界遺産アユタヤ遺跡を貸し切ってド迫力撮影。アユタヤ遺跡を背景にした第1話冒頭の撮影は、早朝の午前6時30分からスタート。約100ｍの道路が3時間通行止めにされた。朝日が昇ると、さらに美しく映えるアユタヤ遺跡。その中でドローンカメラを使い、上空からいづみと遺跡をダイナミックに撮影した。ドローンカメラへの目線や俯瞰（ふかん）のタイミングを意識する松本が、何度も練習を重ねる姿がとても印象的だった。
そして何より、ゾウを間近で見られたことに深く感銘を受けている様子。撮影後、松本は、「アユタヤを貸し切って撮影することで、まるでアユタヤを独り占めしているかのようなぜいたくな時間でした。なにより共演したゾウが温かい目で見守ってくれて、その存在感から多くのことに気付かされ、心が温かくなるような気持ちをもらいました。この撮影を通じて、大好きなタイをたくさん楽しんでいきたいと思います」と感想を述べた。
豪華なタイの伝統衣装を身にまとい女王のような美しさで登場したハルコは、午前8：00～10：00頃までの約2時間をゾウの上で過ごした。ゾウは非常に賢く繊細な動物と言われ、自分の置かれた状況や周囲の環境に敏感で、ストレスを感じると不安定な行動をとることもあるそうだが、この日は終始ご機嫌。ゾウも、何度も繰り返される同じセリフのカットを見事にこなしていた。まるでハルコに従っているかのように、その動きは見事に操られこのシーンの撮影が終了。すると「酔いそう」と思わず大地が一言。ゾウの上には台座があるものの、歩くたびに揺れるのを2時間も繰り返したため、なかなか大変だったようだ。
シリーズ第3弾の放送が決定して、「またこうして集まれたということを本当にうれしく思っています」と笑顔で語る大地は、「雰囲気がとてもいいですね。信頼できるスタッフの方々と安心してお仕事ができる。だからこそ私は演じることに集中できますし、何よりもストレスがないですね」と喜んだ。
改めて中島ハルコの魅力について「忖度（そんたく）なくバサッと斬っていくハルコさんですが、やはり根底にはとても愛がある。だからこそおせっかいなぐらい人のため世のためにエネルギーを使える。そこが中島ハルコの魅力だと思います」と答え、ハルコと似ているところを問われると、「似ているところなんてそんな僭越（せんえつ）なことは言えないです。ハルコさんは、スーパーウーマンでなかなかいない方ですが、演じている以上は一番の理解者でありたいし共感はしています」とコメント。
最近、何かに怒ったことがあるかの質問には、「怒ったというか…。シリーズ第2弾の時にハルコさんの撮影が終わって、ヘアメイクもそのままに大急ぎでペットショップに行ったことがありました。店員さんに『子猫を抱っこできますよ』と言われた時、ハルコモードが抜けていなくて『この子、生後3カ月は親元にいさせるべきでしょ！』とスイッチが入ってしまって、店員さんが後ずさりをしていました（笑）。怒ったというよりは、ハルコモードで反射的に反応してしまったんです。その時は普通に対応したつもりだったのですが、ちょっと時間が経ち冷静になって『あれちょっと私と違ったな、今のはハルコだったな』ということがありました（笑）」というエピソードを披露した。
逆に、誰かに叱られたことはあるかと聞かれると、「あまり叱られた記憶がないです。私がそういう記憶を忘れているのかしら（笑）。勝手に自分で落ち込んだりというのは何度もあります。小さい注意というのはきっとあるんでしょうが、言っていただけるうちが花なんだなとずっと思ってきました。割と素直にそういうことも聞ける方だったので、怒られたという印象で記憶に残っていないのかもしれないですね」と真摯（しんし）に答える。
続けて、視聴者に向けて「今までと変わらず、見てくださった方々が見て良かった、スカッとした、勇気をもらえた、元気をもらえたというドラマにしたいと思います。今までそういう意見や感想をいただいているので、今回もそうなれると思いますし、そうなります（笑）」と自信をのぞかせ、「最高のオバハン中島ハルコの第3弾となります。応援してくださった皆さま方のおかげだと思っております。その期待を裏切らない第3弾になると思いますので、ぜひご覧いただきたいと思っております。よろしくお願いします」とアピールした。
第1話。40歳になったグルメ雑誌の編集者・菊池いづみ（松本）は、タイ・バンコクに来ていた。ネットで知り合ったタイ在住のシンガポール人編集者とデートの約束があったのだが、どうやらすっぽかされたことに気付く。40歳といえば「不惑」。物事に迷うことがなくなる成熟した大人のはずが、いづみはまだまだ人生の迷子だ。そこに毒舌満載の名古屋マダム・中島ハルコ（大地）が象に乗って現れる。いづみの都合など聞かず、「付いてこい！」とタイの町に繰り出すハルコたち。
タイの財閥・ターラー一族の御曹司・ランに案内されながら、タイを練り歩くハルコといづみ。タイで美容関係のビジネスを進めようとしていたハルコはすでに巨額の投資をしていたが、開発予定地はただの荒れ地だった。まさかの投資詐欺!? だまされたことに気付いたハルコは、ショックのあまり寝込んでしまう。ハルコに投資の話を持ち込んだのは友人の歯科医・頼子（熊谷）だった。
頼子は、ネットで知り合ったカンボジア人の医師・パン（Davuth Chheang）と意気投合。言われるがまま投資に手を出したが、その後、連絡が途絶えたという。ところが、頼子がやりとりしていたのは本物のパンではないことが発覚。なりすまし犯によるロマンス詐欺だったのだ。怒りに震えるハルコ。そんな中、いづみのことを好きだったはずの空間プロデューサー・熊咲（草野イニ）が突然、婚約者・マリリン（星野奈緒）を連れて現れ、不惑のいづみの運命も動き出す。女の敵をぶっ倒せ！ 微笑みの国・タイでハルコの大逆襲が始まる。
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