本島純政×上村謙信「未成年」第9話から大学編に。水無瀬は蛭川の大学を訪れるが…2024/12/26 15:30
本島純政×上村謙信(ONE N’ ONLY)がW主演を務めるドラマ「未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」(月曜深夜、関西ローカル)が、読売テレビで放送中。12月30日放送の第9話(深夜1:29)の場面写真とあらすじが解禁された。
原作は、韓国の電子コミックで全世界で643万View超えを記録する同名人気BL作品。高校2年生という未熟な2人が“恋”という初めての感情に戸惑い、不器用ながらも互いに関わりを深めていき、人間として成長していく様子を丁寧に描いた純愛ラブストーリーだ。
蛭川(上村)の父親が亡くなった一件から数日後、テストの返却が行われるクラスルームの場面から始まった第8話(12月23日放送)。水無瀬(本島)の返された答案には70点台のものもあり、母親(加藤貴子)からは「留学先も変えないといけなくなる」と注意を受けてしまう。その後夏休みが一日、また一日と過ぎていく中、蛭川がいなくなったショックが抜けきらない水無瀬は、どこか上の空な日々が続いてしまう。
夏休みも終わりに近づき、塾から帰る水無瀬、根本(宮地樹)、柴(今井悠貴)の3人。浴衣姿の女子を見た根本は、今日が花火大会の日だったことを思い出し、「俺、彼女がいない夏休みなんて小学生以来」などと普段通りの話をしながらそれぞれの帰路につく。そんな中、突然「水無瀬」と声がしたかと思うと、水無瀬の前に現れたのは父(オクイシュージ)が死ぬ前のようにひょうひょうとした姿の蛭川だった。久々に何の連絡もなくやって来た蛭川に「連絡、しろよ」と動揺を隠せない水無瀬。「驚かせたかったから」とのんきな返答をする蛭川に、水無瀬は蛭川の父の葬式に行けなかったと心配の気持ちをこぼす。
しかし、途端に様相が変わり「ごめん、うそ」とつぶやく蛭川。続けて口にしたのは、転校が決まったという衝撃の事実だった。「親父と住んでた家に、いたくなくて」と、父親のようになる未来を危惧する蛭川。そんなふうにはならないと否定する水無瀬だったが、返ってきたのは「もう俺、大丈夫だから」「だからもう元のお前に戻っていいよ」と一方的に突き放すような言葉。蛭川はきちんとした大人になりたいと、一回全部を捨て新しく生きていくことを決意したと言うのだ。
もう連絡もしないと話す蛭川に対して、ぼうぜんと立ち尽くすことしかできない水無瀬。そのまま「ありがとう」と去っていく蛭川の後ろ姿に思わず「蛭川!」と呼び止め、「俺、…俺」と込み上げる思いを伝えようとしたその瞬間、一発の花火が打ちあがり、水無瀬はそのまま言葉を飲み込んでしまう。2人を隔てる公園の川が、まるで2人を完全に分かつようにも見えるようなこのシーンは、訪れた2人の別れを心にじんわりと刻み付ける。
場面は変わり、受験を終えて卒業式を迎えた水無瀬たち。トイレに行く根本と柴をあとに水無瀬が向かったのは、第1話で水浴びをする蛭川と出会った水飲み場。あの印象的なシーンと同様に、水道の飲み口に手を当てる水無瀬だったが、水があふれる前にそっと蛇口を戻すのだった。卒業式も終わり、友人と解散した水無瀬は蛭川の家の前で足を止める。家の前には立ち入り禁止のテープが貼られているが、そんな表示をよそに敷地内へ。手探りで入り口を探しながら、鍵の開いた窓を見つけ、そのまま家へと入っていく。
がらんどうな家を見回しながら歩いていくが、ふと「水の音」のDVDが目に付く。そっと手に取ると、中に何かが入っていることに気付き、開けてみる水無瀬。すると、そこには「水無瀬へ」と書かれた一枚の手紙が…。「水無瀬がこの手紙を読むことはないと思うから、これは出すことのない手紙ってことになるのかな」と水無瀬が冒頭部分を読み上げると、その後は手紙を書いている姿が映った蛭川の声で、思い出の回想シーンとともにその思いがつづられる。
手紙には、水無瀬に出会ったことで、自分を嫌悪してきた日々から抜け出し、きちんとした人間になりたいと思えた蛭川の感謝の言葉、さらに本当は転校せず水無瀬と一緒にいたかったという本心が。「もう気付いていたかもしれないけど」「お前のことが好きだったよ」という蛭川による切ない告白に、水無瀬の目からは涙があふれた。どんな思いで蛭川がこの手紙を書いたのか、どんな気持ちで水無瀬がこの手紙を読んだのか…。そして、水無瀬は今度こそ蛭川を守れる強い大人になると決意し、「ごめんね、好きだよ」と蛭川の家をあとにした。
時がたち、大学4年生になった水無瀬。たばこの火を消し、文芸サークルの部室に足を運ぶと、ドアを開けたタイミングで女子とぶつかる。服のにおいを嗅がれた水無瀬は、その女子に「たばこ臭い」と消臭スプレーを渡される。その時、ふと水無瀬は消臭スプレーを自身に吹きかける蛭川を思い出すのだった。
その後、水無瀬が根本と柴の3人で食事をする姿が。法央大学に通う根本は、気になっている女子から映画サークルの上映会に誘われており、水無瀬と柴も一緒に来ないかと告げる。さらに「俺、こないだあいつ見た。大学で」と突然切り出し、「ひ…ひ、ひー…」と詰まる根本に、水無瀬はすかさず「蛭川」と答える。根本と蛭川が同じ大学に通っていた事実に動揺を隠せないながらも、文化祭に行くことを決めた水無瀬。最後は映画サークルの部室らしき場所で蛭川の姿が写り、第8話は幕を閉じた。
ついにお互いの本当の思いにたどり着くも、離れ離れになってしまった悲劇の第8話。蛭川から告げられた唐突の別れに、喉元まで出かかるも声に出せない本音を抱える水無瀬。「お前のことが好きだったよ」という手紙の言葉は、8話分をかけてようやく告白に至った。それに応える水無瀬だったが、既にいなくなってしまった蛭川には届かない告白に。悲しみと後悔があふれる展開が続いたが、後半では時がたち物語は大学編へと突入。数年という長い月日、離れ離れだった2人がどんな再会を果たすのか注目だ。
【第9話あらすじ】
法央大学に進学し、映画研究会に入った蛭川(上村謙信)。映画会の仲間・栞(古田愛理)や剛(山﨑光)たちが上映会の準備を進める中、出来上がったチラシを受け取るが誰も呼んでいないと言い、水無瀬(本島純政)のことを思い浮かべながらもはぐらかすのだった。一方、水無瀬(本島純政)は蛭川のSNSアカウントを探すが、見つからず消沈。「未成年」というタイトルの小説の続きを書き進める。ある日水無瀬は、根本(宮地樹)が片思いしている法央大学の映画研究会の女子と会うために、柴(今井悠貴)と3人で上映会に参加することに。しかし会場に着く前にお酒で酔ってしまった水無瀬は、たまたま通りかかった栞に介抱されてベンチで眠ってしまい、結局上映会には行けず―――。
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