「海に眠るダイヤモンド」衝撃展開! 朝子(杉咲花)の結婚相手を演じた前原瑞樹が語る秘話2024/12/17 18:30
TBS系では、日曜劇場枠で神木隆之介が主演を務める「海に眠るダイヤモンド」を放送中。12月15日に放送された第8話では、前原瑞樹が演じる虎次郎の登場が視聴者に衝撃を与え、多くの話題を呼んだ。前原からもコメントが寄せられ、その意気込みや撮影の裏話が語られた。
本作は、ドラマ「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(20年)(ともにTBS系)など数々のヒット作を生んだ、脚本・野木亜紀子×監督・塚原あゆ子×プロデューサー・新井順子という強力チームが再集結して制作されたヒューマンラブエンターテインメント。
主演の神木をはじめ、斎藤工、杉咲花、池田エライザ、清水尋也、土屋太鳳といった若手人気俳優が名を連ねる一方、宮本信子や國村隼、沢村一樹、中嶋朋子といったベテラン俳優が脇を固め、豪華俳優陣の好演も話題だ。これまで活気ある長崎県・端島の知られざる生活の様子、炭鉱夫の働き方、現在では実際に見られないその時代の様子を鮮やかに描き、「いづみの正体は誰なのか…?」「鉄平と玲央の関係は…?」と第1話からの多くの謎が少しずつ明らかになり、ますます盛り上がりを見せる本作だが、2時間スペシャルの最終回に向けて物語が加速している。
第8話では、第7話のラストで描かれた進平(斎藤)の行く末、残されたリナ・誠の秘密、そして石炭が取れなくなった端島の復活に向けた様子などがメインで描かれた。そんな中で、多くの視聴者の関心を一気に集めたのが朝子の結婚相手の存在だ。これまでの放送で朝子(杉咲)が鉄平(神木)と結ばれないことは分かっていたものの、まさかの人物にSNSでは「まさかすぎる!!」「ダークホース…」「これは驚き」との多くの声があふれた。そんな虎次郎を演じるのは、俳優の前原。数多くのドラマや映画、舞台で活躍する注目の若手バイプレイヤーだ。第8話の放送を終えた前原に、日曜劇場に出演した心境を聞いた。
本作の出演が決まった時の気持ち、役柄を知った時の感想を聞くと、「神木くん主演で、長崎の端島が舞台のドラマを日曜劇場でやると聞いて、なんとしても出演したいと思っていました。神木くん自身も僕のことをプロデューサーさんたちにお話ししてくれていた中で出演が決まったので、もちろんうれしい気持ちもありつつ、必ず神木くんにもお返しできるように頑張らないといけないなと、身の引き締まる思いでした。虎次郎という役も本当にすてきな役で、普通に考えたら僕がこの役で良いのでしょうか? と思うのですが、あんまり考えすぎると力が入りすぎるので、余計なことは考えず現場に行こうと思いました」とコメント。
物語全体をつなぐさまざまな伏線を散りばめ、華麗に回収していく野木が手がけるオリジナル脚本を読んだ感想を聞くと、「虎次郎の登場は、第6話からでしたがその前の台本も読ませていただきました。虎次郎という役名だけを聞いて台本をいただいて、まずいづみさんが誰なのかというドキドキで読み進めながら、いづみさんが朝子で、しかもその朝子さんの旦那が虎次郎なのかと分かった時には頭を抱えました。読みながら僕自身も、鉄平と朝子の2人の関係にウキウキしていたので、どうやって虎次郎がここに入り込むのかと思いましたが、全員が全員そう思うでしょうから、本当に虎次郎をすてきに演じたいなと思いました」と本音が飛び出した。
また、そんなプレッシャーを感じながら挑んだ現場の様子に関しては、「僕は10月から撮影に参加したので、夏から撮影していた皆さんはチームが出来上がっていて、とても良い雰囲気の中入らせてもらいました。緊張して食堂に向かいましたが、食堂の料理人のエキストラさんたちがとにかく頼りになる方たちばかりで、とにかく細かい動きを作っていて、いろいろと相談しながら厨房の動き、流れを決めていくのが楽しかったです。赤間(麻里子)さんがアドリブで『ちゃんぽん一つ』とオーダーを通したら、そこから本当にちゃんぽんを作るためにみんなで右往左往していました」と、多くのエキストラが参加する大がかりな撮影の中での裏話も。
監督やプロデューサーとは「とにかく虎次郎は実直で優しい人だという話をしていました。特に塚原さんからは、第6、7話のあまりセリフのない中で虎次郎の真っすぐさをどうやったら出せるかといろいろと提案していただきました。台本上は短いシーンでも、とても細かく小さな瞬間を広げていくので、撮影後に台本を読み直すのが楽しかったです」と塚原監督の細部に宿る細かな演出で虎次郎を作り上げていったことが分かる。
そして、親友と公言している神木さんの座長ぶりについて聞くと、「神木くんは朝ドラの時もそうでしたが、誰もが思い浮かべる神木像そのままに現場で元気に明るくいてくれるので、逆にこっちが少し心配してしまうほどです。撮影後に一緒にカラオケに行った日があったのですが、その日は神木くんは玲央も鉄平も演じていた日なのに元気過ぎて、ワンシーンしか撮影のなかった僕が疲れたからもう帰ろうかと言ってしまいました。情けないです」と普段からの仲の良さが分かるエピソードが飛び出した。
さらに、共演シーンの多かった杉咲の印象やエピソードを聞くと、「杉咲さんとは『アンメット』(フジテレビ系)でも共演させてもらったのですが、とにかくお芝居が自然体で、逆に自分自身の繕っている部分がさらされる感覚もあり、向き合うととても緊張します。なので、だからこそ集中して一緒にお芝居させてもらえてると思いますし、簡単にお芝居してんじゃないぞと勝手に背中をたたかれている気持ちにもなります。あとは、第6話は朝子さんが屋上庭園を作るお話しでしたが、実際に杉咲さんと観葉植物のお話をたくさんしました。水のやり方や風の当て方、どんな土を使うかなどなかなかにマニアックな園芸トークをさせてもらいました」とコメントし、撮影の様子を振り返る。
最後に、視聴者へ「残り第9話と第10話、どのように物語が着地するのかまだまだ予想がつかないかと思いますが、最後まで楽しんでいただけたらと思います。また、長崎出身の僕自身も今回初めて端島について詳しく調べる機会をいただきました。実際に端島を目にして、物語が自分に直結してくる感覚もありました。ドラマを見終えましたら、ぜひ長崎にもいらしてください。おいしいちゃんぽん屋さん、あります」と、最終回に向けて地元長崎への愛があふれるコメントともに締めくくった。
物語は最終章を迎え、怒涛(どとう)の展開を見せる中、第1話冒頭の船を漕ぐ男性の正体は鉄平だったことが判明、現代では「古賀孝明」と名乗る賢将と百合子の子どもらしき人物が登場し、SNSではまだ明かされていない物語の謎へさらに考察が盛り上がりを見せている。“70年に渡る”物語はどうつながっていくのか。2時間スペシャルでおくる最終回に期待したい。
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