ミセス、韓国ファンも魅了! 初訪韓イベントで映画の裏話や3人の絆を明かす2024/12/16 17:30
Mrs. GREEN APPLE(大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架)のライブツアーを映画化した「Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA」。9月13日から全国106館にて公開され、興行収入18.9億円、動員数54万人を突破した本作が、韓国でも12月11日より劇場公開されている。
それを記念して、12月13日に大森、若井、藤澤が韓国・CGV 龍山アイパークモールに登壇。現地ファンとの交流を果たし、本作の舞台裏や現在の思いを語った。
大人気の楽曲「ダンスホール」の音楽と共に、CGV 龍山アイパークモールのスクリーンに登場した3人。大森は「こんにちは! 昨日も今日も明日も大森元貴です。会えてうれしいです」と韓国語でうれしさを語りつつ、あいさつ。若井も「今回劇場に遊びに来てくれてありがとうございます。今日は僕たちと一緒に楽しんでください」と述べ、藤澤も「今日は来てくれて本当にありがとうございます」と続け、3人とも貴重な韓国語でのあいさつを披露してGV(=Guest Visit/トークイベント)がスタートした。
クロストークでは、MCから韓国を訪問した感想を聞かれ、大森が「寒いね!」と率直に明かした。若井は韓国語で「本当に寒いよね。日本より寒いです。僕はとても寒がりなんです。でもご飯もおいしいし、韓国の皆さんもとても温かくて、僕の心も温かくなりました」と韓国との親密な距離感をアピール。
韓国公開の感想について、大森が「本当にありがたいですね。日本で行ったツアーがまず日本で映画化されて、そして韓国のこの地で公開されるというのはすごく光栄です」と語り、続けて本作を制作したきっかけを「われわれの曲はすごくポップで明るい作品に思われることが多いのですが、実はすごく孤独について歌っていたりもするので、それをまた違った形でエンターテインメントに落とし込むにはと考えた時に、こういった音楽劇をお届けするのが面白いのかなと思って制作しました」と作品に対する思いを伝えた。
さらに、ライブ公演を映画として再構築するにあたって「映画だと細かいところまで表情などが見えるので、そういう繊細な部分に気を使いました」と明かした。すべてを白に彩られた「ホワイトラウンジ」の世界観の設定やライブ時に設けたドレスコードについても、「やはりドレスコードがあると没入感が出て、イマーシブな体験ができますし、白は何も染まっていない無地だと思うので、見る人によって感じ方が変わるようにしたいなと考えました」と魅力の詰まった裏話を披露。
特に愛情のこもったシーンについて、若井が「映画の中で演技をするパートがあるんですけど、僕たちは演技が初めてだったので、大変でしたが楽しめました」と韓国語で答えると、大森が「若井はひどい男を演じていましたね。人たらしでした」と笑いを誘う一幕も。藤澤は「僕も『劇場!』と演技するところが、普段の自分と違う感じがして楽しかったです」と語った。
楽曲制作についても言及した大森は、曲や歌詞のインスピレーションについて「子どもの頃も、大人になっても、寂しさを感じる瞬間というのは全年齢を通して同じ感覚だと思うのですが、そういう寂しさの部分や人の温かさや人を大事にする気持ちから着想が来ていると思います」と心の内を明かした。
また、2025年2月15日、16日に韓国公演【MGA LIVE in SEOUL, KOREA 2025】が開催されることについて、大森が「来年2月にライブでお邪魔しますね」とコメントすると、観客から『行きます!!』という大きな歓声が。大森の「チンチャ?(本当?)」に対して、そこにいる観客のすべてが「はい!」と声を上げた。
韓国で食べたい料理、または来韓してすでに食べた料理を聞かれ、若井が「冷麺が食べてみたいです。昨日はサンナクチ(生ダコの踊り食い)と、辛いラーメンを食べました」と答え、藤澤は「タッカンマリも食べたいなと思い、楽しみにしています!」とにっこり。
観客から事前に募集した質問に答えていく企画では、まず初めに「メンバーの皆さんにとってMrs. GREEN APPLEとはどんな存在?」という質問に対して、「私にとってMrs. GREEN APPLEは大きい愛で家族以上の存在です」と韓国語で愛を語る若井。藤澤も「僕にとってはお家のような存在です。最近それぞれいろいろな活動をしているのですが、そのおのおのの活動がMrs. GREEN APPLEというお家にまた帰ってくるという感覚があります」と。それを受けて大森も「確かに。地元のような、実家みたいな感じですね」と同意し、それぞれの絆を感じさせた。
次に「韓国のファンに2025年の最初の曲として聴いてもらいたいMrs.GREEN APPLEの曲は?」という質問に対して、若井が「『StaRt』です」と答えると、大森も「デビュー曲だね、僕らの」と、藤澤も「始まりの曲なので、一年の初めにぜひ聴いてほしい一曲だと思います」と同意した。
続けて「本作は感情に問いかける物語だと思いますが、生きていく中で憂鬱(ゆううつ)のような感情が上がってくる時の克服方法は?」という質問に対して、大森は「僕はたくさんのJAM’S(ファンダムネーム)がいてくれることがとてもうれしいので、そういうことを考えて乗り越えられます。韓国にもたくさんいていただけるので、そういう方々の存在を感じると1人じゃないと思います」と愛のある回答を。それに対して若井は「私はお風呂に入ることです。リラックス効果があります」と話し、観客たちを爆笑させた。
「自分自身に希望を与えることができたMrs. GREEN APPLEの曲は?」という質問に対しては、藤澤が「『ビターバカンス』という最新曲で、肩の力を抜いていいということを歌ってることがほっとするなと感じます」と。若井は「『ケセラセラ』です。聞いたら心から力がでます」と明かし、大森は「『ダンスホール』がやはり気持ちが上がります。前向きなだけの歌詞じゃないので奮い立たせられます」とそれぞれに答えた。
「韓国で行ってみたいところは?」という質問では、若井が「ハンガンに行ってみたいです。夜景を見に行きたいです」と具体的な場所をピックアップ。一方、大森は「すごく寒いからこそ、雪景色を見たいです」と風景を希望、藤沢は「すてきな街がいっぱいなので、街をゆっくり回ってみたいです」と願望を述べた。
「好きな韓国語や自信がある韓国語はありますか?」と聞かれると、若井は「りょうちゃんが言った『ファジャンシレ ポゴシッポヨ(トイレが見たいです)』という言葉ですかね。『ファジャンシレ カゴシポヨ(トイレに行きたいです)』なのに『トイレが見たいです』とずっとりょうちゃんが繰り返していました」と答え、その後、藤澤が「トイレが行きたいです」の韓国語を改めて学んだことを明かした。大森は“キデヘチュセヨ(楽しんでください)”という言葉を挙げ、「ずっと昨日から使っていました。とっても響きが好きです」とコメント。MCから「観客が聞きたい韓国語があると思いますが?」と振られると、若井が「サランヘヨー(愛している)」と答え、歓声が上がる一幕も。
そして「今までに見られなかった新しい感じのコンサートでしたが、本作は楽曲の順番を先に決めたのか、コンサートの構想を先に決めたのかどちらですか?」という質問に対しては、大森が「コンセプトを先に決めて、それに沿うように曲とストーリーを組み立てていきました」と回答。メンバー全員がしっかり一つ一つの質問に丁寧に答えながら、観客と交流した。
最後に、観客へのメッセージとして藤澤が「今日はありがとうございます。韓国の方にたくさん楽しんでいただけたらと思います。今日は楽しかったです」と喜び、イベントを通してすべて韓国語で話した若井は「今日は楽しい時間をありがとうございます。The White Lounge を楽しんでいただけたら幸いです。2月にまた会いましょう」とライブでの再会の約束を交わした。大森は「こうして韓国に初めてMrs. GREEN APPLEとして来られてとてもとてもうれしかったです。ありがとうございました。次は2月に遊びに来るので、ぜひ楽しみにしていてください!」と、韓国でのGVへの感謝を込めて、しっかり思いを伝えた。
異例中の異例の音楽劇となったライブツアー、その映画の大ヒット、そして海を飛びこえての韓国での上映。「Mrs. GREEN APPLE// The White Lounge in CINEMA』GVは、終始笑顔の絶えない、ミセスの魅力が改めて伝わったイベントとなった。
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