「令和の三英傑!」山本舞香が岡山天音の衝撃裏話を告白「意識が飛んでいた」2024/12/05
12月11・18日に、中京テレビ・日本テレビ系全国ネットで放送される、中京テレビ開局55周年記念ドラマ「令和の三英傑!」(午後11:59=中京テレビ制作)。それに先駆け、東京・東放学園映画専門学校で放送直前イベントが開催され、主演の山本舞香、岡山天音、堤幸彦監督が登壇した。
山本が主演を務める今作は、名古屋出身の堤氏が原案と演出を手がけ、名古屋愛を全面に押し出したハイパーコメディー。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という“三英傑”の直系子孫だと信じて疑わない人々が意地とプライドをかけて繰り広げる争いが描かれる。脚本も同じく愛知県・名古屋市出身で、第50回岸田國士戯曲賞を受賞した佃典彦氏が担当、全編を通して飛び交う名古屋弁のセリフと、スピーディーな展開がクセになる物語だ。
名古屋と東京で撮影を敢行したという今作。原案も務めた堤氏は、「愛知県は境川が真ん中に流れていて、それを境に違いがあると言われています。今はそんなことないですが、大昔、戦国時代は地域ごとに境界線があったのだろうし、そのようなものがいまだに色濃く残っていたら…というのが原点です。また、今もなお三英傑パレードというイベントが行われていて、三英傑は愛知県民としては印象的な文化。それを現代劇として悲喜こもごも、面白い話ができないかと思いました」と制作のきっかけを語り、監督の出身地である愛知の要素を存分に生かした内容であることが伺えた。
主人公・織田よし乃を演じる山本は、オファーを受けた際の心境について「堤さんの作品だと聞いて、『絶対にやらせていただきたいです!』と即答でした。そしたら、相手役が天音くんということで。約10年前にご一緒した時、周囲に壁を作っていた印象が強かったので、大丈夫かな…また壁作られたら気まずいな…と思いました(笑)」とぽつり。岡山が「うそでしょ…(笑)」と悲しげな表情を見せる場面も。
しかし、山本の心配は杞憂に終わったようで、「今回は約2週間くらい名古屋に泊まり込みで撮影していたのですが、ほぼずっと天音くんと一緒にご飯を食べたり、お誕生日を祝ったりして楽しかったです」と笑みを浮かべた。
一方、木下藤吉役の岡山は「この作品名だけ聞いた時は、アクション作品で、戦国の甲冑(かっちゅう)を着て戦うのかなと思っていたんです。そしたら全然そんなことなくて(笑)。でも、現代らしい末裔(まつえい)のお話で、すごく面白そうだな、皆さんのお芝居でどういう化学反応が起きるんだろう、と楽しみでした」と。続けて、「僕も堤さんの作品は昔から繰り返し見てきたので、ご一緒させていただけるのがとてもうれしかったです。一体どんな現場なのか、ワクワクドキドキで参加させていただきました」と、クランクインを振り返った。
なお、山本は共演者の平野綾にメロメロの様子で、「平野さんが本当にかわいくて…。顔小さい! いい匂いする! 推しです!」と興奮気味に熱弁。岡山も「(現場で)僕にしか聞こえない小さい声で、ずっと『かわいい!』って言っていました(笑)」と明かした。
一方、自身の父親役を演じた佐藤二朗については、「愛知出身の方なので、どんどんセリフに方言を入れていくんですよ。だからついていけなくて!」と山本。すると、監督は岡山の名古屋弁も褒めたたえ、「僕からは言っていないのに、ところどころセリフを名古屋弁でキメてくるからすごいなと。練習熱心でした」と称賛する。しかし、当の岡山は「えっ!? 監督からの指示だって聞いて頑張ったんですけど…。自分からハードル上げにいかないですよ!(笑)」と、この場で思わぬ事実を知り驚いていた。
名古屋・東海地方の観光スポットが多く登場する今作だが、ナガシマスパーランドでも撮影で撮影が行われたそうで、山本と岡山は「ジェットコースターに乗るなんて聞いてなかった」となにやら不満げ。なんと、実は2人とも絶叫系アトラクションが苦手とのことで、岡山は「あと3日後だ…2日後だ…とカウントダウンしていました。ふとした時に思い出しては、素に戻って笑顔が消えて(笑)」と心境を告白。山本も「乗ったら乗ったで楽しいのですが、ドキドキ感が嫌なんです」とこぼした。
実際、ジェットコースターに乗車しての撮影では、岡山が「気絶していた」と山本からのタレコミが。これについて、岡山は「怖がっているお芝居をということで、大声を上げていたのですが、本当に怖いのも相まって気絶の入り口までいきました」と。山本は「笑っちゃいけないんですけど、映像を確認したら一瞬天音くんの意識が飛んでいて…」と壮絶(?)な撮影秘話を明かした。
さらには、来場した学生からの質疑応答も実施。撮影で一番大変だったことを聞かれた堤氏は、「押しつけがましくないようにすることが大変でした。なぜなら名古屋のことをそれなりに知っているので、それを全国の皆さんに向けて『面白いでしょ、名古屋は』とならないように気を付けました」と回答。
山本は劇中で弓道も披露するシーンがあるとのことで、弓道経験者の生徒からどれくらい練習したのかと質問が。山本はこれに「弓道部の生徒さんに教わりながら、2時間ほど」と答え、「すごくきれいでした。2時間…すごい!」と絶賛されていた。さらに、最後には山本の美の秘訣(ひけつ)を問う質問が飛び、「メークを落とす、保湿する、お風呂につかる、水分とビタミンと亜鉛を取る!」など、美容にまつわる弾丸トークが展開。隣で聞いていた岡山は「これ、何のイベント?」と頭をかしげ、会場の笑いを誘った。
最後はそれぞれがあいさつを。堤氏は「これは舞台が名古屋というところです。これだけ名古屋愛をテーマにしたドラマはなかなか作れないので、個人的にはそれをできたということに尽きます。私が知り得る愛知の魂を詰め込んだので、それが最大の見どころです」と、地元への愛を込めた今作を力強くアピール。
続けて、岡山は「二郎さんのシーンを思い出してニヤニヤしちゃいました」とほほ笑みつつ、「小ネタを詰め込めるだけ詰め込んだ、とても楽しい作品だと思います。1年の終わりに、シンプルに見て笑っていただけたら」とアピール。
山本は「私自身、プライベートでもお仕事でも節目を迎えるタイミングで、この作品に呼んでいただいて、堤監督には感謝しています。すてきなキャスト・スタッフの皆さんに恵まれて、この座組の座長として、みんなと作品を作れたことが本当にうれしくて。なので、ぜひいろいろな方に見ていただきたいですし、感想などSNSで聞けたらなと思います」と、真摯(しんし)に呼びかけた。
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