板垣李光人&中島裕翔がW主演「秘密~THE TOP SECRET~」来年1月放送スタート!2024/11/26 05:00
板垣李光人と中島裕翔(Hey! Say! JUMP)が、フジテレビ系の2025年1月期ドラマ「秘密~THE TOP SECRET~」(月曜午後10:00=関西テレビ制作、開始日未定)でダブル主演を務める。2人が、かつてないほど“切ないバディ”を組んで、生前の記憶をたどり未解決事件の真相を追う。
「秘密~THE TOP SECRET~」は、科学警察研究所の法医第九研究室、通称“第九”を舞台に、死者の生前記憶を映像で再現できる特殊なMRI技術を用いて、室長の薪剛(板垣)と、新米捜査員の青木一行(中島)のバディが、解決不可能とされていた事件の真相を解き明かしていくヒューマンサスペンス。中島は、青木役に加えて、かつての第九メンバーで薪の親友以上の存在だった鈴木克洋役の一人二役を演じる。
原作は、第15回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した、清水玲子氏による同名漫画。白泉社発行の雑誌「MELODY」で1999年から12年まで掲載され、全12巻で完結。現在は同作スピンオフ「秘密 season0」の連載が続いている。脚本は、映画・テレビドラマの「アンフェア」シリーズやドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」、映画「陰陽師0」など、数々のヒット作を手がけた佐藤嗣麻子氏が担当。
板垣が演じる薪剛は、冷静沈着だが正義のためなら権威にも立ち向かう大胆さを持つ。30代には見えぬ容姿だが第九の創設時から室長を務め、全ての事件に関わり、あらゆる「秘密」を見てきた人物。青木たち部下に対して高圧的で厳しい態度で接することもあるが、誰よりも繊細で部下思いの一面も持っている。
地上波ゴールデン帯連続ドラマで初主演を果たす板垣は、「初めて原作を拝読した際に、作品がもつエネルギーに圧倒されたことを覚えています。清水先生が心血を注がれ、たくさんの方々が愛を注がれた『秘密』という作品を、ドラマとして描くということ、薪剛という役を預からせていただくということは大変な覚悟が必要だと感じました。しかしながら、生身の人間が持つエネルギーというものもまた役者として信じている部分がありますので、この作品の素晴らしさとエネルギーをお届けできるよう、誠心誠意努めてまいります」と、決意を新たにしている様子。
演じる薪剛という人物について、「クールで頭脳明晰(めいせき)で、部下への当たりが強いキャラクターとして紹介される人物です。しかし彼の強さというのは、無情かつ無常な世界を知っているから、強くなければ自らを、そして自分の大切なものを守れないと知っているからだと思います。本当はとても弱くてもろい、繊細な彼の苦しみと痛みを分かち合いながら、寄り添って一緒に歩んでいきたいです」と真摯(しんし)に向き合っている。
中島との初共演に関しては、「とても大きな包容力と安心感のようなものを抱きました。それは共に作品をご一緒する上でも、薪剛としても、きっとたくさん助けていただくのだろうと感じています。人々の哀しみや孤独、背負った大きな十字架に対し、果たして『MRI捜査』は救済になりうるのか。われわれにとって正義とは、愛とは何なのか。そんな人間ドラマを大切に紡いでまいりますので、ぜひ楽しみにしていただきたいです」と話している。
中島は、薪の大学時代からの親友で第九の同僚・鈴木克洋役と、鈴木が亡くなったあと第九に配属される新米捜査員・青木一行役を担う。鈴木は薪とは対照的でおおらかで社交的なリーダー気質。そして、青木はエリートだが人が良く純粋で、第九のいじられ役。青木は自らが亡き鈴木に似ていることを知りながらも、薪を支え、成長し、薪にとってかけがえのないバディとなっていく。
関西テレビのドラマは初主演で、自身初めてとなる一人二役に挑むの中島は、「原作の青木はキャラがすごくかっこいい反面、人間っぽい愛らしさというギャップもある。実写を演じる上でそうした人間らしさが出せればいいなと思います。ハードルが高いので不安もありますが、楽しみながら作品へのリスペクトをもって撮影に臨みたいです」と意気込んでいる。
そして、本作について「漫画も読みましたが、脚本も原作のままだという感動もありましたし、見てくださる方の期待を裏切らないように役者として頑張っていきたいと思います。人の頭の中をのぞくことがかなってしまう設定ですが、それがいかに倫理的に難しいことか。そういう部分がヒューマンドラマのきっかけになっていると思います」と感想を述べた。
さらに、「一人二役ですが、容姿はメークや衣装部さんの力をお借りしてやっていきたいです。演技については板垣さんとお芝居をするのが初めてなので、2人のやりとりで変わってくる部分もあると思いますし、何とか演じ分けられたらなと思います。板垣さんと初めてお会いした時は漫画の中から出てきたかのような、そのままもう、『薪さん』って感じでした。すごく凛としていて威厳みたいなもの、ぱっと出るオーラみたいなものを感じました」と、コメントしている。
最後に、「ドラマではショッキングな事件も多いですが、被疑者がなぜそうなってしまったのかという心情や環境、切なさ、悲しさ、行き場のない思いが数多く出てきます。SF的なところもありますが人間の心情もしっかり大事に描いている作品だと思いますので、そういう部分にも注目していただけたらと思います」と呼びかけている。
原作の清水氏は「ドラマ化のお話が来て、私はあまり悩むことなく快諾しました。その理由は、脚本の担当に『アンフェア』『K-20怪人20面相・伝』『陰陽師0』等の大ファンで尊敬する、佐藤嗣麻子さんとあったから、実写化には不向きな薪を難なく演じられそうな稀有(けう)な俳優・板垣李光人さんの参加、さらには涼やかな、中島裕翔さんの、青木役での参加が決まったからです。ドラマ、映画は漫画のようにほぼワンマンで主人公の髪から背景の空の雲の形まで自分で描いて思いのままに仕上げられるわけではありません。漫画の何十倍、何百倍もの人が、思いが関わって初めて完成する世界です。だから怖いし、だから奇跡も起きる。今回縁あってこの企画に参加してくださる役者さん、スタッフの方、そしてドラマを見ることになる私たち視聴者も含めて、このドラマが全ての人の幸せな歴史になりますように」と期待を寄せている。
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