三代目JSB、7回目の全国ドームツアーが開幕! 今市隆二&ØMIが意気込み語る2024/11/17 07:00
三代目 J SOUL BROTHERS(NAOTO、小林直己、ELLY、山下健二郎、岩田剛典、今市隆二、ØMI)のグループ7回目となる全国ドームツアー「三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2024 “ECHOES OF DUALITY”」の初日公演が、11月16日にみずほPayPayドーム福岡にて開催。開演前に行われた囲み取材に、今市隆二とØMIが応えた。
全国4都市9公演4大ドームツアーとなる今回は、11月13日にリリースされたツアーと同タイトルの最新アルバム「ECHOES of DUALITY」を引っ提げて敢行。タイトルの「ECHOES of DUALITY」は、美しさや優雅さを象徴した“花びら”、困難や挑戦などを象徴した“棘(とげ)”からなる、グループの2024年のコンセプト“PETAL&THORN”を昇華させたものだ。ツアーも三代目 J SOUL BROTHERSの持つ音楽の二面性を体感できるライブになっており、初日公演は3万5000人を動員した。
囲み取材では、初日の意気込みを聞かれ、「今年に入って三代目 J SOUL BROTHERSとしては新コンセプトを掲げて、ドームツアーに向けてずっと準備してきたので、ツアーがスタートすることにワクワクしています」と心境を述べた今市。ØMIは「単独ツアーとしては10回目。今年もドームツアーをやれることのありがたみをかみ締めてステージに立ちたいです」と意気込んだ。
今回のライブのこだわりについて、ØMIは「これまではセンターステージが多かったんですけど、今回はエンドステージで、グループ最大規模のLEDモニターが一面にあります。映像と演出のリンクもあり、コンセプトをしっかりと掲げたライブとして、よりグループのパワーを会場全体に届けられるステージになっているのかなと思います」と、17年の「UNKNOWN METROPOLIZ」以来となるエンドステージの構成に言及。
今市も「6年ぶりにフルオリジナルアルバムを出して、それを引っ提げてのツアーになります。新曲10曲をライブでも披露しますし、いつもより世界観を重視してストーリー性を持たせており、コンセプチュアルなドームツアーになっているので、ファンの皆さんのリアクションも楽しみです」と語った。
また、11月10日には14周年の記念日を迎えたが、今市は「メンバー誰1人欠けることなくやってこられたことを誇りに思います。ファンの方々がいて、自分たちも存在できていて、15年目を迎えられたことがシンプルにうれしいというか、改めて感謝の気持ちを持って活動しようと身が引き締まりました」と思いを述べた。
ØMIも「(10月末に開催した)『LDH LIVE-EXPO 2024-EXILE TRIBE BEST HITS-』は、各グループの強さが表面化するステージで、三代目 J SOUL BROTHERSの個々の強さや、自分たちの築いてきた14年という歴史を改めて感じました。今回のドームツアーはそれをより伝えられるステージになっていると思います」と振り返り、今回のツアーへ期待を膨らませた。
ライブはりりしさを感じさせる衣装をまとった7人が壮大な物語の世界へと導く、印象的なオープニング映像で開幕。ステージにつられたゴンドラに乗って巨大なLEDモニターの中央に現れた7人の姿に会場からは大歓声が上がった。1曲目から最新アルバムのリード曲「DEVELOP」を披露し、圧巻の特効演出とパフォーマンスに会場の熱気は急上昇。
怒涛(どとう)の展開で進む前半戦、先日デビュー日に10th Anniversary REMASTEREDバージョンをリリースした代表曲「R.Y.U.S.E.I.」では、しっとりとした曲調で始まるイントロから、次第にアップテンポな展開へと移り変わる構成で、日本中に親しまれるヒット曲の新たな一面を魅せた。
ストリングスのイントロが印象的な新曲「LIT IT UP」では、写し出される壮大な滝の映像を背景に、サポートダンサー74人と大迫力のパフォーマンスを披露。同じく新曲の「Make up」では、ヴォーカル2人がまるでメークアップのオーダーを交わすような雰囲気でスタイリッシュに歌い上げた。
中盤では熱気に満ちたライブから一変、バラード曲で三代目 J SOUL BROTHERSのもう一つの表情を見せる。切なさあふれるミディアムバラードの「Baby don’t cry」を披露した後、今回のライブでは会場ごとに特別な1曲をバラードで届ける構成に。福岡公演では、秋にぴったりの名曲「C.O.S.M.O.S. 〜秋桜〜」を歌唱し、哀愁漂うメロディで会場を包み込んだ。
バラードコーナーが終わると突如モニターにはかわいらしいメンバーデザインのキャラクターが登場し、パフォーマーコーナーがスタート。パフォーマー5人が一気にそれぞれの世界観に引き込んだ。
いよいよ後半戦。ライブの定番楽曲を中心に構成されたメドレーでは、観客がペンライトを振ったり踊ったり、会場との一体感は最高潮に。熱気に満ちた会場が「銀河鉄道999」や「O.R.I.O.N.」でさらに一つになると、MCでØMIが「楽しんでくれましたかー!」と会場に問い掛ける場面も。
終盤では全身赤い衣装に身を包み、「BLAZE」を披露。闘志と熱い思いを歌詞に落とし込んだ楽曲で、ラストまで疾走感のあるパフォーマンスを魅せつけた、まさに圧巻のステージだった。最後は、メンバーが登場した時と同じく1列に並んだかと思えば、全員ステージから仰向けに落ちるという衝撃的な演出で幕を閉じた。
7回目となるドームツアー、観客を圧倒的なスピード感でグループの世界観に引き込みつつも、三代目 J SOUL BROTHERSの新たな一面と進化し続ける姿を存分に感じさせた初日公演。同ツアーは、12月22日に大阪・京セラドームで迎えるファイナルまで続く。
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