立ち入り禁止エリアに立ち入る? 取材交渉で難航続出したテレQのバラエティー特番2024/11/20
テレビ東京系では11月23日に「KEEPOUT! 立ち入り禁止エリア撮影してきました」(午後4:00=TVQ九州放送制作)を全国6局同時ネットで放送する。時折見掛ける「立ち入り禁止」表示の先がどうなっているのか、管理者に頼み込んで特別に内部を撮影・取材したバラエティーだ。司会はNON STYLE(石田明、井上裕介)、進行役は高山一実が務める。
撮影したのは全国各地の6カ所。元尼神インターのナ酒渚は、花火大会で“関係者以外立ち入り禁止”の打ち上げ現場へ。花火師がどうやって大型花火をセッティングし、夜空に上げているのかを公開する。
一方、日本一過密といわれる福岡空港を訪れたのは、飛行機マニアであるココリコ・遠藤章造。航空機の格納庫や滑走路にも立ち入った経験がある遠藤が「ここに入れるわけがない」と驚いたトップシークレットの制限エリアへ立ち入ることに。テレビ初公開の極秘設備を紹介する。
鬼越トマホーク(金ちゃん、良ちゃん)は東京・新宿の地下に設けられた世界最大規模の施設へ。地下要塞のような広大な場所が果たす役割などをリポートする。
このほか、絶景ビーチや謎の巨大タワーなどの立ち入り禁止区域が登場する。
制作したテレQ(TVQ九州放送)で番組プロデューサーを務める制作局制作部の永戸岳課長に質問した。
――立ち入り禁止エリアだけに、取材交渉は難航したのでは?
「具体的な数は申し上げられませんが、相当数のロケ候補先にNGを食らいました。正直に申しますと、当初の企画書段階で想定していたスポットは一つも撮影できていません。安全性や情報の秘匿性などを考えたら、ハードルが高いことは当然です。運よく許可をいただけたテーマも、撮影までの道のりは難航。何度も足を運んで意図を説明し、最長で2カ月あまり取材交渉を要したスポットもあります。その分、今回撮影できた映像は、テレビ初登場の衝撃スポットを含め、他の番組やメディアでは、ほとんど見ることができない刺激的な内容になっています」
――キャスティングの狙いは?
「NON STYLEのお二人には、ちょっと緊迫感のある取材VTRと視聴者をつなぐ役割を期待。まだ知られていない立ち入り禁止エリア内部の衝撃映像に対し、井上さんにはまっさらでピュアな反応を、石田さんには穏やかながら、独自の鋭い切り口で現場の映像を解釈していただこうと考えました。福岡空港では飛行機マニアの遠藤さんに、花火大会の打ち上げ現場では花火師の方とのやりとりを見越して、かつて大工だった渚さんにリポートをお願いした次第です。ほか、ノンスタとの掛け合いも期待できる鬼越トマホークや高山一実さんが出演し、バラエティー豊かな顔ぶれとなりました」
――テレQらしさはありますか?
「ローカル局・テレ東系あるあるなのですが、非常に少数のスタッフで制作しています。あまりに記載された人数の少ないエンドロールを見てみると…、ディレクター1人、プロデューサー1人。プロデューサーはディレクター兼務で制作担当は計2人体制です。ただし人数が少ない分、番組制作にあたって明確に全員の意思統一がされており、1本の番組として見ていただいた時に、筋が通って見応えがある内容に仕上がっているかと。人員は少数ですが、コネとツテを最大限に活用した精鋭ぞろいのメンバーで番組を作りました」
番組は放送終了後に見逃し配信も予定されている。
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