「DREAM BOYS」20年の歴史に幕! 渡辺翔太&森本慎太郎に亀梨和也が感謝伝える2024/10/30
渡辺翔太(Snow Man)が主演を務め、森本慎太郎(SixTONES)がチャンプ役を演じる舞台「DREAM BOYS」が、10月29日に東京・帝国劇場で大千穐楽公演を開催。同舞台にて約8年主演を務めた亀梨和也(KAT-TUN)が、サプライズでカーテンコールに登場した。
2004年1月の滝沢秀明主演による初演以来、若々しく、パフォーマンス力を備えた最旬のタレントによって、大切に演じ継がれてきた「DREAM BOYS」。18年間の長きにわたり、亀梨(04~12年主演)、玉森裕太(13~18年主演)、岸優太(19~21年1月主演)、菊池風磨(21年~22年主演)らを中心に、毎年さまざまな組み合わせで上演。19年の公演からは演出に堂本光一が関わり、作品を磨き上げてきた。
このたび、現・帝国劇場最後の「DREAM BOYS」となる大千穐楽公演が10月29日に開催。渡辺と森本のほか、総勢21人の少年忍者が出演した。カーテンコールでは、渡辺が「無事に帝劇最後の『DREAM BOYS』の千秋楽を迎えられたこと、本当にうれしく思っています。それと同時に、これで『DREAM BOYS』の幕が閉じるのかと思うと寂しい気持ちでいっぱいです。僕は2年間と短い間でしたが、座長を務めさせていただいたことを、本当に皆さんに感謝したい」とキャストとスタッフ陣、観客に向けて感謝を伝えた。
森本も「『DREAM BOYS』は約20年間続いた、すごく歴史の詰まった舞台で、僕としょっぴー(渡辺)が現帝劇のラスト公演に立たせていただいたことを本当にうれしく思います。しょっぴーが(客席の上を)フライングする時、僕はステージから見ているじゃないですか。すごくいい景色でした。しょっぴーが飛んでいて、それをみんなが拍手しながら本当に幸せそうな顔で見ていて…。この空間ってやっぱりいいな、こんなにハッピーに終われて、やって良かったなと心から思いました」と感慨に浸った。
続けて、少年忍者の川﨑皇輝は「僕もここ(帝劇)に育てていただいたくらい思い出がたくさんあり、3~4カ月立っていた年もありました。現帝劇で出演させていただく最後の作品が『DREAM BOYS』で本当に良かったなと、この景色を見てあらためて感じています。帝劇が新しくなった暁には再演を願うと同時に、ぜひ皆さんまた見に来ていただけたらうれしいです。その時は、もしかしたら少年忍者の誰かがこの2人(渡辺、森本)の位置にいる可能性もなきにしもあらず…!?」と、観客の期待をあおる。
同グループの織山尚大は、「僕は、一番最初に帝劇の立たせていただいたのが中1の時でした。そこからもう8年ぐらいたつのですが、舞台に立つといまだに緊張するんです。翔太くんも僕と似ていて毎日すごく緊張されていたのですが、慎太郎くんと共に、主演としてセンターに立つ姿が本当にカッコいいなと思って。翔太くんがラスト、皆さんの上をフライングする瞬間、僕初めて人のお芝居を見て泣いちゃったんですよ…」と込み上げる思いを口にする。
続けて、「翔太くんと慎太郎くんが作り上げた今年の『DREAM BOYS』は、自分にとっていい経験になったなと思っています。これからも2人の背中を追い続けるのはもちろん、新しくなった後の帝劇にも立てるように、僕ら少年忍者で足並みをそろえて今後も頑張っていきたいと思います」と、未来に向けて力強く意気込んだ。
すると、突如劇中歌を歌いながら亀梨が壇上にサプライズ登場し、客席からは割れんばかりの歓声が。04年から12年まで計388公演、主演として「DREAM BOYS」を背負い続けてきた亀梨から、記念品として渡辺と森本に「DREAM BOYS」と名を記したガラスのトロフィーのプレゼントが贈られた。
亀梨は「久々に帝劇の0番(センター)に立った!」とうれしそうにしつつ、「僕自身、滝沢くんから主演を引き継がせてもらい、後輩たちがバトンを引き継いでいってくれて…。この瞬間に『DREAM BOYS』ができているのは皆さまのおかげです。先ほど話に出ましたが、僕自身もこの作品がまた新たな芽を、そして花を咲かせてくれることを願っていますので、引き続き皆さまから声援をいただけたらと思います。20年間、本当にありがとうございました!」と、満員の観客に感謝を述べた。
その後、一同がステージに立ったまま公開記者会見を開催。亀梨のサプライズ登壇について問われると、渡辺は「戸惑いがすごいです。だって、今朝『ラヴィット!』(TBS系)に出ていましたよね…!?(笑)」と驚きを告白しつつ、「僕と慎太郎は亀梨くんの背中を見ながらこの舞台に立っていたので、この年齢になり、自分が背中を見られる立場になったのだなとあらためて感慨を感じています。初回から今回まで全768回『DREAM BOYS』が行われていたということで、僕たちがそれを締めることができ、本当に光栄に思います」と真摯(しんし)に語る。
森本は2007年と少年時代から亀梨と同舞台で共演しており、思いもひとしおの様子で「亀梨くんとまた帝劇に立っているというのがすごくうれしくて、ちょっと言葉が出てこないです」と。すると、渡辺も「僕も、それこそさっき『DREAM BOYS』いつから出てたんだろうって写真を見返していたら、09年に亀梨くんと帝劇で撮った2ショットが出てきました! 約15年前ですね…」と明かし、共に過去を懐かしんだ。
また、渡辺は今年の『DREAM BOYS』に挑むにあたって亀梨からかけてもらった言葉が大きかったそうで、「昨年は光一くんの演出を受けていっぱいいっぱいになっていたのですが、亀梨くんに見ていただいた時に、『光一くんのスパイスをきちんと取り入れつつ、渡辺翔太という自分の個性ももうちょっと出さないと駄目だよ』と、すてきなアドバイスをいただいて…。今年はそれを踏襲するぞという気持ちで臨んだのですが、自分ではできたんじゃないかなと思っていますし、自信を持ってステージに立つことができました」と胸を張る。
一方、森本は「公演が始まってから日が進んでいくにつれて、皆さんの表情を集中して見られるようになり、感情の流れをより感じられるようになったんです。悲しんだり、笑ったり、それが最後しょっぴーが飛んでいる時に皆さん華やかな笑顔になって終わるという、エンターテインメントの素晴らしさみたいなものをこの『DREAM BOYS』であらためて感じることができました。本当に、現帝国劇場のラスト公演に立てて良かったです」と思いを。
そんな2人に対し、亀梨は「昨年の段階で言うと、実は少しの不安や迷いというのを2人から感じていて。それで今年も『DREAM BOYS』が決まった時に、主演とチャンプは誰がやるのか…という話が僕のところにもめぐって来たのですが、2人が自ら進んで帝劇に立ちたい、『DREAM BOYS』をやりたい、と言ってくれてすごくうれしかったです。2人が『DREAM BOYS』を締めてくれて本当に良かった」と、胸アツな裏話を披露した。
さらに、演出を手掛ける堂本にも言及し、渡辺は「光一くんには本当にイチから手取り足取り、語尾や動き方まで、本当に基礎を教えていただきました。かといって、何か相談に行った時には、演出家の顔から先輩の顔になるんです。その使い分けの器用さがカッコ良くて、本当に尊敬できるすごい方。そして、本当に帝国劇場を愛しているんだなと、演出していただきながらひしひしと感じていました」と尊敬の念を明らかに。
同様に、森本も「しょっぴーも言っていた基礎の部分に加えて、僕はチャンプをやる上での“軸”みたいなものも教えていただいて、新しい発見がありすごくびっくりしたんです。さらに、演出家としての光一くんの本気の思いをその時に感じて、絶対それに応えたいと思いながらステージに立っていました。ただ、時には先輩の顔も見せてくださって、忍者の子たちが固かったら声を掛けられていたり、緩急をつけて現場を作る姿を拝見できて、一緒にお仕事ができて本当にうれしかったです」と瞳を輝かせた。
最後は、主演の渡辺があいさつを。「亀梨くんに来ていただいて、本当に明るく『DREAM BOYS』の幕を閉じることができました。先ほど皇輝も言っていましたが、帝劇がリニューアルした後に『DREAM BOYS』が復活し、後輩の誰かが座長をやってくれたらいいな、というふうに僕たちも思っています。ただ、20年間続いた『DREAM BOYS』 はひとまずこれにて終了です。皆さん、本日はあらためてありがとうございました!」と声高らかに伝え、舞台を締めくくった。
撮影/東京ニュース通信社
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