「SUITS OF THE YEAR 2024」五感を刺激する受賞者に二宮和也、高橋大輔らが決定2024/10/21

日本経済新聞社 メディアビジネス ライフスタイルサイト「THE NIKKEI MAGAZINE」が主催する「SUITS OF THE YEAR2024」。今年で7回目を迎える本アワードが、11月13日に授賞式を開催する。昨年同様、会場に観客を招き、オンライン配信と合わせてハイブリッド形式での開催となる。
毎年、その時代にあったコンセプトをもとに、各分野で輝かしい功績をあげた話題の5人が選出されるが、2024年は「ビジネス」「イノベーション」「スポーツ」「アート&カルチャー」の4部門を設定。今回のテーマ「五感を刺激する」にふさわしい各部門の受賞者が決定した。

企業価値の向上や経営革新、新商品やサービス開発で顕著な功績を挙げた人物にフォーカスした「ビジネス部門」からは、株式会社オリエンタルランド代表取締役会長(兼)CEOの髙野由美子氏と、Nature Architects株式会社代表取締役CEOの須藤海氏を選出。髙野氏は、44年間にわたり深い愛情を東京ディズニーリゾートに注ぎ、ホテル事業を育てる一方、今春には話題の新エリア「ファンタジースプリングス」をオープンさせ、次はクルーズ事業への挑戦を表明。今回の受賞では、五感を満足させる「夢の国」を磨き続ける髙野氏の情熱を讃える。須藤氏は、自然界の物質にはない振る舞いをする人工物「メタマテリアル」を設計し、軽量安全な車体、振動・音響を低減した家電部品などを研究・実用化している人物。製造業のパートナーとなって、快適で心地よいものづくりを支援する技術力と豊かな発想が受賞理由となった。

新しい技術やアイデアで社会に変革をもたらす取り組みを続ける人物にフォーカスをした「イノベーション部門」からは、映画監督の山崎貴氏が選ばれた。VFX(視覚効果)制作の第一人者として、『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年)など話題作を次々と生み出し、『ゴジラ-1.0』(2023年)では迫力ある映像でアカデミー賞で視覚効果賞を獲得。誰も見たことがない世界を創造する、山崎氏の革新的なアイデアと演出力が評価された。

チャレンジ精神、フェアプレー精神で結果を残し、世界中から称賛されている人物にフォーカスした「スポーツ部門」からは、プロフィギュアスケーターの高橋大輔が受賞。スケート男子シングルの五輪メダリスト・高橋は、アイスダンスでも世界的実績を挙げ、現役引退後はアイスショーの出演・プロデュースで活躍中。2025年夏公開予定の映画『蔵のある街』にも出演し、人の心を揺さぶる表現を追求し続ける、そのチャレンジスピリットが受賞に結びついた。

芸術・文化・エンターテインメントを通じて世の中に感動を与えた人物にフォーカスした「アート&カルチャー部門」からは、俳優の二宮和也が受賞。常にエンターテインメント界の先頭を走り、国内外の映画やドラマでは卓越した演技力を発揮。さらにSNSなどネットを駆使してファンの裾野を広げるなど、情報発信の可能性を模索し続ける二宮の探究心が称賛された。
授賞式では、それぞれのキャラクターを投影したスーツと時計のコーディネートにも注目が集まる。幅広い分野から集まる“旬”の人々がどんな言葉を発するかも期待がかかる。
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