田中圭からのメッセージも！ 「わたしの宝物」舞台あいさつでシルエット撮影の裏話を告白2024/10/18 19:30
松本若菜が主演を務める、フジテレビ系の木曜劇場「わたしの宝物」（午後10：00）の舞台あいさつ＆最速上映会（第1話試写会）が行われ、松本と、Snow Man・深澤辰哉が出席。本作の見どころや、撮影エピソードなどを語った。
本作は、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って産んで育てる「托卵（たくらん）」を題材に、大切な宝物を守るために悪女になることを決意した一人の女性とその夫、そして彼女が愛した彼、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く、ひりつく大人の恋愛ドラマ。
会場に集まったファンの声援の中、客席後方からステージに歩いて登場した松本と深澤は、三上真奈アナウンサーから役どころを紹介されると、一言ずつあいさつし、配信で見ているファンに向けて笑顔で手を振った。
まず、本作のテーマである「托卵」について聞かれた松本は「托卵という言葉自体は知っていました。小学生の頃に、鳥のカッコウに托卵という習性があることを知って衝撃的でしたが、それを人間界に置き換えて一つの物語を作ると聞いて、とんでもないドラマになるなと思ったのが正直なところです」と感想を述べた。
そして、実際に撮影が始まった感想については「ある程度撮影は進んでいて、その都度、私が演じる（神崎）美羽の置かれている環境や心情が少しずつ変わってきたりするので、細かい心の機微をつけていけたらなと思いながら演じてます」と心境を語った。
そんな松本と初めての共演で、幼なじみの冬月稜役に抜てきされた深澤は「演じていくうちに、本当に幼なじみだったんじゃないかなと思わせてくれるというか…。松本さんの表現がすごくて、引っ張ってもらいながら撮影できているなと助かってます。支えてもらっています」と感謝を伝えた。
ここで、スケジュールの都合で参加できなかった、美羽の夫・宏樹役の田中圭から届いたビデオメッセージを紹介。「あのぉ、簡単に言うと暗いんですよね。北村一輝さんと一緒のシーンで、カメラが回っていない時に、『俺、暗いの大嫌いなんだよな～』と言われて『暗いですよね』と言っていたくらい、最初の方は暗め暗めの宏樹くんです」と、恐縮しながら小声で話す。
続けて、松本の印象について「若菜さんとは以前にも共演させていただきましたが、現場の全体を丁寧に見ているし、疲れた素振りも見せないし、あいさつもすごく元気よくて、女優さんらしからぬあいさつの仕方でみんなに愛される人だなと思っています」と述べ、深澤については「深澤さんて誰ですか？」とボケたかと思うと、「あんまり印象残っていない」と、劇中の関係性さながらに敵視している様子。
その後、「10月に番宣で『クイズ・ドレミファドン！』に出演した時、初めて辰哉とちゃんとお話しして、4時間を超える収録中はずっと隣にいたんですけど、僕も彼もイントロが弱くて何の戦力にもならなくて面白かったです（笑）。辰哉は、意外と抜けたところがありますが、実際は天然さんでもあるんですよ。めちゃくちゃ計算高いです。あれは、計算していますね」と振り返り、深澤の天然ぶりが確信犯であると疑っている様子。
本作について、「リアリティーがないようであるような、想像がつかないけどつくみたいな。そういう微妙なところを走るドラマだなと思っています。それぞれの登場人物の揺れ動く心のさまが、誰しもが味わったことがあったり共感したりしたことがあるかもしれない。『あなたがその立場になった時、どういう選択をしますか？』と、美羽でも宏樹でも冬月でも、それぞれのキャラクターに言えることだと思うので、僕だったらこういう選択をするかなとか、自分が美羽だったらどういう選択ができるかなと思いながら台本を読み進めて撮影をしています。スリリングで先が気になる作品になっていると思いますのでご注目ください！」とアピールした。
そのメッセージを見て「この通りとても明るいですし、私たちのことをそういうふうにおっしゃってくださって、何よりも一番現場のことを見てくれて、私と同い年であり先輩でお兄ちゃん的存在で、すごく助かっています」（松本）、「うれしいですね。圭くんが、あんなに俺をいじってくれてね。本当に圭くんはお兄ちゃんという印象ですし、若菜さんはお姉ちゃんみたいな感じです。大人の方と一緒にお仕事する機会がそんなに多くはないですし、普段はバラエティーが多いので、ドラマの現場はすごく新鮮。お二人をはじめ、皆さんに助けていただきながらいい作品が作れているなと思います」（深澤）と、それぞれコメント。三上アナから「計算された天然ぶり」と指摘されたことについての真意を問われた深澤は「どうなんですかね…。多少はね」としどろもどろになった。
次いで、大人の恋愛ドラマのオファーが来て驚いたという深澤が「まさか自分にこういう大人の恋愛ドラマのオファーが来るとは思ってなかったので、すごくびっくりしましたし、すごく考えました。繊細な作品で、自分の役どころもすごく難しいと思うので、それを果たして僕が演じてこの作品は良くなるのか、自分は演じきれるのかなど、いろいろ考えて…。でも、自分はこの作品に携わることによって、作品がよりたくさんの人たちに見てもらえるきっかけになれたらいいなと思って出演を決めました。正直、今のスキルでは到底難しいような役で作品だと思うので、日々皆さんのお芝居を見ていろいろなものを吸収しながら撮影に挑んでいます」と自信のなさをのぞかせた。
Snow Manのメンバーに、本作の出演が決まったことを話すと、「『深澤が？』『大人の恋愛ドラマ？』と、めちゃめちゃ驚かれました」と回顧。しかし、それと同時にみんなが楽しみにしてくれていると分かり「放送を見てくれると思うので、感想を待っています！」と呼び掛けた。
その後、ドラマが発表になった際のビジュアルが、主演の松本の両サイドがシルエットのみで、誰が演じるのかと考察されるほど話題になり、さらに、共演が田中と深澤ということが明らかになると大きな反響が寄せられた。その時の心境について、再び田中がVTRで登場。「シルエットの撮影する時に、どれだけぼかせば分からなくなるのかという話をしていましたが、プロデューサーさんから『これ、田中圭って分かるよね』と言われて…。自分でも田中圭って分かるなと思って、後頭部とか輪郭でも暗くしてないと、なんとなく田中圭だなとなるんです。でも、その時は、後頭部でも田中圭って分かるようになってきたんだといううれしさはありました（笑）」と、実は喜んでいたということが発覚。
深澤も分からないように工夫したらしいが、ネット上では後ろ姿でも深澤の出演を予想する人が多かった。そこで、会場に向けて深澤が、「ちなみに、シルエットで僕って分かった方？」と問い掛けると、たくさんの人が拍手を送り、バレていたことが明らかに。すると深澤が「自分たちの中でも試行錯誤しまして、本当は少し正面を向いた横顔みたいな感じだったんですけど、これはバレるぞと。じゃあ後ろ向きにしてみたのですが、後ろを向いたまま少しずつ角度をずらしていって、どこが一番バレないかというのを探りました。まさか、バレているとは思わなかったですね」と、驚いていた。
ここからは、シーン写真を見ながら撮影秘話をトークしていく。宏樹の会社に美羽が書類を届けにいったシーンや、中学の幼なじみである美羽と冬月が、大人になって図書館で再会したシーンについて話した後、松本と深澤は、記者からの「美羽のどんなところに注目してほしいか」「2人にとっての宝物とは？」という質問に答えていった。
そして、最後に主演の松本から視聴者に向けて「私たちキャスト、制作チーム、それぞれ覚悟ができています。皆さまにもその覚悟が伝わるといいなと思っています。本作に出演している方たちが、本当に素晴らしい俳優さんばかりで、それぞれ登場人物の誰かの目線になって感情移入できると思います。第1話を見ていただくと、話が進むにつれてどんどん視点が変わってくるような作品になっています。皆さまの一声が私たちの励みになりますので、たくさんつぶやいてくださるとうれしいです！」と、メッセージが送られた。
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