土屋太鳳が「女優という仕事に“初戀”してきました。どうか受け取ってください」と熱い思いを告白!! セルフプロデュース写真集「初戀。」発売2017/12/17
女優デビュー10周年を迎えた土屋太鳳の2nd写真集「初戀。」(東京ニュース通信社刊)が12月15日に発売となり、これを記念して土屋太鳳がファンとふれあうイベントが17日にSHIBUYA TSUTAYAで行われた。
ドラマや映画などで活躍中の土屋太鳳が、女優デビュー10周年を記念したメモリアル写真集を発売。20歳の記念にリリースした1st写真集「DOCUMENT」(小社刊)に続く、待望の2nd写真集は、彼女自身のプロデュースにより自身の感情のままに、激しく、そして美しい瞬間瞬間を切り取った、世間のイメージをいい意味で裏切った斬新な1冊となっている。イベント前に行われた会見では、「今回は自分でプレゼンをさせていただいて、初仕事をしてから10年という記念の作品として残せたらいいなと思ってプレゼンさせていただいたので、こういう風に形になって嬉しく思います」と写真集に込めた思いを告白。
2016年に世界的なアーティスト、Siaの「アライヴ」のMVで世間を驚かせた、激しくそして切ないダンスは土屋自身の表現者としての一面であり、今回、その振り付けを担当した辻本知彦氏による演出のもと撮影を慣行。「写真集なんですけれども、辻本先生に演出していただいて撮影させていただきました。とても自分の引き出しの無さを感じて、これからもっともっと豊かな女性にならなきゃいけないし、豊かな女優になりたいなと思えるそんな時間でした」と振り返った。
お気に入りのカットについては、「本当にたくさん撮っていただいて、8000枚くらいですかね? その中から厳選した1枚1枚なので、全部が宝物のように大事なんですけど」と前置きした上で、表紙のカットを挙げた土屋。「自分の気持ちを象徴したものっていうと、最初の表紙ですね。10年間お仕事をしてきて、(周りに)すごく素敵で魅力的な方が多い中で、自分が何を残せていけるのか、本屋さんに楽しんで置いていただけるにはどういった写真集がいいのか、何が必要かって考えた時に、今の自分ができること、お仕事でダンスをさせていただいて、辻本先生と出会って刺激をいただくことで引き出されていく表情というのが、自分にとって必要なものであり、発信していくものなのかなと思いました。その中でもお着物を着て表現をするというのは、芸能界の中で今、私だけかなと思ってこの表紙を選びました」とあふれる思いを吐露。
写真集には、絢爛豪華な美術・工芸品に囲まれた空間で着物姿の超美麗ショット、火山特有の岩肌がむき出しになった富士山裾野での幻想的なショット、遊園地や街歩きなどで楽しむ等身大の笑顔、そして物憂げな大人の女性の表情など、さまざまな土屋の“今”が詰まっているが、「コンセプトとしては、新しい自分を見つけていくっていうのと同時に、服とか場所に合った表情、あとは日本的なものを表現したかったので、日本で活躍している女優、これからも女優を続けていけますようにって願った、土屋太鳳の表情カタログみたいなものも含まれといると思います」と説明。
また、タイトルを「初戀。」と付けた理由について、自ら「説明してもいいですか?」と切り出し、最初はすごく迷っていたことを告白。「日本的な、日本語をしっかり使ったタイトルにしたいなと思ったのですが、でもなかなか見つからなくて、ある日、『兄に愛されすぎて困ってます』の公式ツイッターで『今日、初恋の日』っていうのがあったんです。その時にピンときて、今まで自分は何を表現してきたかなと思った時に、色々な役に初恋してきて、女優という仕事に対してすごく初恋してきた気持ちだったので、初恋にしようと決めました」と。
さらに「恋」ではなく、あえて「戀」という旧字体にしたのにも、土屋なりの解釈があったという。「『戀』は、言うっていう字に糸が絡まっているんですね。大事なこと、言いたいことがうまく言えない切なさだったり、もどかしさみたいなものが表現されているなと、切ない中にも激しさが詰まっている言葉だなと思ってこのタイトルにさせていただきました」と紹介。「撮影中は、とにかく常にどういった表現をできるのかなという部分で、‟初戀していた”と思います」とはにかんだ。
女優デビュー10周年を迎えた2017年。主演映画も公開され大活躍の日々だが、2017年を振り返り「変化を実感する1年だったなと思います。変化自体は去年の方があったんですけど、実感する時間がなかったので、それを今年実感して、去年蒔いた出会いの種が少しずつ出てるなって実感したので、出た芽を大切にしながら、いろんなものに恋していけたら」とコメント。「2017年を漢字一文字で表すとしたら?」という質問には、「二文字でもいいですか?」と笑わせつつ、「変化を実感して進化になるのかなと思うので『進化』です」と回答。「やり残したことはありません」と清々しい笑顔を見せた。
2018年には初の舞台を控え、現在、稽古の真っ最中。土屋は「舞台にすごく憧れがありました」と明かし、「2時間、3時間の中で、1回も止めずに集中力を切らさずに役をやるので、本番を終えて自分がどう変わっていくのか自分でもドキドキしています。ですので、舞台の前にこの写真集を残したいと思って撮影させていただきました」と。「皆さんも心を休ませたい時に劇場にいらしてください」と呼びかけた。
そんな多忙な仕事の合間を縫って、大学にも通っており「先生たちと相談しながら、卒業に辿り着こうと必死に頑張っています。女優のお仕事をしたくて、表現を広げたくて入ったので、先生方も舞台を観に行くとおっしゃってくれたり、テレビを見て応援してくださったりしています」と大学生活についてもコメント。最後はファンに向けて「今の自分に表現できること、自分しかできないことをこの写真集の中で表現しております。この写真集が皆さんの心の中に残ることを心から願っています。どうか受け取ってください」と熱いメッセージで締めくくった。
会見の途中、店内アナウンスで「土屋太鳳写真集イベントにお越しのお客様…」と流れる場面では、天井を見上げて「ありがとうございます!」とつぶやき、現場を和ませた土屋。フォトセッションでは、駆け付けた辻本氏に喜び「辻本先生が好きなカットはこれです。ちなみに(写真集には)載っていないです」と未公開カットを披露するお茶面な一面も。終始、目を輝かせながら一つ一つ言葉を選んで真摯に語り、天真爛漫な笑顔を届けていた。
【プロフィール】
土屋太鳳(つちや たお)
1995年2月3日、東京都出身。水瓶座。O型。2005年開催の「スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス」にて審査員特別賞を受賞。08年、映画「トウキョウソナタ」で映画デビュー。15年に連続テレビ小説「まれ」(NHK総合)でヒロインに抜擢。16年世界的アーティスト、Sia「アライヴ」のMVでダンスの才能を広く周知させた。17年、劇場アニメ「フェリシーと夢のトウシューズ」でヒロインの声の吹き替えとともに主題歌の作詞&歌も担当。映画「8年越しの花嫁」公開。18年は初舞台「プルートゥ PLUTO」で海外公演も経験。同年、映画「となりの怪物くん」、映画「累‐かさね‐」が公開。女優としてドラマ、映画、CMなどで幅広く活躍。
◆インスタグラム https://www.instagram.com/taotsuchiya_official/
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