「天狗の台所 Season2」駒木根葵汰が古屋呂敏の参加に喜び「4人兄弟のような…」2024/10/15
駒木根葵汰が主演を務める、火曜ドラマ9「天狗の台所 Season2」(火曜午後9:00)がBS-TBSで10月22日にスタート。それに先駆け、10月15日に記者発表が開催され、駒木根と越山敬達が登壇、塩野瑛久が映像出演した。
「天狗の台所」は、月刊漫画誌「アフタヌーン」(講談社)で2021年から連載されている田中相氏による同名コミックが原作の、ハートフルなファンタジードラマ。米・ニューヨーク育ちの少年・飯綱オン(越山)は、自分が天狗(てんぐ)の末裔(まつえい)だと知らされ、天狗のしきたりにより、14歳の1年間、日本で暮らす兄・飯綱基(駒木根)と隠遁(いんとん)生活を送ることに。そんな青年たちが、自然と共生し四季折々の食材を料理しながら、心を通わせていく姿を描く。
そんな今作のSeason2が10月22日より放送。今年8月中旬からおよそ1カ月、1年ぶりに撮影を行ったそうだが、駒木根は「1年前にも本当に濃厚な時間をともに過ごしたので、家族に会うような安心感がありました。さらに、場所も同じところだったので、もう実家のようといいますか、帰ってきたなという感じで…」と振り返る。
自身の弟役を演じる越山の成長には驚きもあったようで、「この1年間ですごく背が伸びて、声変わりもして、大人っぽくなったなと思いました。ただ、だんだん時間を共にしていくと、中身はそのままだなと(笑)。そういう部分では安心しました」と、越山を優しく見つめた。
そんな越山は「僕も、同じ場所で撮影させていただいたこともそうですが、Season1と同じスタッフさんがいらっしゃって、いい意味で楽に撮影できました」と。兄役の駒木根の印象を問われると「全然変わらないです」と即答し、駒木根から「ふざけんなよ、あるだろ?(笑)」とすかさずツッコミが。すると、越山から「本当にたくましくなられて…」と絞り出すかようにコメントをし、本人同士もまるで兄弟のような会話を繰り広げた。
なお、スケジュールの都合で同会見を欠席した愛宕有意役の塩野からもVTRでメッセージが。両名の印象について、塩野は「何よりオン(越山)がすごく成長していて、もうちょっとで背を抜かされてしまうんじゃないかな。変声期で声も変わっていて、思春期の男の子は1年でこれだけ変わるもんなんだなと感心しました。お芝居のナチュラルさ、みたいなところも成長したのかなと思っています」と。
続けて「葵汰くんとも久々だったのですが、他のドラマでは見ていたので“体重戻してきたな”など細かい変化に気付けましたし、いろいろお話を聞いて、お互い頑張っているんだなと。でも、『天狗の台所』においてはそういったことを感じさせないようなスローライフを描けたら、と思いながら挑ませていただきました」と込めた思いを明かした。
また、Season2では塩野演じる有意の兄・慈雨役で古屋呂敏が出演するのも見どころだが、駒木根はすぐに仲を深めたとのこと。越山はそんな2人に対して、「いつの間にこんなに仲良くなったんだろうと思って。3人(駒木根、越山、古屋)で待っている時とか、なんだか僕だけちょっと居場所がない時も…(笑)」とすねつつ、「鼻の高さが似ていて、横顔や寝顔がそっくりなんです!」とにっこり。
駒木根はそんな古屋の魅力を「呂敏くんは今回のキャストの中で一番年上なのですが、イジりがいもあるし、ボケたら全部ツッこんでくれるんですよ(笑)」と。続けて、「それこそ寝顔を現場で見られるのもこの作品のいいところといいますか。控え室で4人で雑魚寝したり、ボーっとしたりして、僕からしたら4兄弟みたいな感じ。すごく楽しく、Season1とはまた違った雰囲気で撮影できたのかなと思います」とその雰囲気を語った。
Season1からキャラクターの変化について問われると、「基本的にはあまり変わらないのですが、Season1でオンと再会したことで、古き良きものだけではなく、現代的なものも生活に取り入れていきます。例えば、Season2ではスマホを使うシーンが割とあるのですが、そういう不慣れなところも含めて、基のかわいらしさを見られるかなと思います」と駒木根。
対して、越山は「Season1の時よりも天狗の里を、そして隠遁生活への愛を感じていただけると思います。ただ、その内面、まだ大人になりきれていない…みたいなところは変わっていないんじゃないかな」と分析した。
さらに、塩野もVTR上で演じる有意に言及し、「Season1でも仕事に忙殺されている姿がちらっと描かれていましたが、Season2ではそれがハッキリ見えるところがたくさんあります。東京で仕事をする中で思うことがあったり、もがいたり、苦しんだりしている部分がフューチャーされるだけでなく、有意の過去についても少し触れられます。積み上げてきた有意のキャラクターをしっかり伝えられたら」と思いをはせた。
なお、今回の撮影は、駒木根いわく「みんな大人になって、Season1ほどハプニングはなかった(笑)」とのこと。しかし、「個人的には暑さとの勝負でした。日光ももちろんなのですが、火を使った料理やたき火のシーンも結構多くて。カメラの都合上、だいぶ近づかないといけず、熱そうな表情をせずに演じるのがすごく大変で…。でも、やはり頑張ればいい絵が取れるなと思ったのと、 こうやって頑張ったことを皆さまにお伝えしたくて、その時からもう今日はしゃべると決めていました!(笑)」と、自身の名演をアピールした。
最後は、駒木根が「このために1年間頑張ったんだな、と思えるぐらい魅力的なロケーションで、現場の空気感も大好きなんです。Season1をたくさんの方に見ていただき、Season2を制作することが決まったのですが、今後もそれがどんどん続いていけばいいなと。そうやって先のことまで考えてしまうぐらいすてきな空間でした」と展望を語り、会見を締めくくった。
撮影:東京ニュース通信社
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