井桁弘恵がボケたがりの犬飼貴丈に爆笑!? 「私の町の千葉くんは。」記者会見2024/10/08
テレ東系で10月9日にスタートするドラマNEXT「私の町の千葉くんは。」(水曜深夜0:30)の記者会見が行われ、主演の井桁弘恵をはじめ、山下幸輝、樋口日奈、犬飼貴丈が登壇した。
原作は「2020年 ananマンガ大賞」準大賞を受賞した、おかもととかさ氏による同名マンガ。誰しもに経験のある“初恋”をテーマに、イケメン兄弟に振り回されるハラハラドキドキ満載の話題作を実写連続ドラマ化する。
かつて通っていた高校で教師をする小野寺マチ(井桁)のクラスにやって来たイケメン転入生・千葉悠人(山下)。なんと彼は、マチの高校時代の初恋の相手・千葉悠一(犬飼)の弟で、高校時代の彼にうり二つだった。マチの脳裏に初恋の記憶がよみがえる中、飲み会で悠一と偶然再会し…。見るたびに初恋を思い出し、目が離せない弟・悠人と、高校時代の憧れで初恋相手の兄・悠一。そんなイケメン兄弟に高校教師が振り回される、トライアングル・ラブストーリーだ。
「マチは千葉兄弟に翻弄(ほんろう)されっぱなしで、出来上がった映像を見た時は、私こんな表情をしてていいんだっけ? というくらいいろんな表情をしていました」と言うほど、さまざまな感情で演技をしていることを明かした井桁。「でも、一人の時ってこういう顔するよねとか、悩んでる時ってついこんなしかめっ面しちゃうなとか、本当に本能のままに表情が動いている。そんなマチの心の様子が、自分でも見たことないくらいたくさん描かれています。あとモノローグもすごく多くて。それによって表ではこういう表情だけど、心の中ではハラハラしてるんだなとか共感してもらえる部分がたくさんあるんじゃないかなと。とにかく表情筋をいっぱい使ってます」と、にこやかに語った。
山下は「逆に悠人は、表情筋があまりなくて、ずっと笑ってます(笑)。笑顔以外はもう真剣な表情ばかりで、僕はそれが印象的だなって思います」と述べ、「マチ先生に対して真っすぐな言葉をしゃべって、そこで不意に出る笑顔はすごく魅力的だなって思いました。ギャップですかね。悠人の気持ちはすごくシンプルで、もうマチ先生が大好きってそれだけなんです」と高校生の純粋な真剣さを表現したと話す。
マチと同じ高校に勤めるスクールカウンセラーで、マチのよき理解者・坂下みどりを演じる樋口は、「みどりは常に偏りのない視点を持っているというか、マチに対してすごく達観して物事を見ながらアドバイスしたりするんです。その話す言葉には私自身もハッとさせられるほどです」と自身の役どころを述べ、「居酒屋さんやカウンセリングルームでマチと2人で会話するシーンがすごく多いです。やっぱり恋愛の話となると、ガールズトークでわちゃわちゃ盛り上がったりするイメージですけど、そういう時間ももちろん大切にしつつ、偏りのない視点を持つみどりとしては、冷静な気持ちも持たなきゃっていうのはすごく心掛けました」とバランスを考えながら演技と向き合ったと説明。
そして、犬飼の番が回ってくるとまず、「悠一として、表情筋は……」と井桁と山下が用いた“表情筋”というワードをなぞる小ボケを入れ込み、ツッコまれつつも、「悠人と同じで、そんなに動きがないクールなキャラクターです。気を付けているのは、マチにとって魅力的に見えなきゃいけないと思うので、演じる時の動き方の一つ一つがスマートに見えるにはどうすればいいだろうかと考えながら、演じさせていただいてます。僕はキュンキュンさせる役よりも、奇人変人みたいな役が多かったので(笑)。同じ作品に出ていたクールでかっこいい人たちをずっと見てきたので参考にさせていただいてます」と役作りについて述べた。
そんな犬飼について井桁は、「犬飼さんはイケメンで、かっこよくセリフを言うシーンが多いんですけど、やっぱり犬飼さんの中に眠っている『笑わせたい』という思いがすごく強いらしくて、段取りで絶対にボケるんですよね(笑)」と現場での様子を暴露し、「悠一としての映像は残らないところで、犬飼さんのサービス精神がすごくて、そこでまた現場が一気に沸くという。毎回私は『またやってるこの人!』って楽しませていただきながら撮影しています」と現場を盛り上げる犬飼について力説。
すると犬飼は「僕は皆さんより遅い時間に現場に来たりするんです。皆さんは連日の撮影で疲れてらっしゃるだろうなって空気を感じつつ、ちょっとでも『犬飼、来てくれてよかったな』って思ってもらえるにはどうしたらいいんだろう……というつもりだったんです。どうやら逆効果だったようですけど(笑)」とやや意気消沈。しかし井桁は「でもこれラブコメ作品なので、悠一としてのコメディーの部分もすごく出ていて、そこは本当に笑っちゃうくらい面白かったので、そういう意味ではありがたいです」と座長らしいフォローを入れていた。
主人公・マチがイケメン兄弟の兄と弟のどちらを選ぶのかが見どころの一つということで行われた2択から選ぶ質問コーナーでは、「初恋が実った?」という質問も飛び出した。
実らなかったと答えたのは、井桁と山下。井桁は「告白したんですけど、その時に答えをもらえなくて。告白した子が周りの子に相談しちゃったんですね。私はそれを言いふらされたように思ってしまって、答えをもらう前に『やっぱりいいや』って言っちゃったんです。ちゃんと返事を待っていたらよかったのかもしれないんですけど、なんか怖くなっちゃったんですよね」と、中学1年生の頃のほろ苦い思い出を振り返った。
山下は「小学校5年生の時なんですけど、好きな女の子ができちゃって」と語り出し、「バレンタインでその女の子からチョコレートをもらえなかったら苦しいなって。もらえても本命チョコじゃなくて、友チョコだったりしたら……とかいろいろ考えて、じゃ自分から渡しちゃおうと。チョコレートじゃなくて、マグカップを渡したんです」と積極的な行動に出たことを明かした。しかし「渡して気持ちを伝えたんですけど、『ごめんなさい』って……」とこちらもほろ苦い玉砕の思い出を回想した。
一方、初恋が実ったと答えたのは犬飼と樋口。犬飼は「小学生の時なんですけど、好きな子ができまして。その子がバレンタインの日に家までチョコレートを持ってきてくれたんです。これはもう初恋が実ったと言ってもいいのかなって、今思いました」と、山下と同じバレンタインでの成就エピソードを明かした。
樋口は、「私も小学生の時のことなんですけど、すてきだなって思ってた子からランドセルにお手紙が投入されていて」と思い出を語り始めると、犬飼がすかさず「勝手にランドセルを開けられたってことですね?」と鋭いツッコミ。さらに、「そのお手紙が真っ黒で。消しゴムで削ったら文字が浮かび上がるという……」とやや不穏な展開に周囲がざわついたが、なんと書かれていたかを尋ねてみると「カタカナで“スキ”って書かれてました」と一転して小学生らしさがあふれる話となり、井桁も思わず「かわいい! なにそれ!」と盛り上がっていた。
また、高校時代の先生に関する思い出を尋ねられると、井桁は高校2、3年生の時の担任の先生を挙げ、「進路指導で、東京で芸能のお仕事をしたいと相談してたんですけど『本当に大丈夫か』『東京でやれんのか』ってすごく心配してくださったんです。先生、応援してくれないのかなと思いつつ上京して活動を始めたら、『見てるぞ!』って連絡を頻繁にいただいて。地元でのイベントにもご家族を連れて見に来てくださったりとか、今でも気にかけていただいてるんです。すごくうれしくて励みになりますね」とほっこりする恩師のエピソードを明かした。
そして樋口は、本作に教頭先生の五十嵐修役で出演するチャンス大城の名前を挙げ、「私の保健体育の先生だった方がチャンス大城さんにそっくりすぎて、初めてお会いした気がしないぐらいでした。今回ご一緒できて、なんか懐かしいような不思議な気持ちでした(笑)」と、思い出し笑いを交えつつ説明した。
最後に、原作者のおかもととかさ氏からのサプライズメッセージが送られると、井桁は「私たちは原作ファンの方に楽しんで満足していただけるかをすごく意識してやっていますし、撮影中もどう描かれているか細かく原作を確認しながらやっています。こうしてありがたいお言葉をいただけるのは本当にうれしいです。この素晴らしい作品を作っていただいたことに感謝したいですし、最後まで作品に誠意を持って撮影を頑張りたいなと思います」と感謝の言葉を伝えた。
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