制作も舞台も福岡色あふれるアニメ「メカウデ」テレビ西日本などで10月からスタート2024/09/30
TNCテレビ西日本は、製作委員会に名を連ねたアニメーション作品「メカウデ」(金曜深夜2:00)を10月4日から放送する。同局がアニメ作品の製作委員会に加わるのは「おそらく初めて」としており「TNCは本作品の製作委員会に出資参加。福岡発のアニメプロダクション『TriFスタジオ』と協力してコンテンツを製作し、放送することで地元福岡から全国、そして世界に誇れるものを発信していきたい」とコメントしている。
「メカウデ」製作委員会はTNCのほかBS朝日、TriFスタジオ、関西テレビ、そして幹事社のポニーキャニオンの5社で構成。ポニーキャニオンのアニメ・映像事業本部プロデューサー、木下哲哉氏は「福岡県にある制作会社が(同県)北九州市などをモデルにした街を舞台として、初めてアニメのオリジナルTVシリーズを制作しました。これはアニメの業界では珍しいケースになるかと考え、福岡県から作品を盛り上げていただけるパートナーを求めたところ、テレビ西日本さんが参加していただけることとなり、とても感謝しております。弊社には、エリアアライアンス部というコンテンツを用いて地域の活性化を担う部署があり、本作では北九州市さん、テレビ西日本さん、福岡銀行さんなどと、いろいろと進めさせていただいております」と説明する。ちなみに総監修を務める松山洋氏が代表のサイバーコネクトツーも、福岡市に本社を置くゲーム開発企業だ。
物語は、ごく普通の男子中学生・ヒカルと、人間に“デライズ(結合)”することで活動できる“ウデ”型機械生命体「メカウデ」のアルマの2人を中心に、仲間たちの冒険と戦いが描かれる。時代設定は「限りなく現代に近い環境」で、キタカガミ市という架空の都市が舞台だ。
監督・原案はアニメーション作家のオカモト氏。木下氏によると「オカモト監督は大学生の時から、この作品の原案を描き貯めていたそうで“生みの親”ですね。TriFスタジオがこの『メカウデ』のパイロットフィルムをクラウドファンディングで資金調達して自主制作しました。そのパイロット版がきっかけとなり、TVアニメ化へとつながっていきます」と経緯を明かす。加えて「オカモト監督は『メカウデ』の監督、開発も行いながら、アニメーション作家として、EVEの『あの娘シークレット』や『アンビバレント』、天月の『スターライトキセキ』、オーイシマサヨシの『神域アルゴリズム』といったミュージックビデオも手掛けており、多才な作家さんだと思います」と評価する。
キャラクターデザインには「呪術廻戦」の総作画監督や「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」のキャラクターデザインを務めた西位輝実氏を起用。音楽は『進撃の巨人』や『キングダム』を担当した澤野弘之氏、KOHTA YAMAMOTO氏らが参加している。
声の出演者では「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」のポップ役や「ユーリ!!! on ICE」の勝生勇利役を務めた豊永利行と、「銀魂」の坂田銀時役や「鬼滅の刃」の悲鳴嶼行冥役だった杉田智和が、本作の主演を担う。ほかにも主役級の名前が目白押しだ。
TNC以外の放送開始日時は公式ホームページを。見逃し配信も予定されている。
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