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NEO EXILE、4組そろっての初公演を開催! 持ち曲全曲披露のSPライブで魅せる2024/09/25

NEO EXILE、4組そろっての初公演を開催! 持ち曲全曲披露のSPライブで魅せる

 9月23日、NEO EXILEの4組のアーティスト・LIL LEAGUEKID PHENOMENONTHE JET BOY BANGERZWOLF HOWL HARMONYが勢ぞろいした初の公演「NEO EXILE SPECIAL LIVE 2024」が、東京ガーデンシアターにて行われた。

 ライブ直前に行われた囲み会見で、NEO EXILE初のライブに向けて意気込みを聞かれると、THE JET BOY BANGERZの田中彰は「見てくださる皆さんに少しでも楽しんでもらえるように、リハーサルからみんなでアイデアを出し合いながら切磋琢磨(せっさたくま)して作り上げたライブなので、持ってきたものを全力で出し切りたい」とコメント。

 KID PHENOMENONの遠藤翼空も「今回のライブに向けてギリギリまで練っていた」と言い、「手の込んだライブになっているので、本番はリハーサルよりももっと熱のこもったパフォーマンスをお届けできるように頑張りたい」と語った。

 さらに、WOLF HOWL HARMONYのGHEEは「NEO EXILEの4グループが集まるライブということで、自分たちにとっても意義のあるライブにしたい」と意気込み、「来ていただいたお客さんには絶対に幸せになって帰ってもらいたい」と熱い思いを口にした。

 ライブのこだわりについて、LIL LEAGUEの岩城星那は「LDHが主催した『iCON Z』というオーディションから生まれたグループなので、EXILE TRIBEとしての自覚も大事にしながらライブを作り上げていった」としつつも、「次世代を担うアーティストなんだと自分たちを奮い立たせながら、どれだけ自分たちがこれからの未来を想像させるような化学反応が生み出せるかはこだわったところ。ライブ中でもグループ同士の掛け合いがあるので、ぜひそこも楽しみにしていただけたら」と呼び掛けた。

 ライブが始まると、満席の東京ガーデンシアターに「楽しむ準備、できていますか!」という声が。メンバーが順に声のみで会場に向かってコール、それに応えるようにして客席も一斉にフラッグを揺らし、クラップをしながら声を出していく。

 まず登場したKID PHENOMENONは冒頭から華麗なダンスを見せ、続いてTHE JET BOY BANGERZは宇原雄飛のラップから始まる歌声を響かせ、パフォーマーが一糸乱れぬダンスで盛り上げる。WOLF HOWL HARMONYは力強さと透明感を併せ持つボーカルを披露、そしてラストに登場したのはLIL LEAGUE。総勢27人がそろったステージは圧巻だ。

NEO EXILE、4組そろっての初公演を開催! 持ち曲全曲披露のSPライブで魅せる

 ここからは、各クループがそれぞれパフォーマンスを見せていく。まずはLIL LEAGUEが「GATEWAY」を。「東京行くぞ!」という絶叫に会場も大歓声で応える。「HYPE UP」と続き、トップバッターとしてしっかりと会場を盛り上げる。

 宇原の「ぶち上がる準備できてますか!」と登場したのはTHE JET BOY BANGERZ。「Jettin’」でしなやかなパフォーマンスを見せつつも、宇原、エイロン、石川晃多のボーカル陣が会場を煽り、「PHOTGNIC」へとつなぎ、エネルギッシュなステージで魅了した。

 間髪入れず登場したWOLF HOWL HARMONYは「Frozen Butterfly」で4人ならではの美しいハーモニーを奏でていく。心地いいほどに歌声の息が合うメロディに会場が酔いしれたところで、ダンサブルな「Pink Flash Lights」で魅せ、会場を煽り熱を上げていった。

 最後に登場したのはKID PHENOMENON。山本光汰と遠藤の伸びやかな歌声、ラップ、ダンステクニックと魅力をギュッと詰め込んだ「存在証明」、さらに「Ace In The Hole」で会場を盛り上げた。

NEO EXILE、4組そろっての初公演を開催! 持ち曲全曲披露のSPライブで魅せる

 各グループがあいさつ代わりとも言える楽曲を歌い終えたところで、続いてはLIL LEAGUEがたっぷりとステージを見せていく。「Lollipop 」「Beat Loud」とパフォーマンスし、山田晃大、岡尾真虎、百田隼麻、難波碧空、中村竜大、岩城の順に自己紹介をラップでつなぐ「48 BARS RELAY」でより会場を盛り上げていく。

 岩城は、改めて来場の感謝を伝えた後、「次の楽曲はせっかくこういう機会を頂いているので」とバラード曲を。大切な人を思い浮かべながら聴いてほしい、と「15分」「YADA」を今日限りの特別バージョンで届けた。さらに「一緒に踊って歌って楽しんで行きましょう!」と呼び掛け、「The Walk」「Hunter」「Coloring Book」と盛り上げたところで、THE JET BOY BANGERZにバトンをタッチ。

 古嶋滝が「ここにいる全員でぶちあがろうぜ!」と言い、真っ赤なライティングの中、ラップでTHE JET BOY BANGERZの空気を作り出す。会場の視線をくぎ付けにしたところで「TEN」へ。さらに、「What Time Is It?」からKID PHENOMENONがフードをかぶった姿で「OMW」をクールにキメる。

NEO EXILE、4組そろっての初公演を開催! 持ち曲全曲披露のSPライブで魅せる

 そして、「OMW」の曲終わりに登場したのはGHEE。WOLF HOWL HARMONYが「ピアス」をパワフルな歌声を響かせる。会場の雰囲気を変え傘を持ったSUZUKIが登場し、「Sweet Rain」へ。メンバーそれぞれが傘を持ち、その世界観をより際立たせていく。

 WOLF HOWL HARMONYがステージに置いていった傘を手にとる影が映し出され、THE JET BOY BANGERZのステージへとバトンをつなげる。先ほどまでのパワーあるステージから一転、しっとりと「WEEKEND」を歌い上げる。椅子やジャケットを使ったパフォーマンスで、甘い歌声を盛り立てていく。さらに「ゆっくりと僕たちの音楽を楽しんでいただければ、と思います」と宇原がコールしたのは「CITY LIGHT」。宇原とエイロン、石川がその歌声で魅了した。

 そんな雰囲気を引き継ぐように、先程までよりも大人っぽいスタイリングで登場したのはKID PHENOMENON。テーブルやソファといったセットも巧みに使いつつ、「Purple Dawn」を披露。どこか街並みを感じさせるようなステージセットが楽曲のムードを高めていく。

NEO EXILE、4組そろっての初公演を開催! 持ち曲全曲披露のSPライブで魅せる

 入れ替わるようにして登場したWOLF HOWL HARMONYは「Love Triangle」。こちらは赤い花をまるで女性に見立てたような演出でステージを艶やかにしていく。SUZUKIがその花をポトリと落とす姿が絵になる。ラストはHIROTOが花を拾い上げ、軽く口づけて締めくくり、キュートさも垣間見せつつも大人っぽいステージを展開した。

 ステージを引き継いだKID PHENOMENONは遠藤のソロから始まる「Show U Light」。しっとりとした空気感から変化していく。先ほどまでが夜だったのなら、まるで夜明けに向かっていくような楽曲を華やかに届けた。

 冒頭から走り続けてきたライブだが、ここで小休止。KID PHENOMENONのメンバーがこれまでのステージを振り返る。夫松健介が「一夜限りということで、この日のための練りに練った演出だったわけですけど、印象に残ったものはありますか」とメンバーに問い掛けると、真っ先に手を挙げたのは川口蒼真。

 すると、WOLF HOWL HARMONYの「Love Triangle」を挙げ、「すごい演出がおしゃれだな、と思って。お花の演出、僕の勝手な憶測なんですけど、MVで女性をみんなで奪い合うようにしていたのをお花に見立ててやっていたのかな、と思ったり」と言うと、HIROTOが声だけで登場し、「蒼真が言ってくれていたように花にもこだわっていて。アネモネというお花を使わせてもらっているんですけど、花言葉が三角関係っていう意味がありまして」とこだわりを説明し、KID PHENOMENONのパフォーマンスについては「『OMW』みんなのそろい具合が半端ないというのを感じていました!」と称賛した。

NEO EXILE、4組そろっての初公演を開催! 持ち曲全曲披露のSPライブで魅せる

 鈴木瑠偉が挙げたのはLIL LEAGUEの「15分」。「ピアノアレンジバージョンがすごくしみました。…からのサブライズ『YADA』! あれも聴けたのがうれしかった」という言葉に応えたのは百田隼麻。「今回、初のピアノバージョンということで、僕らも緊張しながらやらせてもらいました」と語った。

 岡尾琥珀はTHE JET BOY BANGERZの「WEEKEND」をピックアップ。「うわさによると今日のためだけに用意されたパフォーマンスとお聞きしましたけれども」と言うと、「僕たちも自分たちのバラード曲を10人で披露したのは初めてで、今日のために椅子やジャケットを使って踊らせてもらいました」と田中が明かした。

 KID PHENOMENONがコール&レスポンスをした後、ここからはスペシャルライブならではともいえるグループのコラボレーションを展開していく。LIL LEAGUEがステージに加わり、まずはKID PHENOMENONの「Wheelie」を。コラボパート1組目らしく会場を思いっきり盛り上げた所でLIL LEAGUEとTHE JET BOY BANGERZでLIL LEAGUEの「飛龍-FeiLong-」をパフォーマンス。入り乱れてのステージは迫力が増し、それぞれのグループが渾身(こんしん)のパフォーマンスを見せる場面も。

 続いてはTHE JET BOY BANGERZの「BOYS-TJBB Anthem-」をWOLF HOWL HARMONYと共に歌う。歌声を交わすところもあれば、14人での息を合わせたダンスも見どころだ。

NEO EXILE、4組そろっての初公演を開催! 持ち曲全曲披露のSPライブで魅せる

「ここから皆さんの声を聞かせてください」と宇原がRYOJIと共にコール&レスポンスし、ライブ終盤に向けてさらに盛り上げたところで、グループコラボラストはWOLF HOWL HARMONYとKID PHENOMENONによる「Sugar Honey」。夫松とGHEE、遠藤とRYOJIが歌声を重ねるところもあり、スペシャルライブならではのハーモニーを届けた。観客も音に身を委ね、一緒に体を動かし、音を楽しんでいく。

 続いて少しコラボレーションの形を変えて。各グループのメンバーが入り乱れてLIL LEAGUEと共に楽曲を歌唱。まず「タングステン」にはエイロン、田中、古嶋、「アイドンケア」は夫松、佐藤峻乃介、石川晃多、田中、古嶋、GHEEが加わりパフォーマンスを披露する。

 次に遠藤、岡尾琥珀、鈴木瑠偉、宇原、佐藤陽、NOSUKE、佐藤蒼虎、SUZUKIによる「Monster」でよりエネルギッシュなステージを見せていく。ラストは「HEAVY GAMER」。山本光汰、川口蒼真、桑原巧光、中村碧、RYOJI、HIROTOで全員が楽しげにステップを踏み、笑顔を弾けさせた。

NEO EXILE、4組そろっての初公演を開催! 持ち曲全曲披露のSPライブで魅せる

 そして、27人がステージに勢ぞろい。THE JET BOY BANGERZの「Banger」では 全員が手を振り一体感を楽しみ、RYOJIが「タオルをぶん回す時間がやってきましたよー!」とWOLF HOWL HARMONYの「You&I」へ。さらに、LIL LEAGUEが「Okay」、KID PHENOMENONが「ONE DAY」 を熱唱。全員で肩を組み、歌う様子はそれぞれの絆が感じられるようだった。

 夫松は「自分たち4グループでいつかみんなで届けたいね、という願いがかなった場所なのかな、と」と言い、そして「こんなにたくさんの方がお越しくださって本当にうれしいです!」と喜びをかみしめ、ラストは「Higher」でステージと会場の心を一つにし、本編を締めくくった。

 興奮覚めやらぬ中、アンコールではまずTHE JET BOY BANGERZがTVアニメ「青のミブロ」(日本テレビ系)の主題歌を務めること、LIL LEAGUEが全国ツアーを行うことを発表。その空気の中、LIL LEAGUEが「Youth Spark」を披露。WOLF HOWL HARMONYは「新曲持ってきたぞ!」とサングラスをかけて登場し、10月11日リリースの「ROLLIN’ STONES」を初演。これまでの彼らの楽曲とは少し異なる、ロックな楽曲で会場を沸かせた。

 THE JET BOY BANGERZも「UNBREAKABLE」を初披露。思わず体が動いてしまうようなキャッチーな楽曲でグループの新たな可能性をのぞかせ、さらにKID PHENOMENONは新たなグループの個性を提示するかのような「Unstoppable」をアグレッシブに届けた。

NEO EXILE、4組そろっての初公演を開催! 持ち曲全曲披露のSPライブで魅せる

 それぞれが可能性を感じさせる新曲でファンを楽しませたあと、宇原がアンコールのお礼を改めて述べ、この日解禁されたLIL LEAGUEの全国ツアーについて触れた。話を振られた山田晃大は「実は今日、皆さんに招待券を渡していたんですよ!」と一度袖に行き、持ってきたのはオープニングで着ていた衣装。そこにはツアータイトル「LlaL PARTY」の文字が。「今日会場に来た人、見た人には招待券を渡しました!」ということで、ツアーへの来場を笑顔で呼び掛けた。

 WOLF HOWL HARMONYのRYOJIは「やり残したことがあります!」と言い、会場とコール&レスポンスして満足げ。これからに向けて熱い思いを語りつつも、来場したファンもここに来るまでにいろんなことがあったはず…と言い、「自分自身にも拍手をしませんか!」と声を掛け和ませた。

 KID PHENOMENONの佐藤峻乃介はここまでで全43曲の楽曲を歌い切ったことに触れ、「こうして4グループでステージに立てたことも、この曲数をできたのもうれしい」と表情をほころばせた。

 THE JET BOY BANGERZの田中はアンコールでのパフォーマンスを振り返り、「新曲をこのステージで初披露できたのがうれしい」と言い、「オープニングからみなさんのバイブスがすごくて、ライブって楽しいな、と思いました」と語り、これからもNEO EXILEの4グループでさらに盛り上げていくことを誓った。

 そして、ラストは「LOVE RED」「C’mon」「RAGING BULL」「Rollah Coaster」をメドレーで。客席に降り、よりファンの近いところで届け、約2時間40分のライブを駆け抜けた。4グループそれぞれが飛躍を誓った今回のライブ。ここはまだ始まり。これからの彼らの未来に心躍らせずにはいられない。

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