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林修、人生100年時代に「お金を通して見る世界」を語る 「LIFE IS MONEY」スタート2024/09/25 10:10

林修、人生100年時代に「お金を通して見る世界」を語る 「LIFE IS MONEY」スタート

 林修がMCを務める、新感覚の経済番組「LIFE IS MONEY~世の中お金で見てみよう~」(火曜午後11:06)が、テレ東系で10月1日にレギュラー番組としてスタート。放送を前に取材会が行われ、林をはじめ、清水昇プロデューサー、進行の角谷暁子アナウンサーがレギュラー化への意気込みや番組の見どころなどを語った。

 「LIFE IS MONEY」は、これまで3回の特番で「世の中お金を通して見てみると…今まで見えなかったものが見えてくる」というコンセプトのもと、ここ数年で劇的に変わったお金にまつわる事情を数々取り上げてきた。「モノの値段を細かく解体」し、「何が値上がりの原因なのか」や、「モノの値段をピンからキリまで見る」ことで、新たな発見があるはず。心が豊かになり、懐も豊かに…なるかも!? そんなテレ東ならではの新感覚の経済番組だ。今年は、新NISAが始まり、人生100年時代、「投資もやはり必要だ」と感じた人も多いよう。そうした中で林をMCに迎え、得する情報も満載でおくる。

 取材会冒頭で清水プロデューサーは「この番組、過去に3回やっていまして、ついにレギュラー化ということで、望んでいたこの日が来たなと。3回やって、林先生とどうにかレギュラーをしたいと思って10年ぐらい経ちますが、やっと今回、それが実って今日のこの日を迎えました」とレギュラー化への喜びを伝えた。

 続けて「先ほど収録をしてきましたが、やはりお金の話は、ゲストの皆さんも含めて興味がある。いい意味でみんながお金に興味を持って、敏感になって、それの面白いところを伝えられたら。毎週あるのでネタ集めは大変ですが、いくらでもネタはあると思っています。これから林先生と角谷に面白いと思ってもらえるVTRを作っていきたいです」と意気込みを述べた。

 林は「特番3回を見て、ユニークな切り口でVTRが非常によくできていると思っていました。また、レギュラー化ということで、クオリティーを維持できるのかという不安が少しあったのは事実ですが、少なくとも今日の収録に関しては特番のクオリティーがしっかり維持できていて、他にはないユニークな切り口のものも目立ちました。テレ東と日経新聞のいいハーモニーを生み出しています」と収録を振り返り、手応え感じた様子。

 角谷アナは「テレビ東京は経済報道を軸としてこれまで長くやっていますので、経済を扱うノウハウが、しっかりあると自負しています。私も入社してから今8年目で、ずっと経済ニュースに携わってきて、お金にまつわる気になるところや、ニュースの引っかかるところはあるので、そういった目線や、テレビ東京が持つ経済に関するノウハウをこの番組で生かせると思っています」と自信をのぞかせた。

 さらにレギュラー化にあたって「この番組は、私たちの普段の消費の現場に近いところにヒントを得て、お金で世界を見てみようという番組なので、多くの方に見ていただけるんじゃないかと。経済ニュースがちょっと難しいと思っている方にも、その予習をする場として見てもらえるのではないかと、今日の収録で感じました」と本番組の魅力を伝える。

 それを受けて、清水プロデューサーが「『WBS(ワールドビジネスサテライト)』とか『ガイアの夜明け』とか、報道局の番組がたくさんあるんですが、この番組はその入り口。この番組を見て経済の面白さを知って、『WBS』をも見てもらって。もしかしたら5年後ぐらいに林先生が『WBS』のキャスターになってるかもしれません」と林に振ると、林は「いや、キャスターはずっと女性がされていますからね(笑)」と首を振った。

 さらに清水プロデューサーから「先生、この番組での野望はありますか?」という質問をされ、林は「僕は小さい頃から野望がないんですよ(笑)。結果的に今生きているだけで、先に何かしたいとか、有名になりたいとか、お金が欲しいと思ったことがないんですよね。あえて言えば、いい意味でイカれた楽しいメンバーと、この世の中の変化を正しく伝える番組を1日でも長くやれたらいいなと。それが強いて言えば野望ですかね」と笑顔で答えた。

 また、記者からの「お金の価値観は年とともに変わってきたか」との問いに、林は「ないですね。僕は昔から収入が少なくても使う。借りてでも使う。今収入が増えていますが、やはり使います。だから若い頃は借金を抱えたわけで。お金の稼ぎ方では世の中もっともっとすごい方がたくさんいらっしゃいますが、浪費の仕方では日本の中でも結構上位にされるぐらいの実績はあるなという自信はあります」とキッパリ。

 そして、番組を通して知った林の意外な一面について、角谷アナウンサーは「収録の最中、もう少しお話を伺ったらいいかなと思う方にすっと質問をされるなど、ご一緒する中で細やかなところに気付きまして。本来だったらアナウンサーがするべきことかもしれないなと。予備校の先生でいらっしゃる林先生から、私はテレビの番組で働くことについても教わっている感じがするので、そういう意味では私にとっても先生だと思っています」と語ると、林は「今、上手に言っていただきましたが、言葉を変えると角谷さんの仕事を単に横取りしているだけですね(笑)」と茶化した。

 林が個人的に気にしている、お金にまつわるトピックスは「円相場ですね。この間の利下げでもっと一気に円高に行くと思ったら、1日ぐらいですぐ142〜143円まで戻って。この状況で上田(日本銀行)総裁がね、追加利上げに自信なんて記事が出ますから、どうなるのかっていうところ。ビットコインの価格は1日に50回チェックしています。寝ている間は下がっているのに、起きると結構上がっていて、僕に買えないようにしているんじゃないのかと。今のところまだ持っていないんですが、一応口座も開いて準備はしてあるんです」と明かし、「投資を推奨しているわけではないですが、今年新NISAが始まって、自分の資産形成をちゃんとしなくちゃいけない時代かなと思っているので、新NISAなど皆さんが興味のあることも少しやっていきたいとは思っています」と番組のプランを述べた。

 取材会終盤に清水は「『LIFE IS MONEY』は地上波で始まります。そして、もう一つ、9月28日からテレ東BIZで『LIFE IS MONEY 特別版 林会議』(午後5:00)の配信が始まります。“金を生む会議”という言い方もしてますが、1回目は有楽製菓のブラックサンダーの話をします。ある課題に対して林先生とどう対応していくかを考えていく番組で、有楽製菓からは、社長さんと4人の社員の方に出ていただき、林先生と池谷亨チーフコメンテーター、新人の古旗笑佳アナが一緒に会議をしているんですが、思ったより有楽製菓の方が喜んでくれました」と、テレ東BIZオリジナルコンテンツ「LIFE IS MONEY 特別版 林会議」を紹介。

 「林会議」配信の経緯について、清水は「世の中の人があまりいい会議をしていないんじゃないかという思いがあって、会議をすることの有益さや自分たちの会議を見つめ直すのはどうだろうと、先生に相談したら『会議に意味はあるのか』とおっしゃって」と話すと、林は「日本の会議は、声の大きい人の話が通る。そして下が一生懸命積み上げたものを上の人間が無神経にひっくり返す。それで、何のためにあの会議やったんだっていう。その無意味で愚痴を言う会議をもう1回みんなでやるっていうイメージしかなかったので。だから会議なんかしなくても、有能なトップがトップダウンで一気に決める方が有意義だよねと申し上げたのですが、やってみたらそうでもなかったです」と告白した。

 続けて清水プロデューサーは「僕自身もテレビ東京でやっている普段の会議じゃない、もっと新しい会議を提案したいなと思って、この間、1回目をやったら比較的うまくいきました。面白い会議のやり方が分かって、自分たちの会議を見つめ直すのはいいことなので、今後も1カ月に1回配信をしていきます。『LIFE IS MONEY』も『林会議』も、林先生と一緒にやりたい、林先生とやると面白いことができるんじゃないかという思いもありました」と林をリスペクト。

 林は「僕ももう59歳で先が見えているので、ここでの実績を積むことが将来の社外取締役のオファーにつながる可能性もあるなと。かつて課長だった島耕作も今、社外取締役になっていますので(笑)。ちょっとそういう路線も開きうるように頑張っていきたいと個人的には思っております」と本音を明かすと、清水は「先生の野望がありましたね(笑)」と笑いを呼び、「知って考えるというスタンスで林先生と角谷と僕たちでやっていきたいなと。新しい情報を出していくし、知った後に何かを考えることが共通して2つの番組にありますので、その辺を見ていただければなと思います」と期待を込め、取材会を締めくくった。


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