「若草物語」堀田真由らが役作り秘話明かす。四姉妹の“ドツボ”な人物も明らかに2024/09/24

日本テレビ系にて、堀田真由が主演を務める連続ドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」(日曜午後10:30)が10月6日スタート。それに先駆け、9月22日に制作発表が開催され、四姉妹を演じる堀田、仁村紗和、畑芽育、長濱ねるをはじめ、一ノ瀬颯、渡辺大知、深田竜生(少年忍者)が登壇した。
今作は、アメリカの作家、ルイザ・メイ・オルコットが手掛けた不朽の大ベストセラー「若草物語」が原案。「もしあの四姉妹が令和ニッポンに生きていたら…」という着想から、舞台を大胆に現代に置き換えて描かれる、社会派シスターフッドコメディーだ。ストーリーの中心となる町田家の四姉妹を、堀田(次女・涼)、仁村(長女・恵)、畑(四女・芽)、長濱(三女・衿)が演じる。
そんな今作の制作発表が9月22日に開催され、四姉妹役の4人のほか、一ノ瀬、渡辺、深田が登壇。まず、現場の雰囲気について、堀田が「めちゃくちゃ楽しいですね。ようやく最近セットでの撮影が始まり、四姉妹でいることが増えて、結構みんな前室にいますよね。ずっと話していて楽しいです」と語れば、仁村も「本当に(話している)内容が姉妹なんです」と同意し、既に四姉妹の絆が深まっていることをうかがわせた。

また、堀田は涼を演じるために人生初のオン眉ぱっつん前髪&パーマに挑戦したといい、「町田家は庶民派で、特に涼はカジュアルな性格だと思っているのですが、そういった部分をどういうふうにビジュアルで出そうかなと考えた時に、涼はよく走るシーンがあるので、髪に動きがあった方がその躍動感が見えるかな…と。あと、私の勝手なイメージですけど、こういう前髪の方をされている方って、心(しん)が強く、こだわりを持っていらっしゃるイメージがあるので、ビジュアルの面はこういうふうに作りたいと最初にお話ししました」と見た目へのこだわりを告白。
仁村演じる恵は彼氏・大河(渡辺)との結婚を夢見る女性だが、仁村自身は「(結婚)したいなとは思いますが、そこまでこだわらない」と。「なので、そこは恵と違うなと思っていた部分で。あと、実際の私は末っ子なので、自分のお姉ちゃんにインタビューしたりしたりして役作りをしてきました。この4人の中では一番地に足が着いているキャラクターで、ある意味ツッコミ役みたいなところもあるので、しっかりその辺の使命も果たしていけたら」と意気込んだ。
なお、四女・芽役の畑は実際に自身も末っ子といい、「自分にすごく近いキャラクターですね。自分ではそう思わないのですが、紗和ちゃんにも『(芽育ちゃんも)人の懐に入るのがうまい』と言ってもらったり…。22年間末っ子として生きてきて、人生で得たものがお芝居に生かされているなと思いながらやっています」とほほ笑んだ。

一方で、長濱演じる衿は秘密の多い役柄で、現段階で言えることが限られているとのこと。しかし、「四姉妹の中では涼と特に仲良しで、2人の間には特別な絆があります。なので、撮影の時も真由ちゃんといることが多くて。結構人見知りしがちなのですが、真由ちゃんとは同い年なのもあり、最初から姉妹や双子のような、友達のような感覚になれて、近い距離間で撮影が始められたので、とてもうれしかったです」と明かした。
そんな四姉妹を取り巻く男性陣から、涼に20年間片思い中の幼なじみ・行城律役の一ノ瀬は「はたから見ていても本当に姉妹みたいな感じで、すごく楽しそうで…ちょっとうらやましくもあるのですが、すてきだなと思います。でも、皆さん僕にもすごく良くしてくださって…」と評すると、仁村が「いつも会話に入ってきてくれる」といい、堀田も「四姉妹のどツボにハマっている(笑)」と打ち明け、そのイジられキャラぶりが明らかに。そんな一ノ瀬に、仁村は「おしゃべりが好きで、『今その話する!?』っていうようなことを話してきたり、そういう面白さがある人なので、いつも現場を盛り上げてくれています」とにっこり。

次に、恵の彼氏・小川大河役の渡辺は、自身の役柄について「モラハラ気質で、なんかもう(恵に)いらんこと言いまくってるんですよ。脚本を見てびっくりしましたし、僕自身もイライラして…」と苦笑い。しかし、彼女役を演じる仁村は「大知くんが(モラハラ気質と)かわいらしさとの絶妙なバランスで演じてくださるので、“きっと恵はこういうところがかわいいと思って一緒にいるんだな”っていうのを分からせてくれる」と役柄を分析。
渡辺も「そこの点に関してはすごくこだわってやっています」と話し、「文字で読むとよろしくないといいますか、『このご時世に何を考えているんだ?』『ドラマでこれ本当に言うつもり?』みたいなセリフがあるんですけど、そんなに悪く聞こえない絶妙なところを、今までの経験を全部駆使してやっていこうと(笑)。そして、このドラマを見てくださる方の中で、もしかしたらこういうこと言ってしまってるかも…という方のための反面教師としても、僕はカメラに向かって『本当に大丈夫か? 自分の胸に問いただしてみろ!』と伝えていけたら(笑)。温かく見守っていただけたらと思います」と熱く語った。

そして、芽の通う服飾専門学校のクラスメートで、ミステリアスで訳ありな沼オトコ・沼田灯司役の深田は「僕自身とは真逆な役柄だと思います。僕はミステリアスでもなく、クールでもなく、訳もなく、沼でもないので…(笑)」と役と異なるというが、芽を沼らせるキザなセリフも見どころの一つ。それに対して畑は「自分のことをカッコいいいと思っている人が言うようなセリフが多く(笑)、ハードルが高いと思うのですが、その落とし込み方がすごいなと思っています」と称賛。
それを受け、深田は「僕はまだお芝居をたくさんやらせていただいてるわけではないのですが、どんどんお芝居をやっていきたいなと思っていて。自分とは似ていない役という新たな挑戦をさせていただけた、この経験を今後にも生かしていけたら」と前を見据えた。

最後は、一同を代表し堀田が「涼を演じていて、より自分自身と対話する時間が増えたなと思うのですが、“幸せ”や“大切なもの”にはみんなそれぞれに基準があって、きっと正解も不正解もないんです。そうは思っていても、世の中に出ると人と比べて劣等感や焦燥感を感じてしまって、自分らしくいることって本当に難しいなと私も思っていて。このドラマに出てくる登場人物たちも同じで、悩みながら、もがきながら、そして失敗もたくさんしながら成長していく姿というのが、きっと視聴者の皆さんの背中を押せるんじゃないかな」と作品を通して伝えたい思いを話す。
続けて「自己肯定感を上げてくれる物語になっていると思いますし、1話から最終話まで、それぞれが成長していくさま、どういう選択をして幸せをつかみ取るのかという過程を、視聴者の皆さんに見守っていただけたらいいなというふうに思います」と呼び掛け、会見を締めくくった。

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